こんにちは!
西オーストラリア州パース在住
Noriです
今日も空を見上げていきましょう
↑
「さあ、願いを言え」(By ドラゴンボール😁)
少し前のことですが、
日本に住む友人から
「オーストラリアの先住民族って
どんな人たちなの?」
と聞かれる機会がありました。
教科書などでも
名前は知られている
“アボリジニー”。
でも実際に、
どんな暮らしをしているのか、
今どんな状況にあるのかまでは、
あまり知られていないように感じます。
私がパースにやってきたばかりの頃、
周囲の人からよく言われたのが
「危ないから、
アボリジニーの人たちには
あまり近づかないようにね」
という言葉でした。
当時は、
どうしてそんなふうに
言われるのか分からず、
正直とまどいました。
でも、こちらで生活を続ける中で
少しずつその背景が
見えてきたのです。
なので今回は、
私が実際にパースで見聞きしてきた
アボリジニーの人々のこと、
そして、彼らが今のような状況に
置かれている理由について、
歴史的な背景も含めながら、
私なりに書いてみようと思います
パースとアボリジニーの歴史
パースがある西オーストラリア州には
ヌンガー族(Noongar)
と呼ばれる先住民族が、
はるか昔からこの土地に根ざして
暮らしてきました。
彼らは自然と深くつながりながら
狩猟や採集を中心とした生活を営み
独自の文化や信仰を
大切に守ってきました。
しかし、1829年に
イギリス人がスワン川植民地を
設立して以降、
ヌンガー族を含む先住民族は、
土地の喪失、差別、同化政策など、
数多くの困難に
直面することになります。
ロスト・ジェネレーションの影響
19世紀後半から1970年代にかけて、
オーストラリア政府は
「同化政策」の一環として、
多くのアボリジニーの子どもたちを
家族から引き離し、
白人家庭や施設へ送りました。
これが、いわゆる
ロスト・ジェネレーション
(Stolen Generations)です。
この政策によって
多くの人々が母語や文化を失い、
家族とのつながりを絶たれ、
深い心の傷を抱えることに
なりました。
現在のパースには、
このロスト・ジェネレーションの
当事者やその子孫が多く暮らしており、
当時の影響は今も社会の中に
色濃く残っています。
支援とその影響について
ロスト・ジェネレーションの
出来事を受けて、
オーストラリア政府は現在、
アボリジニーの人々に対して
さまざまな支援制度を
設けています。
教育や医療、住宅、福祉の面で
特別なサポートが用意されていて、
生活の基盤を支えるための
取り組みが続けられています。
ただ、その一方で
「支援が手厚すぎて、
自分から働こうとする気持ちが
弱くなってしまっている人も
いるのでは?」
という声があるのも事実です。
実際に、
生活保護に依存する状況が
何世代にもわたって
続いてしまっている地域も存在し、
それが新たな問題になっている
とも言われています。
私がパース市内で
アボリジニーの人に近づかないよう
忠告されたのは、
私がパースに来たばかりの頃に
「アボリジニーの人たちには
あまり近づかない方がいい」
と、何度か忠告を受けた背景には、
生活保護に頼らざるを得ない状況の中で、
アルコールや薬物の問題を
抱える人々が一部におり、
通行人にしつこくお金を求めたり、
時には暴力を振るったり
という現実があったからなのでした。
もちろん、
支援がなければ生活が
成り立たない人々も多くおり、
単純に「甘え」や「怠け」
といった言葉で片づけられる
問題ではありません。
これは歴史的な傷や
社会的格差の積み重ねが
今も影を落としている、
非常に根深い課題だと感じます。
現在のアボリジニーコミュニティ
現代のパースでは、
アボリジニーの人々が
様々な分野で活躍しています。
特にアート、音楽、教育の分野では
伝統文化を見直し
次世代に受け継いでいこう
という動きが広がっています。
市内のギャラリーや
ストリートアートでも、
アボリジニーアートの作品を
多く見かけることができ、
その独特なデザインや色づかいには、
古くからの知恵や精神性が
込められています。
一方で、
高い失業率や貧困、
薬物・アルコール依存の問題など、
今なお解決には時間がかかる
社会課題も残っています。
政府や地域団体による
支援も行われていますが、
まだまだ道半ば
というのが現状です。
パースで出会う、アボリジニー文化の世界
実はパースにいながら
アボリジニー文化を体感できる
スポットはたくさんあります。
歴史やアートに触れたり、
現地のガイドさんから
直接お話を聞けるツアーも
おすすめです。
-
カンガルー島の文化ツアー:
ヌンガー族の伝統や歴史を肌で感じられる体験型のツアー。
自然と文化が織り交ざった時間を楽しめます。
-
アボリジニーアートギャラリー(パース市内):
色彩豊かなドットペインティングや現代アートが展示されており、先住民アーティストの感性にふれることができます。
-
キングスパーク(Kings Park):
ガイド付きのツアーでは、アボリジニーの植物の使い方や文化について詳しく知ることができ、散策しながら学べるのも魅力です。
私が通っていた英語学校で、
『Rabbit-Proof Fence』
という映画を
授業で観たことがあります。
当時は、
アボリジニーの歴史について
深く知らなかったこともあり、
英語字幕だけでは内容を
すべて理解できませんでした。
でも、
今こうしてパースで暮らし、
アボリジニーの歴史や文化に
少しずつ触れてきた中で、
「あの映画が描いていたのは、
こういうことだったんだ」
と、ようやく心から
理解できたように思います。
歴史や文化を知ることで、
同じ風景が違って見えてくる
ことがあります。
それは、きっと
相手をもっと深く知ろうとする
気持ちから始まるのかもしれませんね
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