~ライターのつぶやき~
「やり直し」
まだまだ第一話の完成までには、
行う作業が山積みなのですが・・・
(それは、コツコツやるとして
)
今後の、
『研ぎ師伊之助深川噺』の展開についても、
よく考えて行動しなくてはなりません・・・。
良い作品を創るにしても、
シナリオの執筆は、
誰かが手助けをしてくれることは一切無い、
個人プレーですからね
己の行いが、全て作品に露呈してしまうということです。
(トホホ・・・
)
これは、
この作品を企画する前からの課題なのですが、
やっぱり、
基本的な知識の無さが、
作品へ、
致命的な欠陥を招くのではないか・・・
という不安が募ってきているのです
今までは、
あまり慣れない勉強を増やすと、
かえってその知識の渦に飲み込まれてしまって、
自由なエンターテイメントを追求できなくなるのでは
という疑心暗鬼にも似た疑問がありました。
つまりは、
書いている中で、
分からないことや知らないことに出会った時に、
それを調べる姿勢を取っていればいいじゃないか、
と思っていたのです
しかし最近、
それでは、
にわか仕込みの時代劇になっているのではないのか
と思い始めているんです
もちろん、
俄(にわか)の即興芝居でも、
素晴らしい物はあるでしょうが、
果たして私が、
そのような天才芸を行えるとは、
到底思えませんよね
私の書くシナリオに、
時代劇のハラワタがしっかり詰め込まれるには、
イチから勉強をし直すことしか、
方法は無いのかもしれません
これは単純に、
「本を読め」
ということですね
ここから逃げ続けていても、
後で後悔するのは自分ですから、
当然のことには、
素直に従う他ありません・・・・
そんな気持ちで、
自分の書斎の書棚を観ていたのですが、
今まで手を付けていないコーナーに、
面白いものを発見したので、
手にとってみました。

この書籍、
ジャンルとしては時代考証本ということになります。
奥州守山藩、松平家に残されていた『御用留帳』の内容を、
書籍化したものになります。
(阿部善雄 著)
『御用留帳』とは、
陣屋でつけたられていた日記のようなものです。
本書ではこのように書かれています。
・・・・・
『守山藩御用留帳』は(全143冊)は、
元禄16年から慶応3年までの165年にわたった日記であり、
領内30か村に対する日々の政務・財務とさらにそこに生起した領民の様々な生活の哀歓を、
素朴な文体ながら忠実に記録したもので、おのずから民衆生活史料の宝庫となっている。
目明しの史料にかぎってみても、
大名史料その他の史料を通じて、これに追随しうるものは皆無なほどであり、
目明しの動静をくわしく記述している。
・・・・・
ここには、
金十郎という目明しについての、
46年に及ぶ活躍の詳細が記録されていたのです
なにやら、
とんでもない一冊ですね
この本は、
実は、
15年前から私の手元にあったのです
当時、上京する私を追いかけるように、
父から届いた宅急便がありました。
中には、
なにやら難しい本がびっしりと詰められていました。
ただ、段ボール箱一杯の本だけが届いたのです
中身は、
黒澤明監督に関する書籍と、
時代考証に関する書籍でした。
不思議なものですが、
その時の一冊を、
長い時を経て、
必要にかられて手にとっています
そして、
「勉強になる
」と実感しながら読んでいるのです
やっぱり不思議ですね。
巡り合わせの話はどうでもいいのですが、
私は、イチから出直す覚悟で、
やり直しを敢行しようと思います
飽きっぽい性格がどこまで我慢できるかですが・・・・
お客さんを心底楽しませるものを作るためには、
私の知性も格段のレベルアップが必要だと思います
(これは間違いない
)
本当の時代劇ファンにも楽しんでもらえる作品にすべく・・・
まずは、
1ページづつ消化するしかありませんね。
これも少しづつですよね。
少しづつ、
少しづつ・・・

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