カウンセリングで分かった事その3 自己肯定感が低いと、見捨てられ不安がある場合が多い
復活日記13で罪悪感が強い人は自己肯定感が低い場合が多い、という話をしました。
自分の弱みを知っていてそれを利用する人間関係から離れたいと思いつつ、離れられない場合がある事もお話ししました。
なぜそんな不毛な関係を断ち切りにくいかと言えば、見捨てられ不安があるからです。それは彼氏・彼女とか、夫婦の関係ばかりではありません。 友人関係や仕事の同僚にも当て嵌まります。
私もそのケースに当て嵌まる人間であることが、カウンセリングを進めるうちに分かってきました。
小学校に入学する頃、”友達100人できるかな?”の歌があちこちでかかりますよね。
友達は多い方が良い。友達が少ないのは寂しい事だ。という呪いにかかってしまう人が結構います。 私も見事にそうでした。
だから、友達に嫌われないよう気を使っていました。
自分から友人関係を切るなんて事はしてはいけない、とも思っていました。
環境が変わり、自然消滅する友人はいましたが、自分から距離を取って離れる人間関係はほぼなかったです。
友人ばかりではなく、彼氏とも似たような構図で別れたりしていました。
相手の浮気とか、ドタキャンとかの自己中な行為に我慢できずに限界で爆発して別れを選ぶことが多かったです。(といっても、そんなに沢山付き合ったわけではないけれど)
言いにくい事をはっきり相手に伝える事が苦手なせいで、自分がいつも我慢している被害者意識の強い性格になっていった気がします。
Yesは簡単に言えますが、Noはなかなか言えない。
断る事に罪悪感を感じる→我慢→苦しい→爆発のパターンを繰り返していました。
お願いを断ったら相手に嫌われて見捨てられてしまうかもしれない。
視点が相手目線で行動していたのです。
勿論、スケジュールの都合とかどうしてもできない時は正当な理由を言って断っていました。
ただ、なんとなく気分が乗らない時に断る事が上手くできなかった。
自分がどう思うか、ではなく、相手に見捨てられないよう、相手目線で考える。
だから依存的になり、人によっては相手に舐められ、軽く扱われるようになる。
不貞男が、その人だったのです。(運が悪いというより、これも必然だったと思います。詳しくは後のブログで書きます)
数年前に、「嫌われる勇気」というアドラー心理学の本が売れベストセラーになりました。
私だけでなく、嫌われることが怖い人が沢山いる事の証明だと思います。
カウンセリングを受診するうちに、これは相手の事を想っての思いやりの行動ではなく、自分の為の行動である事に気が付きました。
結局嫌われるのが怖いと思いながら、我慢をし続けて過剰適応になり、自分を追い詰め、相手に嫌われるような行動を違う形でしてしまっていたのだと、気付く事になりました。
ここまで自分を見つめなおすのは本当に大変でした。苦しかったです。
でも、お陰でだいぶ自由になる事ができました。
以前より、Noを上手く伝える事が出来るようになったのです。
友人関係も少し変わりました。 フレネミー(友達の振りをした敵。私を利用しようとする人)が離れていきました。
まだ、見えていない自分自身があります。
自分探しの旅はまだまだ続きます。
サレ妻復活日記15 に続く