定価で手に入れることは非常に困難だと言われる山崎、白州であるが、サントリーの新商品が出る日は同時にコンビニにミニボトルが少数入荷すると言われている。


噂レベルの話であったが今週白州のハイボール缶の発売に合わせてコンビニに行ったら山崎が売っていたのですかさず購入。


プレ値でも唯一無二なロレックスなどと違い、ウイスキーは本場のものがプレ値がついていないということもあり、定価でしかこの手のウイスキーは買わないと決めている。そのため、こうして運良くレビューできることは嬉しい。




ストレートの香りはレモン、そしてこのなんとも言えないあんこのような香りからボディ感を感じさせるのがサントリーっぽい。シェリー由来だとは思うが、この香りは本当にサントリーって感じで独特感がある。

口に含むと豊かなレモンからそのまま皮の苦味、その奥から若干の甘さがくる。トロッとしたボディ感からあまり甘さはこなくてここに麦が来てウイスキーを飲んでる感が出るかな。

ロックにすると香りからレモンが一気に消え、モルト感主体の香りになる。このモルト感はそのまま味に出てきて非常に上質。甘味と苦味のバランスの心地よさは流石という他ない。

ハイボールはさらにドライになりつつ果実感も戻ってきて美味しい。昔はこれが当たり前に魚民とかで飲めたのが懐かしくなる。

素晴らしいお酒であることに違いはないが、仮にプレ値で買うならマッカラン、或いは長熟のシーバスリーガルなどを飲むとよりコスパが良いのかなと思ってしまう、ウイスキー市場の狂騒を感じざるを得ない、そんなお酒であると再確認した。