私は、
声優ワークショップというものに、
講師という立場で関わっているのですが、
これを始める時には、
その心構えとして、
「絶対に譲らないもの」
を決めてこの仕事を引き受けることにしたのです。
これは、モットーのようなものですね
その譲らないものとは、
常に、
真実を追及して真実を語るのだ、
ということです
この姿勢を崩さないことを、
私のワークショップの基盤としたのです〜。
そんなわけで、
最近では方々で、
「弊社ワークショップは、
かなり厳しいレッスンである」
と言われているようです〜
こんな言葉も、
すべては、
プロの現場、
とりわけ大ベテラン声優レベルを意識して、
解説・特訓するように心がけているからだと思われますね
「なぜ、そんなレベルでトレーニングを行うのか」
これはよく聞かれる質問ですが、
ここにこそ、
声優演技の真実があるからなのです
一般の観客にとって、
声優演技とは、
ジブリ作品であり、押井守作品であり、細田守作品なんですよね。
ドラゴンボールであり、ワンピースなんですよね。
(これが世間では、とっても普通な感覚なのです〜)
ですから、
常に、
ここのレベルで、
演技に関する物事を考え始めなければ、
ゆくゆくオファーを得られる声優を目指していることにはならないのです
レッスン中は、
演伎表現の真実を探るために、
プロ声優としての思考回路を手に入れることを目標とします。
ですから、
レッスン中の時間そのものを、
プロ声優として過ごしてもらうことをお願いしいています
プロレベルについて徹底的に理解するには、
まずは、自分自身にプロとしての矜持を抱くことが不可欠です。
プロで通用する読解準備、素早く的確な理解、シナリオへの書き込み方、コミュニケーション技術、発言内容の構成力など、
現場で必要なことを特訓しながら、
その心構えも身につけて頂きたいと願っています
ここまで来ると、
精神的に参り気味の方もいますが・・・
そんなことでへこたれている暇はないのです〜〜。
苦しくても、踏ん張って粘っていただくしかないのです。
制作現場で、
プロの共演者・プロの制作陣とコミュニケーションが取れないようでは、
仕事を用意してくれた所属事務所が、大恥をかいてしまいますからね
17、8歳の少年少女ならばそれも可愛らしいのですが、
二十歳を超えては人間の信用にも関わりますよね。
社会人としての自覚がなくては、
演技の方まで、信頼してはもらえないのです。
すべては、
プロレベルの真実を知るためです
たかだか私が経験した制作現場の真実ですが、
ワークショップのレッスンでも、徹底的にその雰囲気を再現したいと思っています。
後々、
プロの現場に入った時に何一つ驚くことが無いよう、
今から、
準備をしておきたいのですよね〜
プロの環境を、
偽りなくお見せしたいと思いますね。
私も長年憧れて、そして、体験することができた世界です
出会った新人声優さんには、
その素晴らしさを手に入れてほしいですからね。
真実とは現実でもあります。
ここをよく見据えていれば、
ここに執着していれば、
実は、
それほど驚くべき相手でもないのです。
狙って手に入らないものでもないのです。
その面白さも知って頂きたいと思います〜
【7月開催 1ヶ月間 声優ワークショップ】
(全3回レッスン)
〈シナリオの読み込み〉と〈演技実践〉を合わせた、プロレベルの演技表現を追求したレッスンです。このレッスンで、演技表現が一変します!
レッスン内容&目的を詳しく解説しています
http://dramacd.moo.jp/readscenario.pdf
【オーディオキネマ制作のドラマCD】
『研ぎ師伊之助深川噺』(上下巻)
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オーディオキネマ代表
山中勇人(脚本・演出)
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