言葉でも、行動でも、どんな仕草にでも、そこに愛があるかどうかで、

センスの良し悪しが決まるって、さりげなく聞いてたけど、

よく考えると深いなぁって、ベッドに入ってから思った。

 

 

それってつまり、いつも自分の中が愛で満たされていないと出来ないこと

だよね?ってことは、やっぱり、自分のことを本気で愛してる状態を

キープする必要があるってことだ。果たして、今までの私はどうだったんだろう?

う〜ん、自信ないなぁ(苦笑)

 

って、ダメダメ、こんなこと考えたら、また寝れなくなっちゃうじゃん!

リラックスして、頭の中と心の中を空っぽにしなきゃ。起きてから考えよう。

 

っていうか、今、寝る前の状態って、思いや考えを自分の中に落とし込むには

最適なんだから、今、自分の中が愛で満たされてるってイメージすれば

良いんじゃない?そうだよ!だから今、アトランティーナが話してくれた

センスの良し悪しのことが浮かんだんだ!

 

 

イメージしてみよう。私の中が愛でいっぱいになって、内側に入り切れなく

なった愛が、私の外側にも溢れ出してるの。愛だから、ピンク色の光かな?

私全体が、内側も外側もピンク色の光に包まれていく・・・。う〜ん、ステキ。

それに、そうイメージしただけで、なんか幸せな気分にもなってきた。

やっぱり愛って偉大だね。

 

 

そうそう、明日は少し早起きして、お風呂に入りたいから、大天使メタトロンに

お願いしなきゃだね。8時くらいに起きれば良いかな?いや、7時半にしよう!

土曜日なのに早起きだけど、明日は起きられそうな気がする。

 

じゃ、大天使メタトロン、私は明日7時半に起きるので、お力添えのほど、

よろしくお願いします。これで良しっと。では、おやすみなさい。

 

 

ふわぁ〜、なんかよく寝た気がするんだけど、今って何時なのかな?

もしかして寝坊とかしてないよね?(汗)スゴイ!7時半だ!

大天使メタトロン、ありがとう!目覚ましセットするの忘れちゃったけど、

ちゃんと起きられたし、スッキリ目覚められた!もう、感謝感謝だよ。

本当にありがとう!

 

 

ベッドから出て、部屋を出るとアトランティーナも起きてた。

アトランティーナも落ち着かないのかな?いや、アトランティーナに限って、

そんなはずはないでしょ(笑)

 

「アトランティーナ、おはよう」

 

「あら、ミウ、おはよう。随分、早起きね」

 

「うん。お風呂に入りたかったから早起きした。でもね、聞いて、スゴイの!」

 

「何がスゴイの?」

 

「昨夜、寝る前に大天使メタトロンに7時半に起きるから、お力添えを

お願いしますって言ったんだけど、言ったことで安心しちゃったみたいで、

目覚ましをセットするの、忘れちゃったのね。でも、ちゃんと7時半に

起きられたんだよ!スゴくない!?

 

初めてじゃないけど、改めて感動しちゃった。しかもね、全然眠くなくて、

スッキリ目覚められたんだよ。もう、大天使メタトロン様様だよ!」

 

 

「それは良かったわね。ほら、お喋りしていると遅くなるから、早くお風呂に

入ってきちゃいなさい」

 

「は〜い。でも、アトランティーナも早起きだよね」

 

「一応ね、お客様が来るし、ランチもちょっとだけ奮発しようかなと思って」

 

「やっぱり、アトランティーナは優しいね」

 

「そうかしら?だって、きっと弦夜もいつもの土曜日より早起きするだろうし、

デザート選びもしっかり考えてくれるだろうから、それに報いないとね」

 

「そっか・・・。そういうことなんだね」

 

「何が、そういうことなの?」

 

「昨日、アトランティーナが言ってたこと。そこに愛があるかどうかで、

センスの良し悪しが決まるって話だよ。そのためには、まず自分の中を愛で

満たす必要があるなって思ったの。アトランティーナは、しっかり自分の中が

愛で満たされてるから、自分にも他の人にも優しく出来るんだなと思って。

私も見習いたいなって、今、改めて思った」

 

 

「ミウは、スゴイし、偉いわね。ま、今に始まったことではないけど(笑)」

 

「えっ、スゴくないよ!」

 

「ダメでしょ?自分のことを認めること、自信を持つことも自分への愛よ」

 

「あっ、そうだった(汗)昨夜、寝る前に私の内側も外側も愛で満たされる

っていうイメージしたんだけどなぁ(苦笑)」

 

「そんな一回だけじゃ、すぐに効果なんて現れないわよ(苦笑)

それに、ミウの中には、自信の無さが根づいてしまっているし・・・。

それも、かなり頑固にね(笑)」

 

「そうでした(汗)どうしたら、自信の無さを手放せるのかなぁ・・・」

 

「ほらほら、どんどん時間が経ってしまっているわよ。早くお風呂に入ってきて。

お喋りは、それからよ」

 

「あっ、そうだった(汗)なんのために早起きしたのか、分かんなく

なっちゃうね。じゃ、お風呂入ってきま〜す」

 

とはいったものの、今日はシャワーだけにしとこう。お湯に浸かっちゃうと

長くなっちゃうからね。早く出て、髪の毛を乾かしたり、少し化粧もして

おきたい。それに、アトランティーナのお手伝いもしたいしね。

 

 

休みの日は、すっぴんで過ごしてるけど、今日は、弦ちゃんが遊びに来るから、

すっぴんっていうワケにもいかないでしょ。すっぴんを見せるのは、

もう少し経ってから。だって、昨日、おつきあいをすることが決まったんだもん。

 

それにしても、どんなデザートを買ってきてくれるんだろう?オシャレな

スイーツかな?意外と和菓子なんかもあったりして!って、私、弦ちゃんよりも

買ってきてくれるデザートの方を楽しみにしてる?(笑)今の私はまだ、

色気より食い気の方が勝ってるのかもね(笑)

 

 

サクッとシャワーを済ませて、キッチンを覗いてみると、見目麗しいサラダが

出来上がっていた。アトランティーナが作る料理は、味だけでなく、見た目も

美しいんだけど、今日は、いつも以上にキラキラ輝いてるように見えた。

 

「アトランティーナ、なんかサラダがキラキラしてるみたいに見えるんだけど、

気のせいかな?」

 

 

「あら、ミウ、早かったわね」

 

「うん、シャワーだけにしたの。お湯に浸かっちゃうと遅くなっちゃうから」

 

「だったら、こんなに早く起きなくても良かったんじゃない?」

 

「う〜ん、そうかもしれないけど、髪の毛乾かしたり、あと、少し化粧もして

おきたかったからね。それと、アトランティーナのお手伝いもしたかったんだ。

っていうか、サラッとスルーしてるけど、サラダは?いつも以上にキラキラしてる

ように感じるのは、私の気のせいなの?」

 

「ありがとう、ミウ。でも、お手伝いは大丈夫よ。下ごしらえだけだから、

もう終わるしね。それより、随分、サラダにこだわっているわね(笑)そんなに、

いつも以上にキラキラして見えるの?ミウも鋭くなったわね(苦笑)

 

キラキラの原因は、ちょっとだけエネルギーが上がる魔法をかけたからよ。でも、

本来なら、目では見えないはずなの。ミウもエネルギーが上がってきたっていうことね。

素晴らしいわ。」

 

 

「えっ!魔法!?ね、アトランティーナ、魔法って何?それって、アトランティーナ

だから出来るの?私にも出来たりする?」

 

「そうねぇ(苦笑)ミウも覚えれば出来るわね」

 

「え〜っ、じゃあ教えてよ、アトランティーナ!」

 

「分かったわ。でも、今すぐにっていうのは難しいから、また時間がある時に

レッスンしましょうね。今はまず、髪の毛を乾かして、化粧を済ませちゃたら?」

 

「うん、そうする。じゃ、今度、教えてね。約束だからね!」

 

「はいはい、分かったから、早く髪を乾かして、化粧を済ませちゃいなさい。

着替えもするんでしょ?慌てることがないように、今のうちから支度しておいた

方が良いわよ」

 

「は〜い」

 

それにしても、もう手伝うことがないって、どんだけ仕事が早いんだか(汗)

アトランティーナって、ホントにスゴイなって思う。どんな仕事でも、とにかく

早くて、出来上がりも完璧って、どんだけなの!?って感じ(笑)

 

まぁ、だからなんだけどね。アトランティーナは、全てにおいて、私の憧れ

であり、目標にしてる存在なんだ。

 

 

でも、たまに目標設定が高過ぎるかなって思ったりもする。

だって、アトランティーナだよ。あそこまで辿り着くのに、どれだけの時間が

かかるのかって考えると一生無理みたいな気になるよね(苦笑)

 

って、そういうことを言ったり、考えたりした時点で、そうなっちゃうから、

ダメダメ!すぐに到達できるって思わないとっ!

 

どんなことでも最初にあるのは思いや考えだから、その思いや考えが後ろ向きだと

達成できるものも達成できなくなっちゃう。気をつけよう。っていうか、

これも私の自信の無さのせいなのかも。まずは、自信を持つこと。これを先に

実現した方が、話が早いかもしれないね。

 

 

<次回へ続く>