主人公になる! | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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最近になって、

ワークショップ初日に、

私が参加者へお伝えすることがあります

それは、

「自分がワークショップの中心になるつもりで参加してほしい」

ということです

心構えみたいなものですね。




私がいつもワークショップについて、

〈良く無い〉と感じることに、

参加者の方々の発言(意見)に、

知らず知らず順番が出来てしまうことです




私のワークショップは、

参加者全員に発言してもらうために、

超少人数にて行っていますが、

なぜかしら、

いつも真っ先に発言する人、

そして、

その発言を受けて自分の考えをまとめる人、

という構図が仕上がってしまうことがあります





これは、

とても重大な問題が起こってしまいます

それは、

〈議論〉にならないということです





シナリオを読み込むために役者が集まっているのが、

私の企画・担当しているワークショップです

それは、

『濃い議論を中心にして、

シナリオをクリエイティブに読み込んでいく』


という大きな目的があります

それには、

自由な発言の雰囲気が絶対に必要なんですね




しかし、

なんとなく、順番が出来てしまうと、

それだけで、脳ミソに思考のブレーキや束縛が生まれて、

豊かな想像なんて、とても生まれはしないように思います




ですから、

〈遠慮〉なんて絶対に考えずに、

〈自分が主人公〉だというつもりで、

いつでもガンガン中心になって発言して欲しいですね




発言に臆病な方、

意見に自身がなく躊躇する方も、

気にすることはありません。

その場にいる全員と意思疎通がとれて、

信頼関係があれば、

そんな無用な不安は吹っ飛んでしまいます

あとは、自信が持てるくらい、

しっかりとシナリオを読み込んでクラスに参加すれば、

そんな悩みは霧のように晴れてしまうものです




私が今まで担当したクラスでは、

そういった理想の雰囲気を理解していただいたメンバーのクラスは、

本当に上達が早いんですね

そんなクラスの議論内容は、

ほとんど、収録現場のプロのレベルの、

シナリオについての話になっていると思います




よく、

シナリオを書いた私本人が、

「おお その読み込み理解で演技した方が、

私の思っていた演出より、

グッとシーンが面白くなりますね~


と納得させられる事態が起きますからね




私も、

かなり、練に練ってシナリオを書いているつもりですが、

本当の意味で、

本気になった役者のクリエイティブには、

脱帽させられますね




こういっった、

私(ライター・演出)をも巻き込んだ議論だからこそ、

役者の真価が突出してくるんですね




私も、おちおちしていると、

「もっともっと、

深いセリフのシナリオを書きやがれ

と参加者に言われてしまいそうです・・・




ううう、負けれられないぜ



 

【ライターのtwitter】

@audiokinema


【ご案内】
 

「声優のためのワークショップ(3ヶ月間)」の詳細はこちら
こちらは9月半ばの開始です。

 

シナリオから役者は何を読み取ればよいのか・・・。」
現場のプロのレベルに興味がある方のためのWSです。


真剣にプロの役者になるために、根本からシナリオ・演技表現にいて考えなおして頂きます。
多少厳しいトレーニングになりますので、心構えをもった方にご参加頂ければと思います。
(ライター・演出より)

 



 

★ 「一ヶ月でシナリオの読み方を知る!」の詳細はこちら


全4回の講義で、役者に行って欲しいシナリオの読み込み方を具体的にレクチャーします。 
講義は4つのカテゴリーに区切り、わかりやすく説明してきます。
とにかく即戦力になる講義です。トレーニング後には、グッとシナリオの読み込みがスムーズになります。

 


講義式のワークショップを4回にわたって行います。
丁寧にご説明しますので、シナリオを読むコツを理解していただけると思います。
脚本、演出を担当する私が、プロの声優に望むものをお伝えします。
(ライター・演出より)