今回の週末は、平日の5日間よりも密度の濃い時間だったな。

2日間で星の勉強を終わらせるなんて、無茶なお願いだったって、

やってみて分かった(汗)アトランティーナにも

無理させちゃったよね(苦笑)ごめんね、アトランティーナ。

 

 

でも、これで終わりではなくて、私にとっては、ここからがスタート。

だって、覚えないと身につかないからね。身につかなかったら、

この密度の濃い2日間が無駄になっちゃう。そんな、勿体ないこと

したくないしね。

 

寝てる間に覚えるってことないのかなぁ。昔、睡眠勉強法とかって

あったよね?寝る前に、情報を入れ込んでみようかな(笑)

明日、覚えやすい方法をアトランティーナに聞いてみよう!ってことで、

明日は会社だし、会社に行けば、イベントの準備で忙しくなるし、

今夜は、何も考えずに寝ることに集中しよう!寝る前に情報を

入れ込むのは、ちょっと難しそうだね(苦笑)

 

 

ベッドに入ると、自然と身体が重たくなって、スーッと眠りに落ちた

ような気がする。だって、めっちゃ眠りが深かったって思うもん。

その証拠に今朝は、身体が軽いし、頭もスッキリしてる!良い目覚めだね。

 

月曜日の朝は、ベッドから出るのがイヤだった、かつての私がウソみたい(笑)

今の私は、『イベント、成功させるぞ!オーッ!』って感じで、

やる気がみなぎってる。空回りしないように気をつけないとね。

 

 

そうそう、自分一人で抱え込むのではなくて、みんなと協力すること、

これが大事なんだよね。肝に銘じて進めていこう!

 

今朝もアトランティーナは、まだ、部屋にいる。思ったんだよね。

たぶん、会社に行く前にアトランティーナと会っちゃうと、話しちゃって、

私が会社に行きたくなくなっちゃうことがあるかもしれないから、

アトランティーナは、起きてても出て来ないんだろうなって。

 

朝、アトランティーナに会えないのは寂しいとも思うんだけど、

ちょっとホッとしてるところもあるの(苦笑)

だって、アトランティーナの顔を見たら、話したくなっちゃうからね(笑)

楽し過ぎて、会社なんてどうでもよくなっちゃいそうなんだもん(苦笑)

 

今朝も、こっそり準備をして、家を出た。心の中で、『よしっ!』って

声が出た。あまり、気合い入れるのって、良くないって分かって

るんだけどね(苦笑)もう少し自然体で、流れに任せることを覚えた方が

良いんだよね。イメージだけ、しっかり持っていれば、その方がスムーズに

叶っていくんだから。でも、こればっかりは性分っていうか・・・。

でも、より良いものに仕上げていきたいんだったら、ここは変えていく必要が

あるかな。

 

 

今朝も電車で座れて、早速、チェリーに声をかけてみたの。

チェリーと話したないのは、たった2日間だけなのに、なんか、もっと長く

話してなかったような気がしちゃう。

 

「おはよう、チェリー」

 

「おはよう、ミウ。今朝のミウは、いつもよりスッキリしているね」

 

「そう?確かに昨夜は、ぐっすり眠れたからかな?眠りが深かったなって、

気がするから。だってね、気がついたら朝だったの。なんか、あっという間に

朝を迎えたって感じ(笑)それなのに、身体が軽くて、頭もスッキリして

たんだよね。なんか、不思議」

「そうなんだ!本当に眠りが深かったんだね。この週末は、星の勉強を

していたんだよね?ミウだけでなくて、アトランティーナも大変そうだったね」

 

「えっ、チェリー、見てたの?」

 

「うん、ずっと傍に居て、私も改めて勉強させてもらっていたの(笑)」

 

「え〜っ!な〜んだ、だったら声かけてくれたら良かったのに・・・」

 

「だって、声かけたら、それでまた時間を使っちゃうでしょ?

そうでなくても、結構、ギリギリのスケジュールだったから、邪魔したら

いけないなって思ったの」

 

「そうだったんだね。チェリー、ありがとう」

 

「ミウがとっても楽しそうで、私も嬉しかった。これから覚えていくんだよね?」

 

「そう!そうなの!アトランティーナに聞こうと思ってたんだけど、

チェリーに聞いても良い?」

 

「私に答えられることであれば・・・」

 

「なんかさ、覚えやすい方法とかってあるかな?」

「まずは、12星座を覚えるんだっけ?」

 

「そう!基本は12星座でしょ?それを、どうやって覚えたら早く覚えられる

かなぁって思ってるんだよね(汗)」

 

「最初に解説があった、12星座の区分があるでしょ?

男女の2区分、行動形態の3区分、エレメントの4区分。これを先に覚えると

良いよ。そうすると、その特徴が見えて来るから。それに、相性も

分かりやすくなるでしょ?」

 

 

「なるほどね。まずは、3種類の区分をしっかり覚えるんだね。分かった。

まずは、そこから始めてみるね」

 

「ただ、どの区分にどの星座が入るということだけじゃなくて、

その区分の性質も一緒に覚えるようにすると良いよ。

 

例えば、男性宮は、能動的で、外側にエネルギーが向いていて、

サバサバしていて引きずらないタイプだけど、女性宮は、受動的で、

内側にエネルギーが向いていて、感情に左右されることもあって、

執着しやすいとか。

 

活動宮は行動的で、不動宮は動かない。柔軟宮は、どちらにも対応が

可能だから、活動宮が多いホロスコープでは活動宮を、不動宮の多い

ホロスコープでは不動宮をサポートする。

 

4つのエレメントも火は直感型、地は感覚型、風は理論型、水は感情型。

同じエレメントの中に3つの星座があるけど、それぞれに特徴があるから、

そのエレメントの中で、どんな違いがあるのかということを見ていくと

覚えやすいんじゃない?」

 

 

「ふんふん。なるほどね。やっぱり、いっぱい覚える必要があるって

ことだね(汗)」

 

「まあ、星は、覚えないと始まらないところがあるからね。

だって、占星術っていうけど、占星学とも言えるから。アトランティーナも

言ってたでしょ?占星術は、統計学みたいなものだって。人は、サンプルなの。

だから、たくさんの人を見て、星座がどのように影響を与えているのかを

見ることも勉強になるんだよ」

 

「うん。なんか、それって面白そうだよね」

 

「ミウは、乙女座があるから分析するの、得意だもんね。

そのミウの分析力を使えば、アトランティーナが教えてくれた以上の

星座の特徴を掴めると思うよ」

 

 

「そっかぁ。それは楽しみだよね。色々、自分で見つけたこととか、

アトランティーナに報告したいもん」

 

「そうだね。そうしたら、アトランティーナもきっと喜ぶと思うよ」

 

「うん!なんか、ますますやる気が出て来た(笑)」

 

「それと、弦夜くんと食事に行くことになったんだよね?」

 

 

「うん、そうなの。今週の金曜日に約束してる」

 

「そうなんだ。楽しみだね」

 

「う、うん、そうだね(汗)」

 

「あれっ?ミウは楽しみじゃないの?」

 

「う〜ん、楽しみではあるんだけど・・・。昨日、チェリーは、

どのくらいまで傍にいたの?」

 

「アトランティーナとミウが寝ようって言う前まで居たよ」

 

「じゃあ、聞いてたでしょ?」

 

「あ〜、デート服を買いに行こうっていう話のこと?」

 

「そう!それがね、ちょっと気が重いっていうか・・・」

 

「なんで?それも含めて、楽しみじゃない!」

 

「チェリーもそっち派なんだ(苦笑)」

 

「だって、恋は楽しまなきゃ!二人で会うだけでなくて、会うまでの時間も

恋の醍醐味でしょ?どんな服を着て行こうかな?どの靴を履こうかな?

アクセサリーは?バッグは?髪型もいつもと少し変えた方が良いかな?

メイクは?って、考えるのも楽しいじゃない!

 

 

ミウだって、初めて恋をした時には、同じようにワクワクしていたはずよ。

忘れちゃったの?」

 

「そうだったかなぁ・・・。もう、覚えてないや(苦笑)」

 

「恋をするって、相手が人じゃなくても、ワクワクして、ドキドキして、

それが人生に良い影響や効果を発揮するものなのよ。

 

 

だから、ワクワクやドキドキがないのは、恋とは言えないわね。

 

ミウは、仕事の延長線上で、弦夜くんと食事に行くの?弦夜くんとの食事は、

仕事を離れたプライベートの時間ではないの?」

 

「プライベートな時間だけど・・・」

 

「ミウ、恥ずかしいという気持ちは分からないでもないけど、今のミウは、

自分の気持ちに正直じゃないと思う。そんな状態で、食事に行っても

楽しくないと思うし、食事を終えて帰って来た時に後悔すると思うよ。

何を躊躇しているの?自分としっかり向き合って、その答えを早急に

出す必要があると思う。

 

 

今の状態のままだったら、食事には行かない方がお互いのためだよ。

弦夜くんにも失礼だと思う」

 

「そんなこと言わないでよ、チェリー!だって、私ばっかり盛り上がって、

なんかバカみたいじゃん」

 

「弦夜くんは、誰にでも優しいけど、誰でも誘うわけではないわよ。

そんなに軽くない!ミウのことをステキだなって思ったから誘ったの。

いくらアトランティーナに恋の相手になってって言われたとはいえ、

相手がどんな子でも誘うことはしない。

 

しかも、自分から誘うのは、得意な方じゃないはず。それなのに、自分が

好きなハンバーグを食べに行こうって誘うなんて、候補のお店を挙げて

誘うなんて、これは、ちょっとした感動ものなんだから!

 

ミウ、いつも素直なのに、どうして、自分の気持ちに素直になれないの?

相手から好きだって言われないと恋は始まらないの?」

 

「う〜ん・・・」

 

「恋って、そういういものじゃないと思う。相手が自分に恋をして

いなかったら、自分も恋をしないっていうのは違うんじゃない?

 

恋って、ギブアンドテイクではないのよ。それに、恋は楽しむもの。

だから、相手がどうとかということより、まずは、ミウが楽しむことが

大事なの。弦夜くんとつきあうとか、つきあわないとかっていうのは、別の話。

つきあわないと恋が始まらないって思っているのだとしたら、

その認識から変えないといけないわね。

 

例えば、ミウが大好きな映画があったとするじゃない?何度も映画館に

足を運んでしまうほど、大好きな映画。その映画を観に行く時って、

ワクワクしたり、ドキドキしない?着て行く服も考えたりしない?」

 

「大好きな映画を観に行く時は、ワクワクするし、ドキドキするし、

その日が来て欲しいような、来て欲しくないような、そんな気持ちになるかな。

あと、何を着て行こうか、迷う」

 

「でしょ?それも恋なのよ。弦夜くんとの食事は、そこまで楽しみじゃない

ってことなのかしら?」

 

「う〜ん・・・楽しみではある・・・かな?でも、映画を観に行くのとは違って、

ちょっと照れ臭くもあるかも・・・」

 

「ミウ、弦夜くんと食事に行く時は、仕事じゃなくてプライベートなんでしょ?

だったら、チーフという立場は、関係ないんだよ。そこを気にしているんじゃ

ないの?」

 

「あっ、それ!それかも!チーフとして、みんなを引っ張ってる立場にある

私っていうのが、私の中にあって、『浮かれてる場合じゃない!』みたいな、

なんか、気負いみたいなのがあるのかもしれない!」

 

 

「ミウ、仕事の延長線上だったら、それも必要だけど、そうじゃなくて、

プライベートの時間だと思うんだったら、気持ちを切り替えないとね」

 

「そうだね(汗)なんかさ、男の人とプライベートで食事に行くなんて、

久しぶり過ぎて、混乱しちゃってるっていうか、何をどうしたら良いのか、

分かんなくなっちゃって、プチ・パニック状態だったんだと思う。

ふぅ〜。一回落ち着いてみるよ」

 

「そうね。その方が良いわ。それで、アトランティーナと一緒に

キャアキャア言いながら、楽しく服を選ぶと良いわよ。

お買い物の後、アトランティーナと外で食事するんでしょ?いいなぁ・・・。

私も行きたい!一緒にお洋服選びたいもの。

 

 

でも、私はドラゴンにしかなったことないし、私が入れるお店なんて

ないものね(笑)入れるお店があったとしても、大騒ぎになっちゃうし(苦笑)

しっかり、楽しんで来てね。

 

あっ、ちょっと喋り過ぎちゃったかしら。私ばっかり喋ってしまって、

ごめんなさい。そろそろ、降りる駅よね?ミウ、じゃあ、今日も元気に

楽しい1日になりますように。いってらっしゃい」

 

「チェリー、ありがとう!チェリーのお陰で、胸の奥につっかえてたものが

取れたような気がする。じゃ、いってきます!」

 

 

<次回へ続く>