ぽんぽこ。 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 公式ブログ

今朝は、

先日放送されました、

『平成狸合戦ぽんぽこ』

の録画を鑑賞しておりました。

(ちょっと休憩です~



このところ、

久しく、

映画で涙することも無かったのですが、

やはり・・・

この映画の最後は、

ポロポロと、

無性に止められないものがあります。




私にはほとんど馴染みのない、

里山の風景や、

田舎の田園風景。

これらかつての多摩の丘陵、山々の景色が、

なぜ、

それほど、

我々の心を揺さぶってくるのか・・・・。

高畑勲監督の映画には、

本当に恐れいった感じになってしまいますね。




クライマックスで、

タヌキたちが作り出した景色には、

ところどころに日本家屋があり、

懐かしい路線バスが走ります。

そして、

人間が山を切り開いて開拓した、

田んぼや畑や道があります。

農作業に勤しむ人が見えます。



もちろん人間が作る映画ですから、

あそこの風景が、

未開の山奥の景色ではエンディングにはなりませんが、

古来から住み着いている動物たちにとっても、

あのくらいの開発は、

十分心安らかな毎日であったのかもしれませんね。

(これは、人間の傲慢でしょうかね・・・




共存。

これほど難しい課題はありませんね。




私も、

生まれは大阪府枚方市にある、

巨大な団地群、

釈尊寺団地(しゃくそんじだんち)で生まれ育ちました。

開発された多摩ニュータウンの景色こそ、

我がふるさとと言った感じです。




しかし、私にとっては、

あの邪悪な姿こそ、

ホットする思い出の風景なんですよね。

何が懐かしいって、

ドミノのように立ち並んだ団地の狭間に、

ポツポツと、

言い訳程度の自然と公園があるのですが、

そこにも虫や小動物は多くいたのです。

子供にとっては、

格好の遊び場でした。

団地にそって流れる天の川には、

毎年、名も知らぬ渡り鳥もやって来る景色がありました。

当時は、

まさしく、

狸などもよく見かけたものです




『平成狸合戦ぽんぽこ』を観た後では、

滑稽に思えてしまいますが、

私達子供は、

住まいの近くになる丘のような小山を、

「裏山」

などと呼んでは、

よく探検をしたものです。

大自然の中で育った方には笑われてしまいますが、

おの程度の高低差で、

私達には十分にお山だったんですね




これが、

大阪の北西の片隅で生まれた現在の30代の男なのです。

そんな我々にとっては、

あの『平成狸合戦ぽんぽこ』は、

とても重要な存在なんですよね。

自分たちの足元を知る、

本当に大切な作品なんですよね




スタジオジブリの素晴らしさ、

高畑勲監督の素晴らしさは、

あの映画の内容も去ることながら、

未だに、

数年に一度は、

地上波で放送される映画に、

こういった事実(歴史)を盛り込んでいるということでしょうね。

その度に、

色々と考えさせられます。




宮﨑駿さんも、

高畑勲さんも、

今でも自然を残してゆく活動をされていますね。

94年に映画が公開された当時から、

彼らの活動は何も変わってはいないんですよね。

私も、

何か始めるいい機会ですね。




先日、

地元情報誌に掲載されていた、

生田緑地を整備するボランティア活動・・・・

気になっていたのですが、

動植物の勉強も気になっていたので、

思い切って応募してみたいと思います。




ジブリさんには、

いつまでもいつもでも、

お世話になりっぱなしですね。

(みんな、そうですよね。)

私のドラマCDができたら、

是非、恩返しにプレゼントしたいですね。

骨休めに聴いて頂けたら嬉しいですね。




制作も頑張り、

勉強も頑張り、

生きてゆく活動も頑張りたいですね




オーディオキネマ(脚本・演出)
山中勇人


1ヶ月間ワークショップ
10月開催
詳細はこちら

『シナリオの読み方を知る!』

申し込み受け付け中