大谷翔平と水原一平の問題がワイドショーで連日報道されている。損失を出した場合、どこで見切りをつけられるかが問題だ。自分の裁量の中でケリがつけられる段階なら良いが、人の金まで手をつけたらもう終わりだよね。それが止められなくなるから依存症なんだろうが。
人間絶望的になると嘘をつく。数字をごまかす。かつて旧日本軍が負けているのに連戦連勝と新聞に書かせたり、米軍がベトナム戦において、数字をごまかしたりこれが人類の歴史でもある。最近じゃビックリモーターとか自動車会社のリコール隠しとか。
株式取引等の有価証券においても、損切りのタイミングが重要になってくる。有価証券の場合は、一旦、下げてもまた持ち直す場合もある。だが、急激な暴落が始まった場合、早く損切りしてダメージを少なくする必要が生じてくる。これってなかなか決断できる人がいないって、株屋だった父がよく言っていた。
今はパソコンやスマホで顧客が勝手に取引するから、あまり営業マンが対峙する事はないと思うが、昔は証券会社で修羅場が見られたそうだ。
どんどん株が下がっていっても、客が売ってくれと言わない限り売れない。しばし呆然と値下がりの黒板を見つめる客。ブルブル振れ出す客。失禁する客。いろんな人間模様があった。
終いには営業マンもしびれを切らして、敬語など忘れ、てめえ売るのか売らねーのかと怒鳴り始める。もうそう言われたときにはかなり暴落している。
父が酔うと、そういう修羅場で、漢の本質が見えると言っていた。
まぁ、余裕のあるポケットマネーでやらないと、とんでもない依存症に陥るのだろう。
今日はこの辺で。