微熱の中、打合せのため外出となりました・・・

私、気温の変化には滅法弱く、
風邪の気が出てきたり、
頭痛に苦しめられたりと、
毎度、
季節への順応がスムーズに行かないんですね・・・


さて、
本日の打合せは、
「ボイスサンプル」録音のための打合せでした。
知り合いの女優さんから、
本番の演出を頼まれているので、
そのための原稿のチェックとなりました

実は・・・、
本来は、現場だけのお付き合いなのですが、
私のワガママで、
無理やり、
原稿のチェックを事前にさせて頂いたのです

もしも本番で、
中途半端な原稿が出てきては、
私も適当に演出をするしかなくなりますからね・・・

(これではクオリティーの保証は出来ません。)
ということで、
今日もアレコレと提案をさせて頂きました

彼女、少々、苦い顔をしていましたね

もともと舞台女優の彼女なので、
声の仕事をゲットするためのボイスサンプルの要点を、
よく分かっていないんですね

私も、
出来る限り、
制作陣のアンテナへ引っかかるサンプル素材を作りたいですからね

・・・・・つまりは、
全ての原稿に手直しを入れて頂くことになったということです

本日は、
担当のマネージャーさんも同席されていましたが、
黙ってウムウムと頷かれていましたので、
概ね私の意見に賛成頂いていたようですね。
これについては、
私も正直、
ホットしましたね

さて、
その打合せにて、
女優さんより、
「一人でセリフを録音するって難しいよね」
と言われたのですが、
まさにその通りだと思いますね

特に、
短いセリフになると、
それはさらに難易度が増すと思います

私の周りでも、
ほとんどの新人声優さんは、
「長ゼリフが、特に苦手・・・
」と言いますが、
私はそれは、間違いだと思っています

ジブリアニメなどでよく見る、
短めのセリフで、
とってもいいセリフってありますよね

妙にジーンと来るやつとか、
なんとも言えない味があるやつとか・・・

あのようなセリフの方が、
長ゼリフよりも、
本当は、
ずっと高度な作り込みが必要なんですね。
以前、
新人さんのボイスサンプル制作を受けた時に、
その様な短いセリフを、
サンプル原稿に使いたいと依頼された時がありました。
その新人さんに不安を感じた私は、
その原稿を一度、
長いセリフに書き換えてから、
練習を繰り返していただくことにしました

そして、
いくつもの演出をさせて頂き、長ゼリフのイメージを作り上げたのです

そして、
すっかりその長いセリフが演じられるようになったら、
改めて、
元の短いセリフに戻って頂いたのです

すると、
今度は、
どの単語に、どんな意味を込めるのか・・・、
どの一言に、どんな表現を込めるのか・・・、
「、」にどんな間が一番適切なのが・・・、
セリフの最後にどんな気持ちを残すのか・・・、
が役者自身で決定できるようになるのです

これだけでも、
以前の演技とは、
雲泥の差が出ているものです

しかし、
そこまでやった準備が、
人を感動させるものになるには、
また、しばらく時間はかかるのですがね・・・・

なんでもそうですが、
短いものほど難しいのが表現の世界ですよね。
不思議ですが、
ほとんどの声優養成所では、
短い原稿で、毎週、演技トレーニングを行っているようですね。
作品の断片を使ってレッスンを行うなど、
非常に難しい練習だと思います。
難しいというか、
高度なベテラン声優向けの素材だと思いますよ。
足りないところを、
自分の創造力で補いながら演技プランを行う必要がありますからね。
イメージ予想を何度も繰り返す必要が出てくるのです。
これは、高度なことですよね

生徒全員に、
一本の完結しているシナリオを手渡していれば、
そんな余計なことには、
時間も思考も使わずに済むのに・・・・
と思いますよね・・・

(なんでそんなことをするのだろう・・・
)新人さんには、
目の前のセリフにだけ集中できるようにしてあげて欲しいですね。
一言のセリフについて考えるのだって、
ストーリーの流れ、
前後のシーンとの関連性、
キャラクターの理解など、
沢山のことを意識しなければならないんですから。
叩き上げの役者さんや声優さんが講師を行っているところは、
それだけ乱暴だが、厳しいということなんでしょうね

まぁ、
確かに、
優しい稽古場なんて、
存在する必要はないんでしょうからね~。
となると、
私のワークショップは、
あまあま・・・かも知れませんね

私はかなり厳しいくやっていると思うのですが。
いかがなんでしょうかね

【3ヶ月WS】
『シナリオの読み込みをプロレベルにする』(全12回)
土曜クラス(12時~15時、 6/27 スタート)を新設しました。