ドラゴンクエスト日記 -66ページ目

029.風の塔---風のマント  on ドラゴンクエスト II

ムーンペタの町から北東に上がって橋を渡り、ローレシアの海とは少し違う海風の匂いを受けながらひたすらに海岸線を南下していく。
そうして三日ほど歩き続けているが、まだ目的の場所にはたどり着いていない。


ムーンブルク城の周辺を散策していたとき、南東の方角に連なる山脈の合間から、吹き抜ける風を裂くようにそびえ立つ一本の塔が垣間見えていた。

俺たちはその塔に向かうべく、山脈を大きく迂回して歩みを進めていたのだ。
空を飛べればこのような山脈を越えるのも楽なのだが、そのような都合のいい道具や呪文は存在していない。



大空を翔る呪文「ルーラ」はパルスが習得していたが、この呪文は自由に空を飛びまわれるわけではないので移動手段としてはそれほど融通が利くものではない。
人間、楽をしてはいけないということなのだろう。



それからさらに二日ほどが経過したのち、俺たちはついに切り立った山の合間にそびえ立つその塔のふもとにたどり着いた。
いったい何のために建てられたものかはわからないが、俺たちはその何かを見つけるために塔内へと入っていった。



塔の内部は非常に入り組んでおり、何も考えずに階段を上がったり下ったりしていると、すぐに行き止まりになってしまう。
塔内をくまなく散策するには相当骨が折れそうだ。



当然モンスターも俺たちの匂いをかぎつけて、前から後ろから次々に襲い掛かってくる。
出てくる頻度は高いが、狭い通路が幸いしてか敵の攻撃も直線的なものになりがちで、戦闘そのものは比較的楽に進められた。
俺たちのレベルが上がってきていることも、楽になってきたと思える要因のひとつではあるのだろうけども。



そうして小さな小部屋へと続く階段を降りると、その部屋の床になにやらきれいな装飾が施されていることにすぐ気がついた。そしてそれよりも目に付いたのが、無造作に床の上に脱ぎ捨てられた一着のマントだった。

拾い上げて身にまとうと、まるで鳥の翼のようにすそが大きく広がっている。
このマントを羽織ってうまく風を受ければ、空を舞うことすらできそうだ。


・・・そういえばムーンペタの町で、空を飛べるマントの話を聞いたことがある。きっとこのマントこそが、その風のマントなのだろう。

だがいきなり塔の最上階から飛び降りて、実はなんでもないただのマントだったとしたら俺たちはあっという間に地面に急降下してしまう。

せめて二階か三階ぐらいまで降りて、本当に大丈夫かどうかを確かめておきたいところだ。



ということで俺とシーナは一足先に塔を降り、三階の窓から寂しそうに顔をのぞかせているパルスを見上げた。
俺たちが満面の笑みで手を振ると、今度は泣きそうな顔で窓の淵に立つ。
そして大きく息を吸い、俺たちに軽く手を降り返すとマントをはためかせてパルスが大空に飛び立った。



おぉ、飛んだ!
飛んだというよりも滑空しているだけなのだが、それでも風を受けてスーッと空を流れていく様はさながら鳥のようだ。
気持ちよさそうな一瞬の空の旅を楽しんだ後、予想通りパルスはすばらしい勢いで地面に着陸(墜落?)した。



うん。やっぱりパルスにやってもらってよかった。
そういいながら、俺とシーナは笑いあうのだった。


===============今日のリュースたち=================

      LV  HP  MP   GOLD   Exp
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リュース  13  64   0   5185   9708
      はがねのつるぎ(E)、はがねのよろい(E)、かわのよろい、やくそう×2、どくけしそう×2、ふくびきけん×2、キメラのつばさ


パルス   12  25  31    -    9391
      てつのやり(E)、くさりかたびら(E)、かぜのマント(E)、ぎんのカギ、キメラのつばさ、かわのよろい×2、やくそう、いのりのゆびわ


シーナ   8   37  47    -    8428
      ひのきのぼう(E)、ぬののふく(E)

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