結局、お喋りに夢中になっちゃうんだよね(汗)弦ちゃんが買って来て

くれたスイーツがダメってことじゃないんだけど、アトランティーナが

話してくれる内容に勝つには、それなりにインパクトが必要なのかも

しれない(笑)

 

 

じゃ、インパクトのあるスイーツって何?って聞かれると

困るんだけどね(苦笑)とはいえ、弦ちゃんスイーツを堪能する

時間ってことで、コーヒーも淹れたワケだし、ここからは、スイーツを

堪能する時間にしよう(笑)

 

「じゃ、この時間は、弦ちゃんが買って来てくれたスイーツを

堪能する時間にしようね!」

 

「じゃ、私は、あまり喋らない方が良いってことかしら?」

 

「えっ、そういうわけじゃないですよ!アトランティーナの話は、

とってもためになるから、喋らないなんて、そんなこと言わないで

くださいよ」

 

 

「だって、私が話し出すと、まずミウが食いついてきて、スイーツを

味わうどころの話じゃなくなるわよ(笑)」

 

「それだけ、アトランティーナの話が魅力的だということです。

今回、お邪魔して、よ〜く分かりました。見た目がキレイで、

可愛らしくて、美味しいだけでは、ダメなんだってことが。

 

見た目がキレイで、可愛らしくて、美味しいに加えて、インパクトが

必要なんですよね!お二人が、思わず目を奪われて、そのまま目が

離せなくなるくらいのインパクト!今回、学んだので、次回は、

そこを目指して選びたいと思います!」

 

 

「弦夜、そんなにスイーツ選びに真剣にならなくても良いんじゃない?(笑)

相変わらず、可愛いわね」

 

「いえ、真剣にもなりますよ。やっぱり、自分が買って来たスイーツに

感動してもらいたいし、感想だって、すぐに聞きたい。

でも、アトランティーナの話も聞きたいんです!だから、両方を

叶えるためには、インパクトですよ、インパクト!」

 

「弦ちゃん、私の心の声が聞こえちゃった?」

 

「へっ?ミウさんもそう思っていたってこと?」

 

「う、うん、実は・・・。アトランティーナが話してくれる内容に勝つ

には、それなりにインパクトが必要なのかもしれないって思った(苦笑)

じゃ、インパクトのあるスイーツって何?って聞かれると困るんだけどね(汗)」

 

 

「そう!そこなんですよ!インパクトがあって、キレイで、可愛くて

美味しいスイーツって、何でしょうね。例えば、スイーツじゃない、

洋服とか、バッグで有名なハイブランドが出しているスイーツもある

けど、名前だけじゃないですか。美味しいかもしれないけど、感動する

ほど美味しいわけでもないし・・・。そういうインパクトじゃ、

アトランティーナの話には勝てないですからね!」

 

「何?私に勝負を挑んでいるの?」

 

 

「いや、そうではなくて、アトランティーナの話にも負けないくらいの

インパクトって言ったら何かなぁって(苦笑)」

 

 

「弦夜の手作りっていうのはどう?見た目がキレイで、可愛くて

美味しいスイーツを弦夜が作ったって言ったら、それは、もの凄く

インパクトがあるんじゃない?」

 

「確かに・・・。弦ちゃんが作ったって言ったら、めっちゃインパクト

あるし、すぐに食べて感想言うかもしれないね」

 

「でしょ?私の話なんて、後回しにされちゃうわよ、きっと」

 

「え〜っ、僕が作るんですか!?」

 

 

「別に無理強いはしていないわよ。ただ、弦夜が言う見た目がキレイで、

可愛くて、美味しくて、インパクトのあるスイーツって言ったら、

弦夜が作る以外にはないかなと思って(笑)」

 

「分かりました!じゃ、次回、お邪魔する時は、僕の手作りスイーツを

持ってきますよ!」

 

 

「えっ、弦ちゃん、無理しなくて良いよ。だって顔、笑ってないもん(汗)」

 

「大丈夫よ、ミウ!だって、弦夜、料理が出来るんだから、スイーツくらい、

チョチョイのチョイよね?」

 

 

「ええ、余裕ですよ、はははっ!」

 

「弦ちゃん、全然、顔が笑ってないよ。っていうか、むしろ引きつってる

けど、大丈夫なの?今、ここで約束しちゃうと、アトランティーナ、

忘れないよ」

 

「大丈夫。最初は、難しいのは作れないけど、初心者でも美味しく

作れるスイーツを調べて、チャレンジしてみるよ。ほら、さっき、

ミウさんとも約束したでしょ?これから、チャレンジ&トライを

していくって。その延長線上にあることだからね」

 

 

「いや、それとは、ちょっと違う気がするけど・・・(苦笑)」

 

「どんなことでも初めてのことに挑戦することは大事。そこから、

思っても見なかったような新しい発見があるかもしれないでしょ?

だから、ミウが心配する気持ちも分かるけど、ここは、温かく

見守りましょう。それに、楽しみじゃない?」

 

 

「ま、楽しみっていえば、楽しみではあるけどね(苦笑)」

 

「ミウさん、僕にはスイーツが作れないって思ってますか?

だとしたら、そのミウさんの予想も大きく覆してみせますよ!

はははっ!」

 

 

「だから弦ちゃん、顔が笑ってないってば(笑)」

 

弦ちゃん、大丈夫かなぁ。仕事だって忙しいのに、スイーツ作り

なんて、今までやったこともないのに・・・。そういえば

弦ちゃんって、ホロスコープに魚座が多いんだよね。

 

 

ってことは、魚座は、環境に馴染みやすいっていうか、

つきあう相手によって、どうとでもなるっていう星座だったよね。

ヤバイ、これが原因で、スイーツ作りに本腰が入っちゃって、

仕事に身が入らなくなっちゃったら、私の責任でもあるよね?

 

しかも、確か金星に牡牛座が居たような気がする。うわぁ、金星は

好きなこととか、趣味を司ってるし、牡牛座は金星のホームポジション

だから、金星も牡牛座も活性化されちゃうってことでしょ?

ほらやっぱり、このままスイーツ男子の道、まっしぐらってことにも

なりかねないよね?ここは、止めた方が良いような気がするんですけど。

 

だって、牡牛座だから五感が鋭いでしょ。料理、しかもスイーツって、

味だけじゃなくて、見た目もだから、牡牛座にバッチリハマり

そうじゃない?弦ちゃん、パティシエの道に方向転換しちゃったり

しないよね?えっ、どうしよう・・・。

 

 

ん、でも、ちょっと待って。それならそれでも良いんじゃない?

なんで、弦ちゃんがパティシエへの道に方向転換しちゃったら

マズイって思ったワケ?別にそれならそれでも問題ないじゃん。

 

あっ、私、世間一般女子みたいなこと、考えたりしちゃって

たんじゃないの?経済的な安定とか、会社員として勤めてないと

ダメだとか、そんなこと考えてなかった?

 

だとしたら、私がダメダメじゃん。だって、もし、今回のことで、

弦ちゃんがスイーツ作りに目覚めて、しかも、その才能が開花したりして、

弦ちゃんも楽しめたら、それは良いことじゃん。なんで私、焦ってるの?

ここは、応援するところなんじゃない?なになに、また、ここで以前の

悪いクセが顔を出してきちゃった?(汗)

 

 

<次回へ続く>