今回で３台目のダイハツマニュアルミッションオイル漏れ修理に成ります。
類似記事からお問い合わせを頂き、一度ご来店頂く事に・・・
中古でご購入され、近日車検などご依頼している整備工場で
クラッチ交換を依頼されたそうですが、ミッションのオイル漏れは
修理出来ないとの事で当方にご依頼と成りました。
漏れが進行しており、会社の駐車スペースを汚してしまっている状況との事。
どちらからいらっしゃるか不明のままご来店頂きましたが、
ナンバーを見て、即お預かりを考慮しました。
隣県ですが当店まで片道２時間掛かったそうです。
〇ダイハツ エッセ DBA-L235S NA
平成19年 127820km
ご購入時から、ローダウンサス・社外マフラー・クイックシフト
社外エアークリーナー・ストラットタワーバーの処置がされています。
ヘッドライトがピカピカなのは、車検で光量問題から
新品交換されたそうです。
作業前写真撮り忘れの為、分解時の画像ですが
コントロールシャフトから結構な量で漏れて来てます。
フレキシブル部分もガタが大きいのでシャフト交換もご了承頂きました。
他の仕事も有りましたので、数日お預かりで代車ご不要との事で
電車でお帰り頂く事に成りました。
クイックシャフト装備との事でしたが、シフトリンクのルーズ感が気に成り
まずは交換部品のチェックを行います。
片側のカラーが入っていませんでした。
リンケージマウントがゴムから変更されてましたが、
ココも摩耗が有りルーズに成ってますので、純正で交換をご了承頂きました。
ブーツも敗れてます。
全ての消耗部品を注文。
社外マフラーのガスケットから排気漏れが発生。
測定して・・・
社外品をチョイス。
後方から異音が有るとの事で・・・
スプリングラバーを付けて様子を見てもらいます。
部品が入荷し、他作業が済んだので着手します。
ラジエータファンシュラウド上部固定部が破損しておりましたので、
破片を溶着など処置を行っておきます。
痛んで来ているボールジョイントブーツは通常交換しておきますが、
ボールジョイントがルーズに成って来ているので、ロアーアーム交換を
お勧めして今回は見送ります。
ミッションを下しました。パワステラックは宙吊りです。
５速＆リバース部を分解して・・・
ケースを開けます。
シフトリンク関連の固定を外します。
取り外さずに浮かせる程度で、リンクシャフトの固定ボルトを抜きます。
ようやくシャフトが抜けて・・・
オイルシールが外せました。
シャフト・シール・ブーツを交換します。
マグネットの鉄粉も除去しておきます。
液体ガスケット乾燥の為、一晩おきます。
デフのミッドシール（ドライブシャフトが刺さる所）も交換です。
クラッチ交換時にクランクのリヤシールを交換していないとの事で、
純正で処置。安価な社外品で漏れると手間が半端無いので、
高価でも純正を使用お勧めです。
クラッチは、まだ当たりも付いていない新品同様です。
リンケージのブッシュ交換の為、カシメ部をサンダーで外して・・・
変更部品で組みます。
全てリフレッシュです。
純正マウントに戻す為、マウントサポートが必要に成りました。
外したブレーキローターは縁が立ってきているのと、
錆が出てきているので、簡易研磨しておきました。
試運転が長時間行えなかったので、後日クーラント量のご確認を
お願いする事と成りました。
試運転が少なかった為、お帰りの際途中で異音を発生してしまい、
急遽お戻り頂く事と成りましたが、私の詰めの甘さが要因でしたm(_ _)m
何より、クイックシフトの感覚が気持ち良いお車でした。
今回の交換部品です。
