学ぶべき場所とは。 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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演技を学ぶ場として、

様々な環境があると思いますが、

私には、

どうしても譲れないことがあります




それは・・・

「教える側の人間が、

堂々と疑問を口に出しているかどうか」


ということなんです

よいトレーニング環境には、

とても必要なことなんですよね




私も教える側を経験して、

ハッキリと自覚したことがあります。

「一番難しいことは、

参加者(生徒)に対して完全に正直になること」

ということです




話を元に戻しましょう

良い訓練環境かどうかを判断する材料として、

一つ良い例があります。



講師が、

雇われている組織を、

大いに批判しているかどうか・・・ということです

それは、

理念や方針や指導方法についてです

きっと色々と異見があるはずですからね。

より良いものを目指しているなら、

改革は常に必要ですからね




実は、

こういった環境でないと、

レッスンを受けている生徒は、

井の中の蛙になってしまい、

演技について、

周囲や自分の演技について疑問を感じなくなってしまう恐れがあるのではないか・・・

と私は危惧しています




何も知らない生徒は、

今の環境が全てであり、絶対だと信じるようになってしまうのです・・・。

その方が安心ですし、気楽ですからね

しかし、これでは、

自分自身で切磋琢磨して自習していく姿勢は、

失われる可能性があるように思えてしまいます




そもそも、

講師達が、

演技指導について模索している姿を見せることが、

若者にとっては何物にも変えがたい宝になると、

私は思っています

それは、

「プロでさえ迷わせるのが、演技というものなんだ

という事実を目の当たりにすることが出来るのです。

これは、

表現の可能性は無限に広がっているかも・・・・

という刺激を新人たちに与えてくれるでしょう




だが、

ほとんどの講師や指導者は、

無用な権威を飾った風に、

若者に接しているように感じてしまいます・・・・

これがますますマズイ・・・のです

(むしろくだらないですね。これは




私が、

指導者という人に期待したいのは、

分析し正直に答えてほしいということなんですね

しっかりと核心に触れて欲しいということなんですね。

幸運な事に、

私が上京して通った日本映画学校というところは、

つくろった態度の講師は、ほとんど存在しませんでした

皆さん、

厳しいほどに正直で丸裸でしたね

そこから私が学んだことは、

とても大きいものと思っていますし、

ほとんど唯一の収穫だと思っています




常に、

自分の腸(はらわた)をさらけ出すような指導ばかりでしたね。

ほとんどの指導者の皆さんが、

学校のことも堂々と攻撃していましたし、

それでも生徒を預かっているという自信を持っていましたね。

自分の授業内容に、

大きな自信があったんでしょう

そして、

そういった本気の態度から、

何かを学んで欲しかったのかもしれませんね。

(当時、理事長であった今村昌平監督もご存命だったのに、

皆さん勇気がありますよね




何かを隠していたり、

本気でなかったり、

勇気のない指導者なんて、

尊敬できやしませんよね

生徒達の方から「NO」と言える環境を、

生徒で作る勇気も必要かもしれませんね




こんな意見、

どうでしょうか・・・・ね




脚本・演出   山中