コロナ禍の中、YouTube視聴デビューしてセルフカウンセリングを始める

 

 

 カウンセリングを始めてから時々自分の小さい頃の記憶が蘇る事があります。

 

 3、4歳の頃の記憶だと思うのですが、わんわん泣いているのです。

 理由は分からないのですが、置いていかれるのが怖い、という感覚だけは覚えています。 

 

 私の事をよく知っているらしい、近所の女の人が

 「〇〇ちゃんは、泣き虫ちゃんだね。いつもお母さんの後を追っかけて、お母さんが大好きなんだねぇ」

と笑っているのも覚えています。

 

 

 今思えば当時から、私は母親が何処かに行ってしまう、見捨てられてしまう、という不安を持っていたのだと思います

 

 私は母が実家に戻ってきてから生まれたらしく、母親が再婚するまでの間、2年以上実家で暮らしながら、途中から私を祖父母に預けて仕事をしていたそうです。

 

 流石に記憶はないのですが、母親が出かける時も、泣いて嫌がっていたのかもしれないと思ってしまいます……。

 

 それゆえ、引っ越し等で人間関係が切れてしまったり、職場で同僚が退職する時などに不必要に寂しさや不安を感じる事が多々あったのかと、20代30代の若い頃を思い出して納得しました。

 

 

 自分の中にある、この様な理由の分からない不安やイライラが消えてなくなる事は無いのでしょう。

 しかし、少なくともその理由に気づく事ができれば、その感情に冷静に対処する事が出来るようになると思うのです。

 

 甘え上手な人に対して苦手意識があったのは、自分が甘えたかった時に甘えさせて貰えなかった"抑圧された悲しみ"がありました。

 

 その抑圧された感情を解放してあげる事によって、気持ちが楽になるのを実感できた事は、私の人生にとって大きな転換点になりました。

 

 

 コロナ禍が本格化し、2020年の4月末日本中に緊急事態宣言が出された事によって、仕事もオンラインで可能な事が増え、自宅で1人で過ごす事が増えました。

 

 正直言って、以前の私ならメンタルが不調になっていたと思います。

 

 LINE電話で週に一度はお互いの安否確認の連絡を取っているうちの子にも、

 

 「俺も、お母さん変わったと思うよ。いい意味でだけど」

と言われたほどです。

 

 うちの子からYoutubeの面白いチャンネルを色々教えて貰って、出掛けられない週末の暇つぶしに見始めました。

 そうすると当初の想像以上にハマってしまい、日に何時間もYouTubeを視聴するようになっていきました。

 

 ゴールデンウィークの、人が殆どいない渋谷交差点の映像をYouTubeのニュースで見ながら、

 

 せっかく1人で過ごさなきゃならないんなら、1人でしかできない事をやってやろうじゃない‼️

 

と、心理学系YouTube動画を見まくりながら、自分で自分の過去の出来事を見つめ直し、潜在意識を顕在化させ抑圧された感情を炙り出す、セルフカウンセリングをやって行く事にしたのでした。

 

 

サレ妻復活日記25 に続く