『研ぎ師伊之助深川噺ができるまで 123』 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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~ライターのつぶやき~

「役作りの考え方」

 

 

よく、

 

「思い通りの演技が出来ない」

 

 

といった質問を受けることがありますにひひ

 

 

役者を目指す方ならば、

 

 

避けては通れない言葉かも知れませんね。

 

 

 

 

 

この

 

 

 

 

 

「~ない」という否定の言葉は、

 

 

とても強く心に残るので、

 

 

私としては、あまり意識してほしくないワードなんですガーン

 

 

否定的な自己暗示をかけてしまいますからね・・・。

 

 

 

 

 

というのも、

 

 

 

 

 

私は、演技は誰にでも出来ることだと思っているからですグッド!

 

 

声優を目指すならば、滑舌・発声ができれば問題無いと思っていますビックリマーク

 

 

(ちょっと言いすぎかな・・・)

 

 

もちろんそれには、素晴らしい演出力も必要でしょう。

 

 

しかし、

 

 

ドラマ作品とは、普通、

 

 

日常的に起こり得る内容のセリフばかりですよね。

 

 

たとえそれがSF時代劇などのジャンルでもですグッド!

 

 

基本的には、人間ドラマですから、

 

 

日常会話がほとんどでしょうグー

 

 

ですから、

 

 

無理なくシナリオが理解できれば、

 

 

誰にでも、シナリオの中のセリフは演じることが出来るはずですニコニコ

 

 

 

 

 

では、なぜ、

 

 

 

 

 

「演技が出来ない」ということが起こるのかはてなマーク

 

 

 

 

 

私は、

 

 

 

 

 

その原因は、

 

 

演じる準備や、リサーチが足りないことが一番の要因だと思っています!!

 

 

何のことなのかはてなマーク

 

 

詳しく書いてみましょう。

 

 

 

 

 

役者は、

 

 

 

 

 

シナリオを読みますが、

 

 

その時、どれだけのイメージが持てているでしょうかはてなマーク

 

 

私としては、

 

 

シナリオを黙読している時に、

 

 

各キャラクターが、それぞれ、リアルに演技し始めるまで、

 

 

声に出さずに読んで欲しいと思いますグッド!

 

 

キャラクターの声質感情のトーンまでが、

 

 

ハッキリと認識できるまでですビックリマーク

 

 

おのおのキャラクターが、個性的に動き、話し始めるまで黙読を続けるということですビックリマーク

 

 

 

 

 

ここまで読み込むには、

 

 

 

 

 

シナリオの内容を深く理解するのは当然ですが、

 

 

色々なキャラクターを作り上げる必要があります。

 

 

自分勝手にシナリオを読んでいてはいけないということです。

 

 

(小説を読んでいるのではありませんからねにひひ

 

 

 

 

 

ここに、

 

 

 

 

 

準備リサーチと呼ばれるものが必要になるのですアップ

 

 

時代劇なら、時代劇映画を沢山見る必要があるでしょう。

 

 

SFなら、それらの作品を見ることが必須です。

 

 

そして、イメージが完成しないシーンについては、

 

 

似たようなシーンを映画やドラマを見て、

 

 

プロの仕事を見てみることも有効ですね。

 

 

要は、持てる手段を使って、ドラマのイメージを、

 

 

まず自分で創り上げるのです!!

 

 

 

 

 

「自分には引き出しが無い」という人がいますが、

 

 

 

 

 

これは、私にとては言い訳のように聞こえてしまいますしょぼん

 

 

名作映画、ドラマから拝借すればいいのですから。

 

 

よい素材を見つけることも重要な才能ですビックリマーク

 

 

 

 

 

 

こういった準備を繰り返すと、

 

 

 

 

 

 

手元にあるシナリオが、

 

 

勝手にドラマを演じ始めると思いますニコニコ

 

 

今までとは、まったく違った声が頭に聞こえてくるはずです。

 

 

あとは、

 

 

役者さんは「器」になるだけでいいのですアップ

 

 

素直に、イメージできているキャラクターの言葉を、

 

 

演じるだけでいいのです!!

 

 

 

 

 

ここで大事なのは、

 

 

 

 

 

感情を出しきれない、もどかしい時などに、

 

 

「自分を開放しろ!!と叫ぶ講師がいますが、

 

 

それはどうかと思いますショック!

 

 

(余計に役者の心が固まってしまいますからねにひひ いけません。)

 

 

イメージが固まっていれば、

 

 

もう自分の心の問題では無いと思いますよ。

 

 

キャラクターのために、

 

 

キャラクターの言葉を、

 

 

しっかり代弁する気持ちで演じて欲しいと思いますニコニコ

 

 

イメージができているキャラクターは、

 

 

役者にとって、すでに愛おしい存在だと思いますので、

 

 

キャラクターのためを思って、しっかり代弁してあげてくださいグー

 

 

そう考えると、

 

 

スッとリラックスしてセリフに向かい合うことが出来ませんかはてなマーク

 

 

こんな方法から、皆さんのベストなオリジナル役づくりを発見して欲しいと思いますニコニコ

 

 

 

 

 

私は、上手く演技が出来ずに、

 

 

 

 

 

立ち往生している役者さんの姿をよく見ますが、

 

 

そういった方々は、

 

 

やはり、今書いたような準備、リサーチをされていないようですしょぼん

 

 

何となくシナリオの内容、ドラマ進行は理解していますが、

 

 

キャラクターのセリフのやりとりのイメージは、

 

 

固まっていないのではないでしょうか。

 

 

無いイメージを、その場で演じて仕上げるのは、

 

 

あまりに困難が多すぎますよねニコニコ

 

 

 

 

 

演技ができないのではなく、

 

 

 

 

 

イメージが確立していないから、

 

形に出来ないだけなんです。

 

 

 

 

ただの考え方の問題だビックリマーク

 

 

 

 

 

と言われる方もいるでしょうが、

 

 

心が大事な役者の仕事ですから、

 

 

ここを具体的に整理することは、

 

 

役者の仕事をするにあたっては、

 

 

非常に重要なパートだと思いますにひひ

 

 

 

 

 

私は、いつも口が酸っぱくなるほど、

 

 

 

 

 

「しっかり準備・リサーチをしてください」

 

 

とワークショップで言いますが、

 

 

この過程ほど、演技に大切なものは無いと思っていますグッド!

 

 

 

 

 

シナリオを渡されて、

 

 

 

 

 

ただその文字面とにらめっこだけを繰り返すのは、

 

 

プロの役者とは思えませんからね。

 

 

それ以上の準備をする方が、

 

 

プロの土俵へ上がる方だと信じていますグー

 

 

 

 

 

ちょっと、生意気なことを書きましたが、

 

 

 

 

 

不快だったらご容赦ご容赦~。

 

 

こんな日頃の想いを綴る、

 

 

このブログです。

 

 

今後も、宜しくお願い致します。

 

 

にひひにひひへへへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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