今回はダイハツKF-DET型のターボエンジン搭載車両で
ブローバイホース破損(破れ)の案件です。
シューシュー音と表現しましたが、上下の唇を震わせて出すような
ブーブー音の場合もございます。
○ダイハツ タントカスタム 128000km
平成20年 CBA-L385S
しばらく前に、タービンをリビルト交換されたようですが
元々前オーナーのオイル管理が悪くスラッジが溜まり、
タービンのオイルラインが詰まって、再度ブローしたのでは?
っと、言う事でお預かりに・・・
所見の始動時に排気漏れの音が気に成ります。
試乗すると加速時にシューーと音がして、加速不足を感じました。
インテークマニホールド廻りがオイルだらけですので、
ベンチレーションバルブとインマニ間のホースが怪しい(定番)です。
4WDで下からの作業が困難なのと、オイルの飛び散りを
綺麗に清掃したかったので、上からインマニ外しで作業しました。
2層のホースが破けております。
ゴム製部品ですので、経年劣化を考慮すると定期交換部品要素が有ります。
連休中でしたので、肉厚なフューエルホースにネジ式ホースバンドで処置しました。
冷間時に気に成る排気漏れ音。
エキマニとタービン間で起きているようです。
前作業者(リビルト交換)がトルク不足だったようで、1本ネジが緩く
排気漏れしてました。
○ダイハツ ムーヴコンテ 80000km程度(走行不明)
平成21年 CBA-L575S
2台目も変な音がする・・・との事でお預かり。
こちらは。加速時ブーブー音です。
下からですとオルタネーター外して・・・
リフトに足回りブッシュ&ボールジョイント全交換の車両が
鎮座していた為、上から行いました。
破れたホースからブローバイオイルが飛び散り洗浄も手間を要します。
ゴム製部品ですので、経年劣化を考慮すると定期交換部品要素が有ります。
大切な事なので、2度書きました(^^
オイル消費が気に成るとの事で、内視鏡で確認しました・
No1
No2
No3
KFの定番!オイルリングの詰まりでオイル上がりしてますね。
改善方法は?と聞かれましたので、ピストン抜く他有りませんと・・・