ようやく涼しく成って来て(妻は寒いと・・・)作業効率が上がる所です(^^
1週間掛かりきり作業に着手の為、数名のお客様には当方都合で
作業時期のご協力頂きありがとうございましたm(_ _)m
平成12年 ロータスエリーゼ S1 74000km
後ほど画像差し替えます。
今まで色々と作業してまいりましたが、通勤車両になさっているので次から次へと
消耗や経年劣化が否めません。
今回は、給油後にガソリン臭い状況の作業をメインにご依頼頂きました。
ひび割れを起こしているホースとフューエルポンプを交換します。
車内(助手席後方)のサービスホールからはポンプ交換出来ず、燃料パイプを外すのも一苦労。
リアエンジンの軽量車両の為、後輪ギリギリでリフトアップしないと、後方に落下してしまう
バランスの車両です。
これでは、当方のリフト環境ではガソリンタンクが下せません。
シフトリンク、スロットルワイヤー、サイドブレーキワイヤー、以前追加した油温&油圧配線を外しておきます。
リジットラックでも高さを要する為、初の横載せです。
これで、すんなり下せそうです(^^
パネルを外すとタンクの底が見えます。
ホースを外しながら・・・結構大変!
ポンプ配線は余裕が有るので、下しながらコネクターを抜きます。
想定内の錆です。
削りすぎると薄く成ってしまうので、錆を除去したら液体シールでコートします。
中は星空の様に点々と・・・
ポンプを外すとストレーナーの下部に堆積してました。
マグネットでコロコと除去。
前オーナーさんで放置時期が有ったようで・・・
※ガソリンが残っている部分(下半分)が錆びてます。
これって、ガソリン満タンが錆を防ぐ説が間違いだと言う事の様です。
給油パイプ側も点検。
取れる限りで錆を落とします。
配管を外した時に漏れたガソリンを拭き取ると簡単に塗装がはがれてしまいました。
外側の錆は除去して、塗装しておきます。
新品ポンプのフロート調整を行い・・・これでも3Lの誤差が出てしまいましたorz
新旧ホース
構造上ホースバンドをしたまま載せられずで・・・
バンドを一時中間で固定してタンクを載せながら、下、上と差し込みました。
タンク側のバンドを斜めに締めない様にするのは至難の業です。
車内側の蓋は陳腐なOリングで外気を吸い込んだ痕跡が見られます。
満タン時にポンプ上からスローリークした気化ガスが車内に入って来たのが否めませんね。
弾力性の有るシールに変更しました。
カタログ上、36Lタンクに40L入ってしまいましたが、漏れや匂いは無いようです。
○国産のクーラーが着いているので、ベルトのテンショナーは純正品では有りません。
ゴリゴリ感が気に成るので確認すると日本製のベアリングを使用しておりましたので安価で交換。
〇フロントブレーキに引きずりが生じてきたのでキット交換。
水酸化アルミ状態が生じており、シールを押し上げて来てます。
左が鳴くとの事でしたが・・・
右も始まっておりました。
組み付け中に・・・
1年前に交換したラックエンドのブーツが切れているのを発見!
あわてて在庫をガサガサ・・・
国産の汎用で近いのを発見。
左右とも交換しました。
部品はお客様自身が、海外から純正やOEMを購入されております。
良い物、悪い物も有りますよね。
可能な限り、試行錯誤しますm(_ _)m
つづく・・・かな?
かなぁ~り遅く成りましたが、リアキャリパーの分解。
ココを外さないと分解出来ないのですが、80%折れるとネットで
不評の部品
ココから元に戻す事は出来ません。
ネジロックが緩めるにつれどんどんきつく成り・・・ポキッ!
ばらせましたが・・・
残ったネジに期待を込めて・・・
タップを試みましたが、サイドブレーキや踏み応えに問題が生じました。
部品が個々で販売されてません。
お客様がダッジバイパーの中古キャリパー(同品番)を購入して
ネジを外さないで分解を試みて摘出。
組み立てて復旧したのですが、度々のエアー抜き(フルストローク)で
マスターが抜けてしまいました。
こちらも、カップキット無しの為、マスターASSY交換に。。。orz
経年劣化で漏れ始めてしまったエキスパンションタンク
タンクを交換すると適正な圧が掛かり・・・
ラジエターのエア抜きバルブから漏れ(定番のようです)
お客様が金属製を探し、私がホースを探して何とか・・・
何とも、お客様と二人三脚な車両です(^^;A
全塗装やヘッドガスケット交換は下記からご覧頂けます。