ごきげんよう。

 
商工会議所の社長の集いで魅了され
 
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この話はママたち女性たちにも
シェアしたい!という思いで
掛け合って実現したというお話を
聞いた時から首を長くして
楽しみにしていた講演会。
 

グランフードホール社長の岩城紀子氏の
講演会に行ってまいりました。
 
グランフードホール=グラホといえば、
芦屋マダム御用達の美味しくて
安全で安心なデリカテッセン。
 

グラホってなに?とお思いの方には、こちらのPDFが端的でわかりやすいです(業界もの)。

 
芦屋という土地を選んで出店したのも
食に厳しい審美眼を持つ地域だから
と、岩城社長は話します。
 
京都も同じだそうで、出展するなら
京都か芦屋に決めていたと
お話されました。
 
食に関する意識が京都も足やも高くて
オーガニックやビーガン対応の
お店が多くて、食に困らないなぁと
アレルギーっこママとしては
とても助かっております。

まぢ、便利!
お高いけれど(泣)、手間暇を考えると
適正だよなぁと、今回のお話で納得です。

安心の基準の1つはやっぱり価格でもある。
 

岩城社長のお話は、食の安全について、
次の三本柱で実にわかりやすく
どんな質問疑問にも丁寧に教えて
くださるものでした。
 

食品添加物を扱う会社で働いていたご経験を
生かして、より安全な食の会社を作った
経緯から、食の現状まで、具体的なデータを
もとに、お話が続きました。
 
国土が狭く、食料自給率も低い日本では、
70年近く前に食品添加物が法的に
認められました。
 
以来、世界屈指の食品添加物の多い国
なってしまった日本、さらに、環境汚染も
重なっています。

原発事故以前にも昭和の高度成長期は
世界の海や大気は汚染だらけだったと、
社会科で習ってきましたけど、
こんなに多重に食環境が良くない
時代は今かもしれません。

汚染は循環しているので、まわりまわって
私たちの暮らし、健康に影響している
という、レイチェル・カーソンの
「沈黙の春」を原文で読まされたこと、
今も覚えているくらい衝撃的な話でした。
 
食品添加物は、使いようにより
薬にも毒にもなります。
 
一概に悪いものではなく、悪いと決めつける
には早計です。

だって、お漬物にもミョウバンという
薬物は昔から使っていますし。
 
それでも、避けられるものなら
避けておいた方がよいものもある。
 
部長も、そう思う。
 
どんなものにもそれにいたる理由があり
多方面から俯瞰して調べた上で
自分はどうしたいかを
判断すればよいと思うのです。
 
同じように、食品を選ぶにも
選択肢があればいい。
 
安全性を求めるならそうすればいいし、
それより安さを求める時期なら
そうすればいい。
 
でも、子どもの成長は大人のスピードと
違うので、大人と同じと考えては
いけないことは医学的に立証されています。

だから、小児医療、老人医療のように
発達段階で区分けされて、
基準値が大人と子どもでは違うのは
そのためです。
 
子どもの体の成長のピークは2回あって、
0歳から1歳の時期と小学生の時期です。
 
この時期は脳のしくみを作るために
とても大事な時期なので、
注意がとりわけ必要であります。
(イデオロギーの3歳児神話とは別物のお話)

岩代社長も子どもの脳の発達のお話を
されてました。
 
また、もともと日本には、衣食住足りて
という言葉があるように、食養生が
文化としてあります。

東洋医学は予防医学で、未病を防ぐための
食事も伝統的にあるくらい、
食は健康に直結します。

医療費を抑えるには、食事をきちんと
整えることが先だと思いますわ。
 
こういうこと、ちゃんと伝えていかなきゃ
いけないと思うのだけどなぁ。
 
学校の家庭科ではあんまり強く教えないんだよね・・・。
 
残念だなぁと、家政学の学位号を持つ身として
忸怩たる思いなんですがね・・・。
 
家庭科って科学なんですよ。
ふふっ。
 
って家政を熱く語る身になるとは思わなかったわ。
教授に家政なんて名称辞めればいいのに!
と、文句を言っていたくらいなのに。
 
だもので、学校で教えてくれないものは
(お金、宗教、性)は、
家庭で教えるしかないのです。
 
食は性でもありますから(生殖でもあり
生きることです)、そりゃ、タブーでもありますね。
 
部長、よく肌をほめられますが、
着るものや装飾品に回すお金よりも(涙)
食にお金をかけなさい!
と、言われて育ったので、
健康に育ち、ぷりぷりなのは
そのせいだと思います。

へんなもの食べると気持ち悪くなるので
舌のセンサーが繊細になってしまった。

味蕾は簡単に麻痺する部位だと岩城社長も
おっしゃってました。

人間の感覚器官って、デリケートなので、
麻痺すると復活するのも時間がかかるし、
ここは小さい頃から鍛えておくものですよ!

学力と同じですね。
 
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話がそれました。
 
講演で岩城社長がおっしゃったように、
 
Food is LIfe,
Food is Love,
Food is Future
 
食は親から子へ伝えてゆく文化で、
何を食べどう生きていたかが
その人そのものを作ると私も思います。

食は生きることです。
 
絶対にないがしろにしてはいけないし、
ここを甘く見てはいけないことも
教育の現場で強く思います。
 
食行動に異常が見られると、
危険信号が家庭やその子に
灯っているサインですから。
 
グラホラインもあるのね。
 
芦屋店のスケジュールをチェック!
お話を聞いていて、和菓子も中華も食べたくなりました。
 
お店に並ぶ食べ物がどんな基準でどんな人が
作っているのか、顔が見えるってやっぱり安心だなぁ
と、日本の食意識の崩壊に危機を感じます。
 
トマトジュースとバームクーヘンが一押しとのこと。
 
食を語る岩城社長の笑顔が全てを物語っていると
思います。
 
こちらのバームクーヘン、谷上と住吉にあって、
よく買いに行っていましたが、
いつのまにか閉店して
いたので、びっくりでした。
 
 
今回、エレファントリングというお店になって復活したいきさつを聞いて、さらに感動しました。
 
 
 
おみやげにいただいたバームクーヘンは、
変わらない味で美味しかったです。
 
会場からは社長への質問がどんどん出て、
とっても盛況でした。

大事な情報をさりげなく、たくさん伝えて
くださいました。

食は投票であり、わたしたち消費者の
どこで何を買うかが意思表示で、
わたしたちの行動が企業を変える
と、岩代社長は繰り返します。

小さなことですが、わたしたちの行動は
未来に繋がっています。

日本でも主婦の運動で、企業を動かした
歴史があります。

大げさかもしれませんが、キッチンを預かる
主婦が日本の未来を担っているのです。

て、なんか固い話でまとめましたが、
実際は和やかな雰囲気のお話でした。

芦屋マダムですし!
↑関東人には芦屋のネームバリューは特別

貴重なお話を聞けるチャンスを作ってくださった
あこさん、岩城社長さん、ありがとうございました!