小さく話題になっていた「スタジオジブリ総選挙」
その結果が昨日出ましたねぇ
そして、
『千と千尋の神隠し』が、
当然のごとく第1位に輝きました〜
この映画が公開された時、
私は専門学校に通っていましたので、
その社会現象のような、
空前の大ヒット騒ぎをよく覚えています。
同級の友人などは、
4度も劇場に通っていましたから、
その異常さは度を超えたものがありましたね
私はこの映画については、
公開から数年経って見返してみて、
「・・・あれ、面白い⁉️」
と思い始めたくらい、
当初は感動の薄い作品だったのです
それが、
あるキャラクターに注目した途端に、
グイグイと作品全体に引き込まれていったのです。
それが、
あの「リン」という娘なのです
主人公千の指導役の湯女の姉さんですね。
リンの声優は、
玉井夕海さんが担当しています。
今は、歌手として活動されているようです。
このキャラクターは、
私の中では、
ジブリ名脇役のベスト3に入る素晴らしさでして、
何度見ても惚れ惚れとしてしまうところがあります
（ちなみに、第1位は、ジコ坊。第2位は、クロトワです。）
疑わしいなら、
一度、そのイラストに注目して鑑賞して欲しいのですが、
リンの表情って、
実は、
案外控えめに作られているのですよね。
（全くそんな風には感じないのですが〜！）
あの映画に見慣れた人は、
きっと驚くと思いますよ。
「ホント、動いていない〜〜。」
それがです、
役者玉井さんの繊細な表現によって、
とてもとても魅力的な豊かなキャラクターに仕上がっているのですよね
表情豊かなキャラクターと言っていいくらいに
これは、
小林薫さん、家弓家正さんと同様、
作品への理解が、
どれ程深いかを物語っていると思います
素晴らしさの一言です。
ジブリに出演するということが、
何を意味しているのか・・・
こういった作品の一面を見ても、
怖いくらいに見えてくるものがありますね。
これが、
30年以上に渡り、
日本最高のクオリティーを貫くスタジオの、
凄みかもしれませんね
オーディオキネマ
山中