自己中と自分優先は違う。自分を優先し大切にしよう!
飛行機に乗ると、離陸前に安全確認のビデオ放送が流れて、酸素マスクの付け方などを説明されます。
子どもと飛行機に乗る事が増えてから、子どもに着けなきゃならない場合を考えて真剣に見るようになりました。
その際、酸素マスクが下りてきたらまず保護者が先に酸素マスクを着けて下さい、と言われる事に少し違和感を持っていました。
弱い者を守るのが大人の責任だ、と思っていたので、小さい子が先でしょ?と思っていたのです。
ところが、学校で働いていた時に似たような場面があり、考え方を変えるきっかけになりました。
プールの授業の前に、AEDの使用方法を研修するのですが、その際は、まず自分の安全確保 → 救護者の安全確保 → AEDの装着 → 救助 です。
感電等の防止や二次災害の危険性を排除する為、まず救護者自身の安全が第一だと指導を受け理解しました。
人を援助したり手助けする為には、ミイラ取りがミイラにならない為に、自己犠牲ではなく自己優先が大切なのだと納得できたのです。
人を指導・支援したり保護する援助職(教師・保育士・介護士など)の方々は、母性の強い方が多く、ともすれば自己犠牲で仕事をしたり、私生活でも頑張りすぎたり尽くしすぎたりする傾向があるのではないでしょうか。
自分にゆとりがないと、相手を本当に援助する事はできません。
現に私は、不貞男の精神的母親代わりをずっとやらされていて、途中で息が切れたのです。
周りの人にとってのいい子は、自分に対しては悪い子
という格言(というかフレーズ)があるそうです。
公認心理師・橋本翔太さんのYoutube動画で、このフレーズを初めて聞き、私って自分に対しては悪い子だったかも、と思いました。
そういうのを、セルフネグレクト、と言うそうです。
その動画をみた事をきっかけに、私はもっと自分自身の事を大切にしようと思うようになりました。
橋本翔太さん(はもしょう)の動画に関しては、他にも沢山気づいた事があったので、今後色々紹介したいと思います。
人の為には頑張れるけど、自分の為には頑張れない、って人多いと思います。
私の友達にも、家族の為なら頑張ってご飯を作るけど、自分ひとりだったら適当に残り物で済ます、って人が多いです。
私もそれまでは、子どもが大学入学で家を離れて、一人ご飯が適当になりかけていましたが、自分の身体を作る大切な食事をテキトーに作るのは、セルフネグレクトだと気づき、栄養もちゃんと考えた食事を作って食べるようになりました。
次は自己犠牲の精神について、特に日本の女性がそういう傾向が強い理由について、ちょっと考察したいと思います。
サレ妻復活日記26 に続く