欠点は長所にもなりうる

 

 日本人の自己肯定感は世界的に見ても低い割合が多い様です。

 

 謙遜する事が美徳とされた文化的な背景がその最大の理由だと思います。

 

 私も自己肯定感の低い人間です。うちの母親が滅多に身内を褒めない人間だったからです。

 

 しかし、リフレーミングという手法を用いて、短所が長所に切り替わるという事を知ってから、私は自分の短所(理屈っぽい、短気、感情的)が、見方を変えれば長所(理論的、反応が早い、感情豊か)に切り替えられるという事を知りました。

 

 

 リフレーミングとは、物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、違う視点で捉え、ポジティブに解釈できる状態になることです。

 

 1つの出来事や事実に対し、幅広い視点で考える事で、強いメンタルを維持できる事を目標にした、コミュニケーション心理学の一手法です。

 

 水が半分入ったコップの話を聞いた事はありませんか?

「半分しか入っていない」と考える人と、「半分も入っている」と考える人、どちらが幸せでしょうか?

 

 

 

 物事の捉え方を反対側からも見る事で、私は自分の性格だけではなく状況判断までもを、少しずつ楽観的かつ客観的にとらえる事ができるようになってきました。
 
 数年前まで超悲観的だった性格が、楽観的とは言えないものの漸く中立な視点に変わって来ています。
 
 お陰で肝力も少し付き、自信を持って人を説得したり、意見を述べる事が普通にできる様になって来ました。
 
 まだまだ自分と丁寧に向き合い、封印していた心の傷に触れる事で過去の自分を慰め癒して行く作業は必要ですが、最初に離婚調停に望んだ時の私とは違う、一回り成長した人間になってきています。 
 
 2021年正月、何とか、第二次離婚調停に冷静に臨めるかもしれない、と私は感じ始めていました。
 
 

サレ妻復活日記31 に続く