昔の人々は、
江戸のことを、
「お江戸」と呼んでいたそうです![]()
自分の街に「お」をつけるなんて、
世界中でも、この江戸に住まう人達のみのことらしいですね。
江戸人というのは、
独特な個性を持った人に違いないですねぇ〜![]()
ちなみに、
私のドラマCDの舞台となっている深川の町人は、
両国橋を渡って大川(隅田川)の西側へ行く時には、
「ちょいと江戸へ行ってくるよ~」
と言ったそうです。
この辺りの町人(本所・深川)は、
江戸の郊外ながら自分の土地に強い誇りを持っていたようです。
きっと、
「お江戸」なんて持ち上げたりはしなかったかもしれませんねぇ〜![]()
また、
今でもよく江戸っ子って言葉を耳にしますが、
「昔の人もそう言ったのかな
」
って気になりますよねぇ。
ある書籍によると、
明和年間(1764年~71年)の文献には、
すでにこの言葉が使われていたそうです。
自慢の土地で育った自分を、
自ら江戸っ子と言って得意になっていたんでしょうかね〜
本当にチャーミングな人たちですよね![]()
さて、
色々な書籍に書かれた江戸っ子についての記述を私なりにまとめると、
以下のような内容になります。
「向こう見ずで強がりで、
空景気で、執着心を毛嫌いし、
喧嘩っ早いが仲直りも早い、
見栄坊で威張りたがり、
幼稚で馬鹿馬鹿しいところもあるが、啖呵を切って主張を曲げない。
常に軽々しく生き、悟ったようで悟らず、垢抜けしたようで俗気がある。
それでいて深刻なところは微塵もなく、
威張っても可笑しみが勝っている人々」
これが、
江戸の人々なのです![]()
こんな無茶苦茶な人物像の町人が、
江戸の街に数十万人もいたと思うと、
にわかに信じられませんね〜。
(まあ、全員がこうだった訳ではないでしょうが〜〜
)
徳川家康が江戸を作り始めて以降・・・
日本全国約300の大名家が、
自藩の武士や町人を連れてこの土地で暮らし始めました。
それぞれの国の文化を、
江戸城下の上屋敷、中屋敷でも守ってきたのです。
つまりは、
突如現れた大都市江戸ですが、
全ての人口は他国者だったということです。
そんな都市開発は、
他に全く例が無いでしょうね![]()
大抵は、地元民が基盤となって、都市は形成されているものですからね。
実に不可思議な誕生ですよね〜。
それから、
約160年の時を経て、
武家中心の社会から、
町人、商人中心の市民社会へ移行した時、
「江戸っ子」意識なるものが、
彼らの中で芽生えてきたようなのです![]()
どしどしと江戸へ流入する田舎者との差別化を計るため、
「粋」だ「いなせ」だ「いさみ」だなんて心映えが始まったのかも知れませんね。
いくつかの時代考証の書籍を読んで、
諸説色々発表されている江戸っ子発祥説を調べてみると、
彼らのこんな性格も理解できるような気がしてきます![]()
当時の彼らの生活とは、
何も楽しことばかりではありませんでした・・・。
景気は悪く、貧富の差は広がるばかり。
頻発する火事は、一瞬にして財産を奪い去る。
あぶれる浪人、貧乏御家人の乱暴狼藉事件などなど、
日々を面白おかしく生きたくなる気持ちは、
よ〜〜く分かりますねぇ![]()
江戸町人の「いなせ」や「いさみ」の共通の気風は、
つまりは、江戸の血が流れた身内意識のあらわれかもしれせんね![]()
こんな反権力的、反体制的な精神をもった一般市民なんて、
やっぱり愛すべき魅力ある人々ですよね。
私は、
出来る限り、
現実に実在したであろう人物像、実体に迫って江戸の町人を描きたいと願っています。
たとえ、
(一部)荒唐無稽なエンターテイメント時代劇であっても、
この大事なリアリティーの追求を忘れては、
江戸の時代劇にはならないですからね。
誰も見たことがない江戸時代だからこそ、
我々の確かなルーツがある江戸時代だからこそ、
その土地に生きた人間をしっかり描いて生きたいですね![]()
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オーディオキネマ代表
山中勇人(脚本・演出)
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