
『5/1撮影』
『6/4撮影 電柱が立った』
大規模な瓦礫の撤去作業が始ったとの連絡を受けて
変化を見逃したくなかったので
予定より一週間早く向う事となった仙台
荒浜地区は、この一ヶ月で随分スッキリとした印象を受けた

何度来ても
言葉を失う景色の中
あちこちに献花されている花を見ると
改めて此処で亡くなった方の多さを思い知らされる
今回、ここへ来る目的の一つに
京都の※仏師 覺山さんが想いを込めて創った仏像を
被災地へ運ぶと云う役目を与えて頂いた事があった
※仏師=日本における、仏像などの制作を担当する者に対する名称
避難所への物資の受取りは行政の方が厳しく管理しており
明らかに企画外の仏像を置いてもらう事が極めて難しいと知りながらも
交渉する事にこそ、価値があり
優しいお顔の『童じぞう様』が被災者の方々の心を慰め
亡くなった方々を供養してくれると思った
そして何よりも、覺山さんの被災地を思う気持ちを
実際に被災地へ届ける事により
行政と民間、遠方と被災地を繫げられる事、
気持ちが伝わると云う事を証明したかった

仮設住宅への入居が進み
避難所の解散が間近に迫っている為
避難所での受け取りは断られたものの…
荒浜で皆さんの力添えにより
支えられている活動
被災地(荒浜)に散らばる写真の回収と保護

被災地で集めた写真を引き取り、展示してくれている
行政(仙台市)の施設 若林区 中央児童館により受け取って頂けました
受付の横
皆さんがご覧になれる所に御祀(まつ)りされています

自らも被災しながら被災地で活動を続ける flowers-conductor
遠方から活動する俺達
遠方から支援する皆さん
行政の方々
みんなが一人では無く
一つに成れたからこそ実現出来た成果だと思います
こんなに素敵な役目を
皆さんから与えて頂けた事に心から感謝します
瓦礫が無くなり
仮設住宅への入居が始まり
避難所の解散も進んでいます
しかし…
避難所を出ると、もう食事は出ません
生活費も掛かります
仕事はありません
ここからが始まりなのです
また来月、お伝えしたいと思います
写真

『この日回収できた物の一部 若林区 中央児童館に展示 持ち主が現れた場合引き渡される』

『ガスボンベ、燃料タンク、消化器などが野ざらしのまま浸食が進む 危険』

『車の墓場A 民間の工場跡にならべられた車』

『車の墓場A 燃えた車は分別してある』

『仮設住宅 今なら家電6点セットが付く…って自分で賃貸を探した人には支援無し
先手を打つと損をする様に感じる』

『動き出した大規模な瓦礫の搬出 平日は業者の大型車両や重機が動く為
ここで活動できるのは土曜日、日曜日が主』

『俺とみみ 目が合っても酷すぎる光景に、お互い言葉が出ない』

『花くん(flowers-conductor)とみみ 新たに繋がった友情は自然な形で支援に繋がる
二人とも俺の親友である』
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