超熟ネズミの話 | dragonzoのブログ

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今まで体験してきた不思議な現象を書こうかと。



近頃、都心の私の居住地でも、ハクビシンやアライグマを見かける。デパートの地下食品売り場でもネズミが走り回ってるのを見る。地下鉄のホームから線路を見ても30センチ位のドブネズミが走っている。

人間だけの地球ではないからね!そろそろ逆襲が始まっているのかも。新宿でツキノワグマが見られる日も近いのかも。

以前、私が営んでた木造の店の1階は焼き鳥屋さん。2階が私の店で3階がトイレと倉庫。先代は娘と3階に住んでいたらしい。

ある日、1階の焼き鳥屋で呑んでいたら隣の女性客の肩にネズミがとまっていた。それに気づいた私を焼き鳥屋の店主が怖い目で見つめていた。お前絶対言うなよ!そう吹き出しが見えた。この界隈の木造の古い店舗では、日常的にこういう状況が発生していた。

近所のスーパーでもネズミ取り機を販売している。私の店でも使っていた。結構な捕獲率。捕まえると頭に千年灸を据えて捨てていた。

お隣のママさんからもネズミが捕まると色っぽい声で捨ててきてとお声がかかる。

ある時、常連の占い師のベッドで毎年出産する猫がまた出産した。1匹もらってくれと言う話になり、店で飼うことにした。

猫を3階に住まわせた。人懐っこい猫でお客が来ると、3階から降りてきて、ガリガリ爪とぎをしてカウンターを歩き、客の隣の椅子にちょこんと座る。客からも可愛がられた。

買い出しに行って帰ってくると、1階の階段の玄関マットが2つ折りになっている。開いてみるとネズミの死骸がある。これは猫の仕業だ。3階まで上がっていくと猫が大の字で寝ていて、ドヤ顔でこちらを見ている。叱るとネズミを取らなくと思うから、抱き上げて褒めてやる。これをやったら捕獲率がさらに上がった。しまいにはお客さんが来たときに、3階からネズミをくわて、カウンターを歩くようになった。これにはお客ものけぞっていた!

知り合いのショットバーの店では、金曜日のかき入れ時に揚げ物を注文され、ふとフライヤーを見ると、ネズミが揚がっていた。匂いにつられて飛び込んだのだろうか?訳がわからない。加熱処理されているから取り除いてこのままフライドポテトを揚げても問題ないだろうかと一瞬心によぎったそうだが、やはり罪悪感に駆られ揚げ物オーダーストップをかけ、全部油を落とし洗剤でフライヤーを洗ったそうだ。

超熟ネズミがどんな状態だったのか気になるなぁ。せめて画像ぐらい残して欲しかった。スーパーでコオロギせんべいを販売している時代だからね。

今日はこの辺で。