プロ声優になるための勉強方法とは?【その3】 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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一昨日、昨日と、

 

同じテーマについてブログを書いて参りましたが、

 

本日が最後の締めくくりとなりましたニコニコ

 

 

 

数名の方が、

 

毎日お越しになって読んでくれているようですが、本当にありがとうございます!

 

こういった方がいるから、ブログなんて七面倒なことが私にも続けることが出来るのだと思いますねぇ。

 

そして、

 

過去の記事については、下記へリンクを貼っておきます。

 

『プロ声優になるための勉強方法』についてご興味がありましたら、ご覧になってみてください。

 

ほんの触り部分だけのお話ですが、それでも新人さんにとってはいくつかの収穫があるかと思います。

 

よろしかったら、どうぞウインク下差し

 

 

 

 

 

 

では、【その3】を始めましょう!

 

プロの声優になるための学びの順番は、

 

(1)読む勉強

(2)演じる勉強

 

と続けて技術の習得が済むと、

 

最後の(3)伝える勉強へと突入することができると思っています。

 

この伝える能力というのは、

 

私がそう呼んでいるのですが、

 

これこそが、大御所声優たちがあらゆる台詞で駆使している特別な能力のことなのです。

 

 

 

超一流の声優というのは、

 

あるセリフが用意されていると、その言葉を他のどの声優よりも、観客の琴線に触れるものへと作り込むことができます。

 

私が尊敬してやまない、

 

納谷悟朗さん、永井一郎さん、大木民夫さん、森山周一郎さんなどは、

 

その表現の繊細さ、質の高さにおいて、

 

過去にも、そしてこれから未来も、決して他の追随を許さない技術を持った方々ですよね。

 

 

 

 

ちょっと分かりづらいかも知れませんが、

 

納谷悟朗さんの代表作『風の谷のナウシカ』ユパ役で説明してみましょう。

 

 

このキャラクターは映画の冒頭から登場しますよね。

 

そして、数分後には、主人公であるナウシカと出会います。

 

ここで、この二人はしばし会話をするのです。

 

ここまで視聴者が得たユパについての知識というのは、実に乏しいものですよね。

 

「若いナウシカに、オームの襲撃から救ってもらった師匠」といった人物像でしょうか。

 

ところが、

 

実際にこの映画を見ている観客は、

 

このユパという人物が、博学で、知的で、勇敢で、優しさもある男だと既に知っているんですよねぇー照れ

 

(一部の演技からは、彼の長く抱えてきた孤独感を発見することもできます。)

 

しかし、それらしいユパのキャラクター説明などは、劇中ではほとんど無いはずなのです。

 

例えばこれが、納谷さんの持つ、伝える能力なのです。

 

彼は、この技術(能力)を使って、これらユパについての知識(特徴)を知らず知らずのうちに観客へ植え付けているのです。

 

ごく自然で滑らかで、なおかつ繊細な演技表現ですよね。

 

(もちろん、これも、伝える能力のごくごく一部の技術になります。)

 

 

 

 

私は、

 

アニメでも外画でも、

 

主人公やヒロイン役を得られる声優さんになりたければ、

 

こういった超一流達の、彼らにしか使いこなせない伝える技術(能力)を研究しなければならないと思っているのです。

 

しかし、この過程での学びというのは、

 

研究に時間をかけたからといって、これまでのように自由に使いこなせるような技術ではないでしょう。

 

(逆にシナリオ読解力などは、技術を習得すれば、すぐに効果を発揮するものですからね。)

 

超一流声優による渾身の表現の中身を完璧に分析できたとしても、その知識を別のセリフにて応用して活用するのは至難の技ですからね。

 

これは、あらゆる名演技を研究してきた膨大な知識や、それを鍛錬してきた経験量が操ることを可能にする超絶技巧なのです。

 

だからと言って、

 

この分野の表現力について、その研究を後回しにしていては、

 

いつまで経っても次々と仕事が舞い込むプロ声優にはなれないのです。

 

 

 

 

プロの現場に呼ばれると、時にはこんな超一流が居るのだと思います。

 

新人声優さんもその人物と同じシーンにいることを要求される場合が勿論あります。

 

そんな時には、

 

彼らの演技が表現する意味をはっきりと理解しておく必要があると思います。

 

そして、時には、

 

その一流表現をさらに後押しするような脇役の一言を求められるものなのですニコニコ

 

脇役というのは、メインキャラクターを演出するために配置されているものですからね〜。

 

こういった知識も、

 

結局は、超一流の伝える能力を研究することによって得られる、新人声優の所作の一つと言えるでしょう。

 

(『魔女の宅急便』に出演されている若かりし頃の山寺宏一さん、大塚明夫さんの演技の繊細さなどは、脇役の手本ような表現ですキラキラ

 

 

 

 

「なぜ、超一流の声優というのは、これほど観客の心に染み込むのか・・・」

 

単純に言って仕舞えば、ここを研究することが伝える勉強です。

 

できるだけ早い段階で、

 

ここへ興味を抱いておくことをオススメしたいですね。

 

とっても残酷なことを書くようですが、

 

新人声優さんの〈何物にも邪魔されていない素朴なナチュラル芝居〉を求めているお客さんなどほとんどいないということです。

 

多くのアニメファン、吹き替えファンは、

 

日本声優界の歴史の延長上にある、知識と技術に裏打ちされた完成された演技を求めていると思うのです。

 

きっと、

 

プロを目指している新人声優さんも、そんな声優たちが出演してる作品が大好きなのではないでしょうか。

 

お客さん達も、そんな作品にこそ自分のお小遣いを使うのではないでしょうか。

 

だったら、自分の潜在的な可能性を盲信するのではなく、まずは、知識を手に入れる旅に出るべきだと思いますニコニコ

 

 

 

今回の連続記事では、

 

(1)読む勉強

(2)演じる勉強

(3)伝える勉強

 

について語ってきましたが、いかがだったでしょうか。

 

どの項目も、詳しく説明することは不可能なものばかりですが、

 

何か一つでも、今後の独学方法に活かしていただけますでしょうか。

 

この順番なども、この通りに歩みを進めることで、プロの演技表現を自然に分析できるようになるものだと思います。

 

(弊社のレッスンでは、この3つを同時に行う「全方向攻めの最短距離」で特訓を行っていますが〜)

 

 

 

 

ドラマ作品の制作というものは、シナリオ開発から始まります。

 

だからこそ、「シナリオを読む」という訓練から始めるべきなのです。

 

この基礎が無い者が、プロの声優と横並びで会話演技を行うなど不可能ですよね。

 

観客へエンターテイメントを提供するという使命を果たすためには、まずは、その読解をシナリオから行わなくてはならないのです。

 

全ては、ここから始まります。

 

(2)も(3)もここが無くては習得は不可能です。

 

ここを知っていただければ、今後の独学も、道がひらけていくと思いますニコニコ

 

 

 

 

この度は、長々とありがとうございました。

 

知りたいことなどありましたら、コメントなど残していただけたら嬉しいですね。

 

お題があると、ブログを書く動機が生まれますからね〜爆  笑

 

今後とも、ご贔屓によろそくお願いいたします。

 

 

 

 

 

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