アトランティーナは、息を吐くように印象に残る言葉を吐くんだよね。

 

 

本人は、全く意識してないみたいだけど(笑)アトランティーナ曰く、

狙ってるワケではなくて、言葉が舌の上にあるらしい。

 

意味分かんないと思わない?更に、私にでも出来るって言って

くれちゃったけど、ホントかね(苦笑)

 

 

「ね、アトランティーナ、自分を信じて、自分を諦めなくて、自信を

持てば、アトランティーナみたいに、印象に残る言葉を言えるように

なるの?」

 

「なるんじゃない?私は、特に『良いことを言おう!』って思っている

わけではないけど、ミウのハートには響くということでしょ?弦夜なら、

上手く説明できるんじゃない?ミウに説明してあげてくれる?」

 

「えっ、僕じゃなくても、アトランティーナだって分かりやすく

説明できるでしょ?なんで、僕に振るんですか!?」

 

「だって、ご飯の後、弦夜、ずっと黙っていて、静かだったじゃない?

それに、元守護天使らしいところも見せておきたいんじゃないかなぁと

思って(笑)」

 

 

 

「ねぇ、弦ちゃん、弦ちゃんはアトランティーナが言ってた、言葉が

舌の上にあるっていう感覚、分かるの?」

 

「そうですねぇ・・・。分かると言えば分かる・・・かな?(苦笑)」

 

「じゃあ、教えて。どういうこと?」

 

「おそらく、ミウさんの深いところでは、理解しているんじゃないかな?

イヤな言い方になっちゃうけど、分からないフリをしているだけだと

思う。ただ忘れているだけで、本当は知っているんだよ」

 

 

「本当にイヤな言い方だね(苦笑)」

 

「ごめん。でも、今までアトランティーナと過ごしてきて、たぶんだけど、

アトランティーナから、すでに聞いたことがある話の中に答えがあるはず

なんだよね」

 

 

「えっ、どういうこと?」

 

「人は、何かが起こると頭で考えて判断しようとするけど、それだと

的確な解決法は見つけることが出来ないことが多いんだ。なぜなら、

頭で考えると、今回の人生で経験したことを元に結論を出すことに

なるからね。

 

でも人は、ミウさんもそうだけど、今回の人生だけしか知らないわけでは

ないでしょ?過去に何度も生まれてきて、たくさんの人生を経験して

きている。その情報は、確かにその内側に蓄積されているはずなんだよ。

 

だから、今回の人生だけじゃなくて、今まで経験してきた全ての情報を

集めて、その中から答えを見つけた方が、より良い答えを導き出せるとは

思わない?」

 

「あっ、その話、アトランティーナに言われたことあるかも!?」

 

「ほらね。ミウさんは、ただ忘れているだけで、本当は知っているんだよ

って言った意味、分かってもらえたかな?」

 

「うん、今なら分かる。私の中に、おっきな図書館みたいなのがあって、

そこにたくさんの情報が詰まってるから、分からないことなんて、本当は

ないっていう話だよね?」

 

 

「そうだよ。そこへのアクセスの仕方もアトランティーナに教わったんじゃ

ないの?」

 

「頭で考えるのを止めること。頭で考えると全身に力が入ってしまうから。

とにかくリラックスして、頭の中を真っ白にして、答えを知ってるんだって

自分に言い聞かせれば良いんだよね?」

 

 

「そうだね。それは、答えの見つけ方として正しい。でも、今回、

ミウさんが知りたいのは、舌の上に言葉があるっていう感覚だよね?

それはまた、少し方法が違うんだよ」

 

「えっ、そうなの?」

 

「うん。僕たちは、一人ひとり、違う肉体を持って存在しているけど、

奥の深いところでは繋がっているという話もアトランティーナから

聞いているよね?」

 

「うん、聞いてる。それも忘れてたけど(汗)ワンネスって

言うんだよね?」

 

 

「そう。そのワンネスは、人だけが繋がっているのではなくて、宇宙全体が

繋がっていることを言うんだよ。だから、ミウさんに必要なことは、

全てミウさんにもたらされるんだ」

 

 

「なんか、その話も前にアトランティーナから聞いたような気がする(汗)」

 

「たぶん、聞いているはずだよ。さっき、アトランティーナが<自分で

考えるのではなくて、いつも真っ白な状態にしておけば良いのよ。

そうしたら、いつでも必要な言葉が舌の上にあるから、それを発する

だけのこと>って言ったのは、そういうことなんだよ。

 

頭で考えると、今回の人生で得た情報だけを頼りにすることになるけど、

自分で考えるのではなくて、真っ白な状態にして、リラックスしていると

宇宙からの情報も受け取りやすくなるから、その時々に必要な言葉も情報も

キャッチしやすくなるっていうことなんだよ。これで、舌の上に言葉が

あるという感覚、理解してもらえたかな?」

 

 

「なるほどね!『上手いこと言ってやろう!』とか、『印象に残る言葉を

残そう!』とかっていうのは、エゴだもんね(汗)だって、その思いの裏側

には、『スゴイって思われたい』とか、『他の人より優秀だって認めさせたい』

っていう、愛とは対極にある感情だもんね(苦笑)ホント、ちょっと油断すると、

すぐにエゴが顔を出しちゃうね(汗)」

 

 

「それが人なんだよ。だから、ミウさんだけじゃなくて、誰でもそうなって

しまう。愛の存在で居続けることは、肉体を持っていると難しいんだよね(苦笑)

僕が、こんなことを言ったらいけないのかもしれないけど」

 

「確かに愛の存在で居続けるって、難しいと思う。どうしても自分の中にある

欲っていうか、自分本位の思いっていうか、そういうのが顔を出しちゃうもん」

 

「ミウさん、僕が言うのもなんだけど、結構、アトランティーナが教えて

くれた大切なこと、忘れちゃってるんだね(苦笑)」

 

「すみません・・・。なんか、新しいことが入ってくると、その前にあったことが

抜け落ちちゃうのかもしれない(汗)それじゃ、ダメなんだけどね(苦笑)」

 

 

「じゃ、これからは、抜け落ちないように、一緒におさらいをしていこうね」

 

「うん!そうしてもらえると助かる!」

 

「アトランティーナ、こんな感じで大丈夫でした?」

 

「ま、良いんじゃない?もう、ミウは、知らないことは、ほとんど無いはず

なのよ。生きていく上で大切なこと、考え方は、伝えてあるはずだから。

どんなことでも、初めてのことをする時でも、『私に出来るのかな?』って

不安になったら、ダメなことを考えるのではなく、上手くいっている状態を

思い浮かべることが大事。

 

とは言っても、初めてのことの場合、上手くいっている状態をすぐに

思い浮かべるのは難しいわよね?そういう時は、何も考えずに、ただ、

身体に入っている力を抜いて、何も考えないこと。頭の中も心の中も

真っ白にした状態で臨むと思いがけず、上手くコトが進んで行くはずよ。

成功の秘訣は、真っ白な状態で臨むこと。これだけ覚えておいてね」

 

 

「うん、分かった!今夜、この話が聞けて良かったかも!ほら、イベント、

今週末じゃない?私にとっては、初めてのことで、準備に抜かりはないはず

なんだけど、やっぱり、当日は緊張しちゃいそうだったからね(汗)

 

何も考えず、リラックした状態で、会場に行って、会場に行ってからも、

極力、頭の中も、心の中も、真っ白な状態で居るようにしようと思った。

ありがとう、アトランティーナ!」

 

 

「今夜、この話になったのも導きだと思うのよ。今のミウに必要な話

でしょ?前日でも良いような気がするかもしれないけど、そのイベントは、

ミウだけじゃなくて、弦夜も関係があるから、二人揃っている今夜が

ベストだったのよ。でも、それは、私じゃなくて、もっと大きな存在が、

この機会を与えてくれたのね」

 

 

「神さまとか、そういう存在ってこと?」

 

「そうね。神さまとか、大いなる源とか、呼び方は何でも良いと思う

けどね。だから、ミウ。ミウはいつも私に感謝してくれるけど、私だけでは

なくて、そういう大いなる源へも感謝するクセをつけると良いわよ。

そうしたら、今よりもっと大きな奇跡やチャンスがもたらされると思うわ」

 

「えっ、そうなの!?じゃあ、これからは、アトランティーナにはもちろん

だけど、アトランティーナ以外にも感謝しよっと(笑)」

 

 

「あはは、ミウさんって、本当に素直なんだね。でも、そういうところ、

すっごく良いと思う。なんか、ちょっと嬉しくなっちゃうね」

 

「でしょ〜!そうなのよ、ミウの素直さ、嬉しくなっちゃうのよね!」

 

「えっ、なんで?」

 

「守護天使をしたことがある人にしか分からないことかな(笑)天使は、

聞かれたことにしか答えてはいけないという制約があるんだけど、まず、

聞いてこない、助けを求めない人が多いんだよ。

 

だから、何も出来なくて歯がゆい思いをすることが多んだけど、

ミウさんは、疑問に思ったことを何でも聞いてくれるでしょ?

それに対して、答えると、すぐに反応してくれて、実践しようって思って

くれる。それは、本当に嬉しいことなんだよ。もっと助けたいっていう

気持ちにさせてくれるんだよね」

 

 

「天使って、人間から質問されたり、お願いされたりしたいって思ってるの?

なんか意外かも。でも、アドバイスして、それを実行してくれると、もっと

助けたいって思うって、そういうところは、天使も人間っぽいんだね(笑)」

 

「それを言うなら逆だね。神さまは、人間を神に似せて創ったから、人間が

天使に似ているんだよ。あと、守護天使は、その人が生まれてから寿命を

全うするまで、ずっと傍に居る存在なんだよね。その人生で、その人が

生まれてくる時に決めた課題をクリアすることはもちろんなんだけど、

それ以上に、その人に幸せになってもらいたいって願っているし、心の底から

愛しているんだよ。

 

 

だから、頼って欲しいって思うし、分からないことは、自分一人で抱え

込まないで、何でも聞いて欲しいって思っているんだよ。意外かもしれない

けどね(笑)」

 

「な〜るほどね。じゃあ、今の私についてくれている守護天使さん達は

ヒマかもだね(笑)だって、今の私にはアトランティーナもチェリーも

居るし、弦ちゃんも増えちゃったから、守護天使さん達に聞いたり、助けを

求めたりってこと、なさそうじゃない?」

 

「そんなことはないでしょ!アトランティーナも僕もいつも傍に居るわけでは

ないし。そういう時は、守護天使たちを頼ってみても良いんじゃない?」

 

「でも、そういう時は、チェリーが居るからね」

 

「そっか・・・。でも、たまには守護天使たちを頼ってみてよ(苦笑)」

 

「そうだね。そうしてみる(笑)」

 

 

<次回へ続く>