青朋です
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前回 宣言したように「チーズの教本 2018」について紐解いてみます。
チーズプロフェッショナルに合格したからと言っても、ほんのスタート地点に立ったに過ぎません。
チーズについては引き続き研究勉強を続けたいと思っています。
趣味で読むのには少々お高いのですが、今年も「チーズの教本」を購入しました。
で、2017年版との違いを何回かにわたってレポートしたいと思います。
まずは巻頭特集のチーズが異なります。
2017年版はイタリアのハードチーズ パルミジャーノ・レッジャーノ
対して2018年版はフランスのブルーチーズ ロックフォール
ここをじっくり読むだけでも非常にためになりますね。
特集の次ページには主な更新内容がざっと1ページにまとめられています。
以下のようなことが書かれています。
・新たに「原産地名称保護」「地理的表示保護」に認可された4種類のチーズの紹介
・更新、追加された箇所 6箇所の項目とページ
本当にざっとで、中身を細かく見るとチョコチョコ変更がかかっています。
ざっと半分見ただけでも、これだけ(オレンジ色の付箋)変更箇所がかります。
一番後ろのP248
参考文献が書かれているのですが、4冊増えています。
「江戸たべもの歳時記」
「新食品添加物表示の実務2017」
「チーズを科学する」
「Daily processing hand book」
『チーズを科学する』は2017年にCPA協会から出された本ですが、リケジョ?リケオバ?の私はとても気に入っている1冊です。
さて、第1章から詳しく見てみましょう。
P21左下
■1900年前後に、・・・の6行が追加されています。
乳の輸送に関する記述です。
P24
1 チーズとは
コーデックスCODEX(国際食品規格)の定義が記載されました。
P26左中
家畜の種類によって乳成分は異なり、・・・の8行が追加されています。
P30
1 製造のアウトライン
ほのぼのとした牛の親子の大きな写真と6行の解説文が入りました。
P31 一番下
小さな文字の※2つが追加されています。
結構 大切なことが書かれていると思います。
P33 温度の調整
「約30℃」と具体的な数字が記載されました。
P33 乳酸菌 記載が分かりやすく少々変わりました。
P33 チーズ造りにおける酸度とpH 図が分かりやすくなりました。
P34 3種類の凝固法 図が分かりやすくなりました。
P35下 2017年版では一つにまとめられていたチーズ造りの道具が各項目に分散されました。
P36右中の表に「カードのpH」が追加されています。
P40 2017年版は「ウォッシング」「モルジュ」「ブラッシング」と項立されていたのが、2018年版は「チーズの表皮」にまとめられました。
P41~48の 2 タイプ別で分かるチーズの製法例
ここは大きく変わりましたので注目です。
試験でも昨年、一昨年と製造の問題が取り上げられていましたが、この傾向は続くのではないでしょうか。
特にP48の工程比較表はとても重要だと思われます。
P51 シュレッドチーズに写真が入りました。
写真を見たら「シュレッドチーズ」と書けるように覚えておきましょう。
(そんな簡単な問題は出ないか)
P52 1 世界の乳産生量
2017年版の「主要国」から2018年版は「地域別」に変更となっています。
P53 2 世界のチーズ生産量
チーズ生産量上位国の9位ロシアが14位に下がりました。
上位8ヵ国は変わりません。
P53 3 チーズをめぐる貿易
輸入TOP10ではロシアが4位から9位に下がり、10位はアメリカではなくサウジアラビアが入っています。
一方、輸出は順位の変動はありますが入っている国に変化はありません。
P55 5 世界のチーズ消費量
少~し順位が入れ替わっています。
以上 第1章 チーズを識る の変更箇所でした!
はたしてこの続きはあるのでしょうか?
今日はここまで~
ほそぼそとやってます。
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