離婚裁判になっても良いというメンタルで離婚調停には臨むべし①

 

 

 かつてどんなに好きになった相手だとしても、離婚調停の相手は格闘技の敵だと思わなければなりません。自分で自分の感情に振り回されない様、一番楽しかった頃の記憶は封印する必要があります。

 

 特に2度目の離婚調停の場合、離婚を回避する事は殆ど無く、争う内容は下記に挙げられる離婚の条件になります。

 

 

 ・財産分与の額(共有財産の処分や負担分の金額相殺後の精算)

 ・慰謝料の額

 ・厚生年金分割の割合(裁判所を通した場合 通常は50:50)

 ・子どもの親権

 ・子供の養育費(大学卒業までの生活費・学費の援助)

 

 

 うちの場合、子どもは調停開始時点で成人なので以下が焦点になります。

 

 ①財産分与と慰謝料の額を一万円でも上げる事、

 ②子どもが希望するまでの学費(大学院進学なら大学院卒業まで)の援助を確約させる事

 

 

 第一次離婚調停とは違い、私は代理人であるN弁護士以外には、調停委員や裁判官に自分の気持ちを理解して貰う事は期待しない覚悟が出来ていました。

 

 カウンセリングを受けたり自分で心理学の勉強をしながら、自己の心の傷や認知の歪みの癖に向き合ったお陰で、被害者意識の塊だった以前とは違い、自分を客観視することが出来る様にもなっていました。

 

 

 ただ、同情をされやすい雰囲気は必要だと思いました。強すぎる女に同情してくれる人は殆どいません。社会心理学でも学びました。

 

 相手の罪悪感に訴える必要があります。

 調停委員をしている方たちは法曹界の専門家ではないので、感情的に同情する方に有利に調整をする心理的傾向があります。

 

 

 ただ仕事ゆえに、精神的に弱い説得しやすい方を説得した方が調停は早く決着が着きます。

 よって、”この人説得しやすそうだな”と思われたら、自分の主張を受け入れて貰いにくくなる、という負の側面も持っています。

 

 その辺りの微妙な印象操作が大切になってくるな、と心理学を勉強したがゆえに、私は思うようになっていました。(ちょっと嫌な女かもしれません💦)

 

 

 調停は恐らく1年位は続くでしょう、とN弁護士は言いました。

 

 その後離婚裁判になれば、さらにまた1年近くは結審するまでにかかると思います、と言われ、私はあと2年は裁判所で闘うつもりで緊張感を保つ必要がある、と戦々恐々としていました。

 

 

サレ妻復活日記33 に続く