〇ダイハツ タント
平成27年 DBA-LA600S 58000km
間接的に車検のご依頼を頂いた車両に成ります。
「バッテリーが弱いようなので点検して」との事。
既にeco IDLE OFFが点滅。
バッテリーを点検すると、比重や電圧、充電状況は良好です。
過去に、非日常事態でバッテリーを上げてませんか?と聞きたかったですが、
直接問診できないので、的確な判断(交換の要・不要)が出来ません。
ひとまず、バッテリー交換は見送ります。
お引き渡し時に「バッテリー上がりは起きていない」との事でしたので、
低温や頻繁なアイドリングストップで電圧低下が起きた可能性がございます。
次回点滅時はバッテリー交換を行い、リセットをお勧め致します。
交換前提では無かったので、状態を確認の上で見送ったしだいです。
故障コードを点検すると多数(バッテリー上がり関連)有りましたが、
始動時電源電圧低下異常(P1602)が消せません。
eco IDLE OFFも点滅し続けます。
コレをリセットするには、2ヶ所のヒューズを抜く事に成ります。
エンジンルーム内ヒューズBOXの・・・
一段高く成ってます。
もう1ヶ所は、グローブBOXを外して
ECU-Bです。
2本を60秒(1分)程度抜いて放置しますとリセットされます。
バッテリーを交換したら行って下さい。
※補足
①ステアリングセンターの学習
②パワーウィンドウオートの設定(上げと下げ切りをマニュアル位置で1~2秒保持)
③パワースライドドア(一度、ドアハンドルで開閉)
④メーター内の時計
⑤ラジオチューナーの設定(ナビのAM/FM地域ボタン)
①はステアリング位置センターで、数メートル前進して停止し
左右に半回転した後、40km/hで数秒走行すれば学習されます。
新車ご購入で2回の車検はDさんで行われたようです。
前回ブレーキパッド交換の履歴が有りましたが、
ローターの摩耗が進行しておりましたので縁落とし研磨しました。
左:処置前 右:処置後
こちらの車両のご使用状況から、最低限1年毎に
エンジンオイル交換を行うようお勧め致します。