~ライターのつぶやき~
「象徴になるもの」
シナリオを書くにあたって、
問題となるのは、ストーリーとキャラクターです。
ストーリーは、
あらかじめ筋書きを決めて書き始めることができますし、
浅田次郎さんの様に、何も決めずに書き始めることも出来ます。
(それって、すごいことですが・・・
)
問題は、キャラクターです![]()
これは、やっぱりある程度イメージを固めておく必要があると思います![]()
人物の背景もそうですが、
映画なら衣装や小道具で、
キャラクターを決定づけることが出来ます。
私が特に印象に残ってるのは、
『カンバセーション 盗聴』
フランシス・フォード・コッポラ監督
の主人公(ジーン・ハックマン)の衣装でしょうか。
ビニール素材のスプリングコートの様なものを着ているんです。
これが、主人公のイメージやストーリーに妙にマッチングしていました![]()
監督もそこにはコメントで触れていて、
主人公の職業、性格を考慮しての衣装素材であり、
それが、この映画の象徴として選択されているそうです![]()
この監督、いつも映画を作る時は、その作品の象徴として、
素材や色を決めるそうです。
一流の考えは違いますね~![]()
では、オーディオドラマCDでは、
キャラクターを決定づける象徴はなんでしょうか![]()
ジャケットやHPのイラスト?
それも事実大きなイメージを与えますね。
しかし、王道で行くならば、やはりセリフということになります![]()
ということは、初登場シーンでのセリフが、
象徴的でなければならいないということです![]()
登場して数秒で、
お客さんにイメージしやすいキャラクターとして認識して頂くのです。
象徴的なセリフとともに。
そして、
出来るならば、
そのキャラクターにとって、一番の盛り上がりのシーンでも、
「象徴的な決め台詞」を用意したいですね![]()
『研ぎ師伊之助深川噺』はシリーズを予定していますので、
それぞれのキャラクターにファンが生まれるように、
第二話にも興味を持って頂けるように、
よりキャラクターを深めるセリフがあるとイイですよね。
ライターの私としては、
このセリフが決まった時に、
そのキャラクターが完成したような気分になります![]()
その瞬間にその人物は、
ただストーリーの筋書きのために必要な人物ではなく、
このシリーズのファミリーとして地位を得た気がします。
レギュラーキャラクターになったのです![]()
声優さんは、
それらのセリフをしっかり意識して演技する必要がありますね。
決め台詞をしっかり決めることが出来る役者が、
仕事がつながる役者ということですね![]()
これもまた、難しいことです。
セリフの言い回しで、
お客が納得するシーンにすることができる役者は、
ほんと一握りだと思いますから。
キャスティングの難しさは、
この辺りにあるかもしれません![]()
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