ドラマCDの制作においては、
効果音というものの扱いは、
とても慎重になってくるものです・・・。
たとえば、
足音一つとっても、
その歩き出し、
止まり方、
歩みのスピード、
地面の材質、
履物の種類、
男女の音の違い、
などなど・・・こだわりだしたらきりがないのです。
(どうしてもこだわってしまうのですが・・・
)
こういった選択は、
そのまま、
キャラクターを描く(表現する)ことに繋がってきますから、
テキトーな決断は決して出来ないものなのです
なぜなら、
人の動作音で、
その人物の心中を表現できてしまうからですね。
聴き手への音の情報の一つとして、
効果音については、
こういった細部に徹底して作りこむことで、
ドラマのリアリティーへ直接的に影響を与えますからね。
その扱については、
とても難しい素材なんですよね
さて、
私が今回、
現在のドラマCDを作るにあたって、
効果音の教科書とした映画があります。
それは、
『となりのトトロ』と『天空の城ラピュタ』になります
どちらも、
音響監督は、斯波重治さんですね。
この両作品は、
ジブリ作品の中でも、
とりわけ効果音の入り方がとても素晴らしい映画なのです。
(にくい音の演出の数々が、秀逸なのですっ
)
私が大好きなシーンでは、
斯波さんの入れた音の幾つかが、
ドラマの中で、
まるで演技表現をしているようなものまであるのです
何気ない一つの効果音が、
シーンの雰囲気をガラリと変えたり、
キャラクターの心情を象徴していたり、
時には、
音楽以上にそのシーンを盛り上げているほど効果的に使用されていたり、
また時には、
ドラマに絶妙なリズムを生んでいたりするのです
数年前にこういった事実に気付かされた時には、
本当に驚いてしまいましたねぇ~。
それら音の効果の大きさに、
信じられない気持ちになったことをよく覚えています
ただただ、
斯波重治さんの音へ対するセンスの高さに、
惚れ惚れとしてしまいましたね。
我がオーディオキネマ制作のドラマCDでは、
こういった象徴的な音を作り出すことを目標にしています。
正直言って・・・・
あまりに高い高いハードルですが~、
せっかく音声だけのドラマを制作するのですから、
音にも、
精一杯活躍して欲しいですよね。
お客さんを納得させる、
セリフや音楽に負けないインパクトを、
効果音で作っていきたいですねぇ~
オーディオキネマ代表
山中(脚本・演出)
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