エキストラの話 | dragonzoのブログ

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今まで体験してきた不思議な現象を書こうかと。



私が営んでいた呑み屋は、なぜか、編集、ライター、デザイナー、映像関係者の溜まり場になっていた。モデルクラブの経営者も何人か来ていて、名前だけでいいからと登録させられた。その後何本かエキストラやったり、ネタ出ししろと言われて書いたら、説明に来いと言われてビデオ回された。そして、あなたが自分で喋って出てくれないかと言われて、収録したりとか。

ある時、イモトにドッキリを仕掛ける番組のエキストラの仕事が来た。もう何本もエキストラの仕事をしていたので顔見知りのエキストラもいた。何かセリフがあるらしい。私は役者ではないので、喋らされたがしどろもどろ。常連のエキストラがそつなくこなしたのでその人で決まりだろうなと思っていたら、翌日電話がかかってきて私が指名された。セリフなんかしゃべれませんよと言ったのだが、練習すれば何とかなると言われた。

次の日から、リハーサルが始まり、何回も短いセリフを言わされた。違うなぁ。もう一回。と何回もやらされる。丸一日やらされた。そして午前中の13番目のやつがよかったんだけどなぁとかって言われたけど知るかよ!お前は欽ちゃんか!

ディレクター役とプロデューサー役の人にその話をこぼすと、俺らは3日徹夜させられたと言っていた。私の出番は最後にヅラを取りドッキリを明かす役。ドッキリは一発勝負。失敗は許されない。ズラにひもをつけて引っ張る段取り。うまくいかなかったら、その場で自分でズラを取れと指示されていたが、ひもを引っ張りうまくいった。

帰り際にイモトにヅラを帽子のように持ち上げてお疲れ様ですと言ったら大笑いしていた。

いやぁー、何の仕事も厳しいですなぁ!

今日はこの辺で。