昔の名作邦画を観ていると、
往年の名優と今の役者さんとの違いが、
とってもよく分かるものです。
特に戦争を体験された世代の俳優さんには、
ある種の厳しさが宿っていて、
それが人間の中の野性味となって表に放出されている気がするのです。
この強烈な野性味が、
映画に大きな魅力を与えているのは間違いないし、
この表現が観客の目をスクリーンから離さない力にもなっているのです。
そして、
この野性味が放つ野蛮さみたいなものこそ、
今の声優界に必要なことだと、私は思っているのです。
かつては、
ここにリアリティーを持たせることができる俳優が、
いくらでも存在していました。
しかし、
今ではほとんど絶滅したと言ってもよい有り様となっています・・・![]()
世の中が平和になると、
人間にあるべき野性味は失われていくみたいですねぇ。
これは、
過去の日本語と、現代の日本語からも分かる気がします。
ちょっと例を挙げると、
昔は、
苛立ちや怒り、不満を表現するために、
「腹に据えかねる」「腹が立つ」
なんて言っていましたが、
今では、
「頭にくる」
と言ったりしますね。
時代とともに、
怒りの表現は、「腹」から「頭」へと移行していったのですね。
やはり、
本能的に表現するなら、腹で例えるべきものですよね。
平和しか知らないと、
人間は、何事も頭で処理するものなのでしょうかね〜。
他にも、
群雄割拠の戦国時代と、天下泰平の江戸時代を比べると、
武士の表現にも野性味は失われていくのです。
侍の理念でもあった、
「腹が減っては軍は出来ぬ」
という実践的な精神は、いつしか、
「武士は食わねど高楊枝」
というやせ我慢、からいばりの理屈へと変貌するのです。
戦がなくなると、
二本を腰に差した侍も、
無意味な武士のプライドだけを拠り所とする存在となっていったのです![]()
もしも、
声優の世界で、
この野性味が復活したならば、
とっても面白いことになると、私は思いますねぇ!
きっと、
納谷悟朗さんや森山周一郎さん、
小池朝雄さん、若山弦蔵さん、
石田太郎さん、大木民夫さんのような新人声優さんがポコポコと出現することになりますよ。
これは、
声優界の大復活と呼んでいいでしょうね![]()
不可能だとは思いつつも・・・
こんなことが起こればいいなぁ〜〜と、
妄想してしまいますねぇ。
現在も、
史劇もののアニメや海外ドラマは数多く放送されていますよね。
そういった豪華絢爛な映像に、
本物の演技表現をもつ、
野性味ある声優さん、
厳しさを持つ声優さん、
胆力が見える声優さん、
などが出演していただけると視聴者は必ずのめり込みますよね!
ドラマに、登場人物の内面のリアリティーも加わることになりますからね。
考えただけでもワクワクしますが・・・・
やっぱし、
難しいんだろなぁ〜〜
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