次回作のシナリオのスタイル | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 公式ブログ

現在、執筆中の作品、

 

『瞽女さ夢見じ』

 

は、オーディオドラマとして制作するものですが、

 

シナリオの形式は、

 

映画の書き方で進めております〜ニコニコ

 

 

 

前作の『研ぎ師伊之助深川噺』では、

 

NHKラジオドラマや、知人から借りたドラマCDのシナリオを勉強しながら、

 

その書き方を踏襲して完成させました。

 

しかし、

 

制作の終盤にて効果音を入れる作業中に、

 

協力頂いた技術スタッフの方から、

 

「シナリオには、必要な情報をちゃんと書き込んむべきだ」

 

との指摘を受けたのです〜。

 

この方は、

 

音響制作の世界では、

 

伝説の作品に多く携わっている大先輩ですので、

 

その時以来、ずっとこの言葉が、私の脳裏に引っ掛かっていたんですよね〜ニコニコ

 

「一流の映画のシナリオには、

 

各シーンをどのように完成すべきかが記されているのもだ。

 

音だけのオーディオドラマといえども、

 

質の高いドラマを求めるならば、そのように書くことが大切だ」

 

とも助言頂きました。

 

オーディオドラマのシナリオは、

 

セリフと効果音という音への指示があるばかりで、

 

映像的な表現はほとんど書き込まれていませんからね。

 

細部にこだわるには、

 

不十分だと言えるでしょう。

 

 

 

 

例えば、

 

オーディオドラマのシナリオに、

 

「効果音(SE)・・・走り寄る足音」

 

と書かれていても、

 

どんな足音を用意すべきかの指示は、とても曖昧なんですよねぇ〜。

 

シーンの状況や、その前後のセリフ、キャラクター性などを考慮しながら最適な足音を決めていくのですが、

 

こんな書かれ方では、

 

やっぱり、その音を選定する技術スタッフへの配慮が足りないですよねぇ〜。

 

(当時は、これで良いと思っていたのですが・・・チュー

 

 

 

 

ところが、

 

映画のシナリオというのは、

 

常に、画で理解出来るように書かれているものです。

 

キャラクターの身体の動き心の動きが見えるように心掛けて書かれてあるのです。

 

先ほどの「走り寄る足音」の詳細も、

 

映画のシナリオであれば、

 

その走り出し方から止まり方までが、見えるように書かれてあるべきなんですよね〜。

 

ここにこそ人物の心情が滲み出てくるからです照れ

 

 

 

 

一流の映画シナリオを読み込んでいくと、

 

ここの描写には、驚くべきト書きが用意されていたりします。

 

現代の映画シナリオでは、なかなか目にしない文字ばかりです。

 

連続して書かれたト書きの連なりなどにも詩情が溢れていて、

 

その効果は、照明、撮影、映画音楽、編集などの技術者へもしっかりと影響を与えるものになっています。

 

もちろん、

 

そんなト書きは、

 

出演者たちのセリフ表現役作りへも、

 

明確な指示を与えることになりますよね〜OK

 

 

 

 

先ほども触れた、

 

ドラマCD『研ぎ師伊之助深川噺』での、

 

効果音を入れていく作業中の様子についてですが、

 

結局は、映画シナリオならば入るべきト書きを、

 

私が技術スタッフの方へ口頭で説明していくということになっていました〜爆  笑

 

そうでなくては、

 

お互いの繊細なイメージが共有できなかったんですよね〜。

 

実に、無駄な時間を作ってしまったと、本当に反省しましたねぇ・・・アセアセ

 

 

 

 

だからこそ、

 

次回作である

 

オーディオドラマ『瞽女さ夢見じ』は、

 

映画のシナリオとして執筆されているのです〜!

 

しかしながら、

 

録音の段階になって、

 

出演声優さんの皆さんへ、そのままのシナリオが渡されるかは、まだ決めておりません〜。

 

やはり、前回のように、

 

〈よくあるドラマCDシナリオ〉

 

に書き直したもものを用意するかもしれません。

 

この辺りは、

 

さらにリサーチが必要ですねぇ。

 

 

 

 

ただし・・・、

 

3月のワークショップや、

 

今後開催予定のキャスティングオーデションでは、

 

今の状態の映画シナリオを配布する予定ですニコニコ

 

その方が、

 

何かと楽しい時間になるでしょうしねぇ〜〜グッ

 

 

 

 

 

【3月開催 1ヶ月間 声優ワークショップ】

『プロ声優に必要なシナリオの読み方を知る!』

(全4回レッスン)

 

 〈シナリオの読み込み〉と〈演技実践〉を合わせた、プロレベルの演技表現を追求したレッスンです。このレッスンで、演技表現が一変します!

 

レッスン内容&目的を詳しく解説しています下差し

http://dramacd.moo.jp/readscenario.pdf

 

 

 

 

 

【オーディオキネマ制作のドラマCD】

『研ぎ師伊之助深川噺』(上下巻)

ネットショップBASE購入下矢印

audiokinema.official.ec

image

 

 

 

 

オーディオキネマ代表 

山中勇人(脚本・演出)

◆◆◆twitter◆◆◆

 @audiokinema

◆◆◆facebook◆◆◆

 @dramacd