~ライターのつぶやき~
「ご冥福をお祈りします」
昨日、悲しいニューズがありました。
皆さんもすでにご存知かと思いますが、
声優、家弓家正さんがお亡くなりになられました。
家弓さんは、
私のあこがれの声優さんのお一人でした。
洋画を観ていて、
ドナルド・サザーランド
イアン・マッケラン
といえば、家弓さんの声が聞こえてくるくらいです
オリジナルの俳優さんの雰囲気を、
完璧なまでに日本語台詞へ取り込んでいましたね
キャラクターの雰囲気が全く損なわれない、
高い表現力とクリエイティビティを持ち合わせた、
数少ない本物の声優さんだったと思います。
そして、
アニメ『風の谷のナウシカ』のクロトワ役については、
・・・・説明不要の素晴らしさですよね
実は、
今、私が執筆している『研ぎ師伊之助深川噺』第2話には、
家弓さんのお声を想定したキャラクターがおりました
いつかは絶対にお仕事をしたい声優さんでしたので、
「これは、今しかない
」
と思い、気に入って頂けるキャラクターを練り上げていました。
以前の記事にも書いたと思いますが、
私は、シナリオを書くときには、
キャラクターのイメージに合う俳優と声優を選んで、
より具体的に役の性格がつかめるようにしています。
役者さんの画像などを、
書斎の壁に貼ったりもしますよ
ちょっと、
そのキャラクターについて書いてみましょうか。
役柄は、
渡世人の世界ではこの人と知られた、
暗黒街のドンとも言うべき大親分です。
恐ろしくもあり、
人情味もある、
本物の親分にしたいと思っていました
イメージした俳優さんは、
昭和の名優、森雅之さんでした。
(黒澤明監督の『羅生門』に出演していた俳優さんですね。)
私がこの森雅之さんを選んだ理由は、
森さんが出演されていた、
『座頭市 あばれ火祭り』の闇公方役が元になっています
勝新太郎さんの〈座頭市シリーズ〉ファンに取っては、
あの盲目の大親分は、
おなじみの名キャラクターですよね
あんなに静かで恐ろしい悪役は、
他にはいないですよね。
私の執筆した家弓さんをイメージして作り上げたキャラクターは、
そんな大親分に、
善人のエッセンスを足したキャラクターになっています。
もちろん盲目の設定は取り入れていません
こうやって、
自分の作った登場人物について書いていても、
残念でなりませんね。
是非、家弓さんに声をお願いして、
本番収録してみたかったキャラクターでした。
昨日の悲報を受けて、
声優ファン、アニメファンの皆様と同様、
私も茫然自失となってしまいました。
そして、
一夜明けた今日、
私のシナリオの大親分のキャラクターは、
第2話から削除することを決めました。
どうしても家弓さんとお仕事したかったので、
他の方にお願いする気になれずにいます。
(仕方ないですよね
)
これは、私のワガママですが、
やはりあこがれの声優さんへの強い思いもありますからね。
またいつか、
私がお願いしたい役者さんが見つかったら、
どこかで似たようなキャラクターに挑戦したいと思います
そんな出会が見つかるよう、
私も声優さんについて、
もっともっと勉強したいと思います

日本の時代劇らしいキャラクター、
日本の時代劇らしい台詞回し、
日本の時代劇らしい活劇エンターテイメント、
そのために、
まだまだ努力が必要ですね
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(ライター・演出:山中)