人間が天使とか、神さまに似てるって言われてもピンとこないけど、

そこは突っ込んだところで、何の解決にもならないから、素直に

受け容れておけば良いかな。だって、神さまに似てるってことは、

何でも出来るってことでもあるワケでしょ?

 

 

あっ、そっか!誰にでも無限の可能性があるっていうのは、神さまに

似てるからなのかもしれない!そっか、そっか。そういうこと

なんだね。なんか今、腑に落ちたっていうか、めっちゃ気持ち良い!

ってことは、真実ってことだよね。

 

 

それにしても・・・弦ちゃんから<たまには守護天使たちを頼って

みてよ>って言われたけど、正直、今の状態で守護天使さんたちに

頼ることってないんだよね(苦笑)だって、一番近くに

アトランティーナが居るでしょ。それに、毎朝、チェリーとお話し

してるしね。

 

確かにアトランティーナは、今は肉体を持ってるから、どこでも聞ける

ってことではないけど、チェリーがエネルギー体として、傍に居てくれる

から、急を要する場合は、チェリーに聞いちゃうもん。でも、それじゃあ

守護天使さんたちも困るのかなぁ?

 

 

「ね、アトランティーナ、弦ちゃん、守護天使さんたちのこと

なんだけどね。ちょっと聞いても良いかな?」

 

「何かしら?」

 

「さっき、弦ちゃんに<たまには守護天使たちを頼ってみてよ>って

言われて、<そうしてみる>って答えたけど、やっぱり、今の私が

守護天使さんたちを頼ることってないと思うんだよね。

 

だって、一番近くにアトランティーナが居てくれるでしょ?

今のアトランティーナは、肉体を持ってるから、どこでも聞けるワケ

じゃないけど、急を要する場合には、エネルギー体として傍に居て

くれるチェリーを頼っちゃうと思うんだよね(汗)

 

でも、そうして、守護天使さんたちに聞くことがなくて、頼ることも

なかったら、守護天使さんたちは、困っちゃうのかなと思って。

それじゃあ、守護天使さんたちに申し訳ないし、どうしたら

良いんだろう?」

 

 

「そんなことを心配していたの?ミウは、優しいわね。弦夜が

変なこと言ったから!」

 

「えっ、僕は、ミウさんを悩ませるために言ったわけではなくて、

守護天使の立場から、頼って欲しいなって思っただけで・・・」

 

「ミウ、天使というのは、守護天使に関わらず、みんな愛の存在なの。

人間が難しいと思っている無償の愛ね。だから、ミウが何かをしなければ

愛さないというのではなくて、ミウは、ただ、生きているだけで良いの。

 

 

例えば、ミウに命の危険が迫った場合は、守護天使たちが真っ先に

ミウのことを助けるはずよ。命の期限は、神さまが決めているもの

だから。天使は、人間から助けを求められたり、質問されない限り、

何も言ってはいけないって言ったけど、命に関することは例外なの。

 

生まれて来る時に、寿命も決めているのね。でも、事故や何かしらの

トラブルに巻き込まれてしまうこともあるでしょ?それで、命を

落としてしまうこともあるわよね?そういうことが訪れた時、

まだ、その人に命の期限が残されている場合は、人間から助けを

求められなくても、助けて良いことになっているのよ。

 

 

だから、日常的にミウが守護天使たちに頼らなくても大丈夫。決して、

天使たちがミウを見放すことはないから安心して。人間だと、疎遠に

なっていたら、何かあっても助けてくれないかもしれないけど、天使は

違う。いつでも、どんな時でもミウの傍に居て、ミウのことを

愛していて、見守っているから。天使というのは、そういう存在なのよ」

 

「天使ってスゴイんだね!」

 

「別にスゴイということではないわね。天使は、愛しか知らないのよ。

もちろん、エゴもないし。ミウも過去生への旅で、エネルギー体として、

過去生を見に行ったでしょ?あの時、実感したはずよ。肉体を持たない

ことで、何の制約も受けない分、とても自由だったでしょ?肉体を

持たなければ、誰かと優劣を競うこともないわよね?だって、天界は、

競争社会ではないから」

 

 

「うん、そうだったね。過去生をエネルギー体として見に行った時、

あっという間に山も登れちゃったし、あっという間に下りて来られたし、

ホント、便利だなって思っちゃったもん(笑)確かに、あの状態だったら、

愛だけで満たすことも可能なのかもしれないね。

 

何の制約もなくて、誰かと優劣を競う必要もなくて、モノも関係なくなる

からエゴがないっていうのは、分かる気がする。あっ、もしかして、

あの時、私の過去生を書き直すだけじゃなくて、エゴがない状態を私に

体験させるっていう目的もあったの?」

 

 

「そうよ。エゴがない状態を肉体を持ちながら感じるのは難しいものね。

生きたまま肉体がない状態を経験するには、ああいう方法しかないから」

 

「そっか、そうだったんだね。ありがとう、アトランティーナ!

めっちゃ良い経験だったし、貴重な体験だった。そもそも

アトランティーナに出会ってなかったら、エゴっていう概念も

なかったからね(汗)

 

エゴという概念を知って、更にエゴのない状態を体験させてくれて

本当にありがとう!生きている今でも、あの状態に自分を近づけて

いけたら、きっとイライラすることも無くなるだろうし、いつも心が

豊かで、愛に溢れた毎日を過ごせるんだろうなって思うよ」

 

 

「そうね。百聞は一見にしかずってことよね。実際に体験して

みないと分からないこと、多いものね」

 

「ね、アトランティーナ、誰でもああいう過去生への旅とかが

出来たら、エゴのない状態を体験することが出来るのかな?」

 

「そうね。過去生だけじゃなくて、未来生でも良いと思うわよ。

あとは、そこまで大掛かりじゃなくても、深い瞑想でも

体験できるんじゃないかしらね」

 

 

「なるほどね。でも、自分一人で、深い瞑想体験なんて、

ちょっとハードルが高そうだね(汗)」

 

「初めて瞑想をやって、いきなり深くまで入ることは出来ないと

思うけど、瞑想を習慣化すれば、自分一人でも出来ると思うわよ」

 

「習慣化って、どれくらい?」

 

「人によるから、どれくらいとは言い切れないわね。そうね・・・

早い人だったら3日目くらいには深く入れるんじゃないかしら?」

 

「えっ、そんなに早く深い瞑想に入れるの!?」

 

「ええ。その人の取り組み方次第ってところかしら?」

 

「やっぱり、真面目に取り組むことは良いことなんだね(笑)」

 

「そうよ。さっきも言ったけど、真面目に取り組むことを否定して

いるわけではないの。真面目でも良いんだけど、自分が苦しいと

思っているのに、追い込む真面目さは必要ないって言ったのよ。

そこは正しく理解して欲しいわね、ミウ」

 

「は〜い、そうでした(汗)私も自分を追い込むようなことは

しないようにする。っていうか、もっと自分を信じて、自分を大切に

しようと思ったよ。自分にパワハラしないようにね(笑)」

 

「そう、それなら良かったわ。弦夜、またずっと黙っているけど、

何か付け足すことはある?」

 

「いえいえ、僕よりも天使のことは、アトランティーナの方が

よく分かっているし、僕が口を挟むことは何もありませんよ。

僕も今は人間として生きているので、守護天使としての感覚が、

若干薄れてしまっているので、ミウさんと一緒にアトランティーナの話

を聞いて、再確認させてもらってました(苦笑)」

 

「元守護天使の弦ちゃんでもそうなら、私が忘れちゃったりしても

問題ないね(笑)」

 

「何をしても問題はないわ。何が出来なくても問題ないしね。

天使たちは、とても寛容なのよ。厳しいのは人間だけ。その厳しさも

エゴに起因しているということも覚えておいてね」

 

「は〜い」

 

 

<次回へ続く>