『研ぎ師伊之助深川噺ができるまで ③』 | オーディオキネマ 研ぎ師伊之助深川噺

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~ライターのつぶやき~

『メインキャストの人柄』

 

 

 

今日は、メインキャストのキャラクターづくりについて。

 

いつも通り、長めのつぶやきをしますね。

 

 

 

私達が何か作品を探す時は、決まって、そのあらすじに注目します。

 

映画チラシ、DVDパッケージ、サイトでの紹介などで得られる情報は、その作品の多少乱暴な「あらすじコメント」だけだったりします。

 

そして、実際にその作品を鑑賞すると、やっぱり、それの売りである「あらすじ」を強調しただけの内容だったりすることが度々ありますダウン

 

「あんたを選んだ私が馬鹿だったのさ」という気分にならなと納得出来ない心境ですショック!

 

 

 

ストーリー展開は、物語にとって非常に重要であることは、周知のことでしょう。

「起承転結」の骨組みや、意外な展開、サスペンス的緊張、ひねりなど、お客さんをドキドキワクワクさせるアイデアは絶対必要な娯楽要素です。

 

でも、キャラクターに人柄が滲みでていなければ、人間臭さがなければ、それらのアイデアも実につまらなく感じてしまうものです。

 

 

これは私の個人的な意見ですが、例えを上げてみましょう。

 

先日、話題の映画を観に映画館へ行きました。

実に迫力があり、アイデア満載の楽しい作品です。

私も、日常を忘れたい時は、決まってハリウッドの娯楽大作を観てしまいます。

 

しかし、後味としてはどうでしょう。

日常から切り離された後の「スカッ」とした気分にはなったのですが、なんだか物足りないのも事実ですむっ

 

一方、自宅に戻って、

私の大好きな池波正太郎さんの「剣客商売」などを手にとって読んでみると、実に味わいのあるお話に改めて感動してしまいます。

 

すばらしいストーリーの連続に、読後感としては、春日和に麗らかに口笛でも吹きながら散歩をしたような、ホクホクした気分になったのです。

 

この作品には、なんとも愛嬌のあるキャラクターが多数出演しているんです。

 

それぞれの日常生活もしっかりと描かれていますが、その上でのキャラクターの深みが尋常でないほど素晴らしく、読者を離さないのです。大作家ここにありビックリマークです。

 

しかし、物語の展開はというと、他の時代小説と変わらず、実にシンプルなものばかりです。

 

むしろ、シンプルでいいのです。

 

シンプルがいいのです。

 

 

 

これは、『研ぎ師伊之助深川噺』を書くにあたって、大いに学ばせていただいたことです。

 

あらかじめメインキャストを決めるにあたっては、

彼らのバックグラウンド、性格、言わせてみいセリフ、日常の生活風景など、できるだけイメージしてキャラクターづくりをしました。

 

(第1話で、その全ては描けませんが、シリーズを重ねる度に、少しずつご紹介していく予定ですニコニコ

 

私の好みもあるでしょうが、やはりキャラクターに引きつけられない作品は、つまらないのです。

 

 

『研ぎ師伊之助深川噺』第一話では、これらのベースとなるものを、全て登場人物の会話に現れるように気を配って書き進めました。

 

オーディオドラマなので、その会話に人柄や、人間味が出なければ皆さんには伝わりません。

 

是非、皆さんには、彼らの会話を楽しんで頂きたいものです。

 

 

本番収録はまだまだ先の話。

 

CDの発売はさらにその先。

 

きっとみなさんの手に届くよう、制作に邁進したいと思います。

 

 

 

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山中(脚本・演出)

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