『研ぎ師伊之助深川噺ができるまで 171』 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

オーディオキネマ 公式ブログ

 

~ライターのつぶやき~
「江戸の夏の風物詩」



江戸の町方(町人)たちは、

江戸の夏をどんな風に楽しんでいたのか

最近そんなことを考えていました。



例えば、

朝顔や風鈴などは、

江戸の町のいたるところで見られたでしょうね

そんな中を、

人々は、夏着物を来て、団扇を手にもって歩いていたんです。

さぞ、素敵だったでしょうね




車も飛行機も、

携帯などの電子音も全くないのです。

自然の音、

人々の喧噪、

そして、風鈴や打ち水の音・・・。

想像しただけで羨ましいですね




今朝、テレビを観ていたら、

私の知らない江戸時代の夏の風物詩について話していました。

それは、

立版古(たてばんこ)

という江戸のおもちゃについてでした

これは、

切組灯籠(きりくみどうろう)、

組上げ灯籠(くみあげどうろう)、

などとも呼ばれていました。

実際の写真はこんな感じ↓

 

 

 

 



昔のプラモデルのようなものですね。きっと。

もしくはジオラマでしょうか。



紙を切り抜いて組み立てると、

歌舞伎の名場面や、浮世絵を立体的に楽しめるものです

切りだす前はこんな感じ↓

 





面白いのは、

この立版古の由来が、

もともとお寺などにある灯籠から来ているということです

灯籠ですから、

この立版古の後ろにロウソクを立てて、

その景色(絵)を楽しんだそうです

陰影がついて、より立体的に見えるという趣向ですね。

なんとも江戸らしい遊びです




昔は、

これを軒先に掛けたりして、

夏の夜を趣あるものにしたそうです

いまでも中山道の妻籠宿でやってみたら、

ちょっとした名物になりそうですね。

とても美しいでしょうね




これは、

私の全く知らない江戸のおもちゃでした。

今でもこれを復刻して発売している会社もあるそうですね。

ちょっと購入してみたいですね




できれば、

『研ぎ師伊之助深川噺』の名場面を、

この立版古にして、

それを眺めながら、

縁側でビールでも飲んでみたいですね



あぁ~、

ステキステキ。



【ライターのtwitter】

@audiokinema


【ご案内】
 

「声優のためのワークショップ(3ヶ月間)」の詳細はこちら
 

シナリオから役者は何を読み取ればよいのか・・・。」
現場のプロのレベルに興味がある方のためのWSです。


真剣にプロの役者になるために、根本からシナリオ・演技表現にいて考えなおして頂きます。
多少厳しいトレーニングになりますので、心構えをもった方にご参加頂ければと思います。
(ライター・演出より)



 

★ 「一ヶ月でシナリオの読み方を知る!」の詳細はこちら

全4回の講義で、役者に行って欲しいシナリオの読み込み方を具体的にレクチャーします。 
講義は4つのカテゴリーに区切り、わかりやすく説明してきます。
とにかく即戦力になる講義です。トレーニング後には、グッとシナリオの読み込みがスムーズになります。


講義式のワークショップを4回にわたって行います。
丁寧にご説明しますので、シナリオを読むコツを理解していただけると思います。
脚本、演出を担当する私が、プロの声優に望むものをお伝えします。
(ライター・演出より)