とっても美しい映画 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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映画『ビューティフル・マインド』を観ていると、

 

 

完璧に、日常から解き放たれる気分になってきます。

 

これは、

 

何度、この映画を見返しても私の身に起こることで、

 

これは、

 

私が長年追い求めているものでもあるのです。

 

 

 

 

今日も、

 

また、この映画を観ながら、

 

つくづく素晴らしいと思ってしまうのです。

 

俳優の演技も素晴らしい。

 

映像も素晴らしい。

 

音楽も素晴らしい。

 

編集も素晴らしい。

 

何より、この映画が作り出すリズムが素晴らしいのです!

 

 

 

 

こういう映画を観ていると、

 

黒澤明監督が言っていた、二つの言葉を思い出します。

 

「映画は、総合芸術である」

 

「映画は、時間の芸術である」

 

このことです。

 

特に、二つ目の言葉が、よく理解できる気がするんですよねぇ。

 

 

 

普通は、

 

映画が進むにつれて、

 

物語の発展を描こうと、作品はジタバタするものです。

 

そして、

 

ドラマティックさを求めるあまり、

 

そこには、安直で醜悪な展開が目白押しとなるのです。

 

 

 

しかし、

 

この『ビューティフル・マインド』では、

 

時間が進むにつれて、

 

観客は、ますます、

 

キャラクターの内部へと侵入することが許されるのです。

 

もちろん、

 

物語はドラマティックな展開の連続なのですが、

 

主人公ジョン・ナッシュへの理解が深まっていく面白さに、

 

むしろ、中盤以降の過激な展開においても、

 

そこに集中力を削がれることが起こらないのです!

 

「時間とキャラクター」

 

とがパーフェクトな関係を保っている証拠と言えるでしょうね。

 

ロン・ハワード監督は、

 

映画を知り尽くしているのではないでしょうか。

 

ですから、

 

この映画については、いつでも、

 

「美しい映画だなぁ〜」

 

という感想しか出てこないのです。

 

 

 

 

映画を観るには、

 

映画を観るための知識が必要です。

 

そのための勉強も必要です。

 

ここを痛感しますね。

 

繊細な部分まで、しっかりと楽しむことができるように、

 

日々を過ごさなくてはなりませんねぇ〜〜。

 

 

 

 

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オーディオキネマ代表 

山中勇人(脚本・演出)

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