2011. 3/11
あの日…
とても空が綺麗でした
地震がきて
津波が全てを飲み込んで
町が闇に包まれて
急に雪が降り出して
ぎゅうぎゅう詰めの避難所に居る事をあきらめて
車で過ごした あの夜…
空に浮ぶ星が、信じられないほど美しかった
あの空を一生忘れません。
(flowers-conductor 談)
Erik Satie - Gnossiennes
この日、回収できたのは
写真が数百枚
位牌がふたつ

写真の中の笑顔は今も健在だろうか?
安否確認で、たくさんの死に直面した彼は
すっかり表情が変わってしまった
荒浜に行くと
疲れる(憑かれる)ね
なんて… 笑ってみせるが
そんなシャレがシャレでは無い
此処は住んでいた人達も戻らない場所
もう見たくない…と語る方も多い
瓦礫と汚泥から放たれる腐った臭いに
集(たか)る蝿が、瓦礫を退かす事を躊躇(ちゅうちょ)させる

海から立ち昇る、靄(もや)の中
目には見えない何かが、こちらに向かって来る様な…
海に続く階段は
怖くて降りられない
自己犠牲…
使命感…
希望…
危険すぎる場所で写真を集める活動を
意味が無いと考える方も居ると思う
しかし
様々な理由から
此処を離れる事が出来ない彼には
毎日を… 頑張る(生きる)目標が必要なのだ
俺はそんな彼を心から支えたい
彼の心に『希望』の火を灯し続ける為に…

闇が町を包むまでの数分
景色を闇が飲み込んで行く様に
寂しさ、悲しさ、不安が心を飲み込んで行く
被災地の闇は深く、深淵(ふか)い
どんなに不安で…
どんなに長くとも…
明けない夜は無い
この一日に起った出来事が何度も心に
浮んで 消える
先に行った避難所で見た人々の眼…
複雑な感情を孕(はら)んで向けられる眼差しは
言葉に成らない叫び
言葉無き 魂の慟哭(どうこく)は
心を深く抉(えぐ)る
あの眼差しを 一生忘れません。
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