ドラゴンクエスト日記 -68ページ目

027.ムーンブルク城---父娘の再会  on ドラゴンクエスト II

鋼鉄の剣の切れ味はすばらしく、鎧ムカデでも一撃で両断できてしまう。
それだけでずいぶん戦闘も楽に進められるようになり、値段は高かったが値打ちとしては安かったと思える。



その勢いで俺たちはムーンブルク城まで戻ってきた。
シーナにとっては凱旋ということになるが、出迎えてくれるはずの兵士たちはすでになく、美しかったはずの場内は廃墟と化している。

その想像以上の荒廃ぶりに、シーナは絶句していた。


それもそうだろう。
俺だってローレシア城が同じ状況になったとしたら、それをどう表現すればいいか想像もできない。



俺は黙ってシーナの震える肩に手を置いた。

城のあちこちで湧き上がる毒の沼地の腐臭が風に乗り、ただそこにいるだけで胸の奥が痛んでくる。

だがシーナは心の奥底で、途方もない痛みに耐えているのだ。

俺とパルスが毒気ごときに弱音を吐いていてどうするのか。



そしてたっぷり時間がたったあとで徐々に震えは小さくなり、やがて静かに止まった。

心の奥底で吹き荒れた嵐を飲み込んだシーナの目に再び光が宿り、俺とパルスを振り返って小さくうなずく。



その力強い目の光に俺自身も勇気をもらい、廃墟となった城内へとゆっくり進んでいく。
綺麗に磨かれていたであろう通路はいまや埃だらけで、その上をリビングデッドが腐臭を放ちながら歩き回っている。



生存者がいないかと歩き回ってみたが、時間が経つにつれてそれは徒労であったことがはっきりとしてきた。
それでもなにか残っていないかとかつて玉座があった場所に行くと・・・、そこにはゆらゆらと揺らめく赤い炎がたゆっていた。

ちょうど俺たちの顔の辺りを揺らめいている赤い炎に近づくと、どこからともなく無念に包まれた声が聞こえてきた。



「わしはムーンブルク王の魂じゃ。わが娘シーナは、呪いをかけられ犬にされたという。おお、くちおしや・・・」



なんと、その炎はシーナの父、ムーブルク王の魂というではないか!
しかも娘を守りきれなかった無念さから成仏すらできず、この世に縛り付けられているのだ。
その声を聞いたシーナが、たまらずに叫び声を上げる。



「お父さま! 私はここにいますわ!」
「誰かいるのか? わしにはもう何も聞こえぬ、何も見えぬ・・・」



強い意志を持って城内に入ったシーナだったが、亡き父の魂に出会い、その顔を両手で覆う。
あまりにもむごい、父娘の再会だった。



俺とパルスは今度も語りかけるべき言葉を見つけられず、ただシーナの肩に手を置き、再び震えが収まるまでじっとそのままその場にとどまり続けた。


===============今日のリュースたち=================

      LV  HP  MP   GOLD   Exp
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リュース  9   13   0   1069   2416
      かわのよろい(E)、はがねのつるぎ(E)、かわのよろい、やくそう×2、どくけしそう×2、ふくびきけん


パルス   8   33  14    -    2099
      てつのやり(E)、かわのよろい(E)、ぎんのカギ、キメラのつばさ


シーナ   4   18  19    -    1136
      ひのきのぼう(E)、ぬののふく(E)

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