軽自動車クラッチ交換　ミラジーノ編（＾＾

ダイハツ　ミラジーノ　平成１５年１月　LA-L700S　

バイク屋さんの友達が、乗りたい車に乗る！でポルシェからRX-8に成り、乗り換えたミラジーノ・・・

マニュアル５速でターボと成れば、２年前でも入手困難で名古屋から９万キロで購入して来ました。

タイミングベルト交換済みで、クラッチの当たりも良い車だったのですが・・・

友達：「１速が入り辛いんだよねぇ～」

私：症状から「ミッションのインプットシャフトとクラッチディスクのスプラインが固着気味なんじゃん」

と、ミッションおろしの作業でしたので、両者ともナカナカ決断できずにいたのですが、先日

友達：「出掛け先で、いきなりどこのギヤにも入らなくて・・・」　

「もう、乗り換えようかなぁ～」

っと、ＮＧワードが・・・

この車両は、ミッションだけをおろすのが困難で、メンバーごとゴッソリと成ります。

※検証したところ、ＮＡでクラッチ交換だけならギリギリ出来そうですが

マウントを外してエンジンを車両右前側に移動しないと無理なので、逆に面倒です。

軽自動車はベルト調整程度でもバンパー外します。

車内：ステアリングシャフトとメインハーネスを外します。

エンジンルーム：　ラジエーターホース、ヒーターホース、アクセルワイヤー、クラッチワイヤー

オルタネーターハーネス、インテークパイプ、バキュームホース、燃料ホース、

エアコンコンプレッサー（ガス管は外さずにコアサポートに吊り下げです）

パワステリザーバータンク（オイルホースは外さずボディから外しエンジン側に縛りつけ）

下＆足回り：マフラー、シフトリンケージ、ショックアブソーバ、ブレーキキャリパー

作業性向上取外し品：バッテリー、ラジエータ、ウォッシャータンク

エンジンをおろすと言うより、ボディを上げます（＾＾

ドライブシャフトを抜いて、ミッションを・・・

ん～、クラッチグリスは皆無で錆び付き状態です。

ディスクの減り的には、前オーナーの扱いも良かったようでまだまだ行けそうですけど・・・

スプラインは。。。orz

カバーのプレッシャープレートは、段付き摩耗が生じてますね。

ダイヤフラムスプリングのベアリング当たり部は摩耗が進んでおります。

フライホイール側は、研磨が必要な状況では有りませんでしたが、若干の摩耗は見られました。

レリーズフォークに若干の段付きが有りましたが、面出し処置でした。

何もかも交換するわけには・・・ネ　綺麗に掃除して、コンパウンドで研磨・・・

せっかくだからのクランクシャフトシール交換・・・

デフミットシールも交換

フライホイールは数段階に分けて、均等にトルクを掛けます。

スプライン部にグリスを付けますが・・・

新品ディスクを仮刺ししてグリスの行き渡りと飛び散らないような量で塗ります。

スプラインのセンター出しは、ツールよりも肉眼の方がビシッと決まります（＾＾

更なるついでが・・・エンジンマウント前後とミッションマウント交換です。

後ろ側は載ったままですと、結構大変でしょうね。

前側は対策品で材質も形状も違います。

せっかく続きで、タイミングベルトも外しシャフトシール交換。

カムシャフトシールも交換です（＾＾

組み付けた後は、最初の画像に有るようにアライメントを確認・調整です。

１１万キロを超えて摩耗が否めない部品も多いですが、スパスパとギアが入り好調に成りましたね。

持込みの高級ミッションオイルの効果も絶大か・・・

ココまで行うと、部品や作業工費がかさみ、乗り換え（廃車・解体）に成る事が多いようです。

トヨタ　エスティマ　ＧＦ-ＴＣＲ20Ｗ　初年度、平成１０年が激減するように、車種によりキーポイントが有りますね。

アルファロメオ　１５６辺りは、８万キロ台（タイミングベルト交換２回目）で解体される事が多いようですね。

オーナーさんの尺度が、お勧めの方向性を決めさせて頂いております。

本日の出動要請は、長男の服など買い物（イオン）へ行く事でした。

次男は留守番を希望し、母と昼食を・・・

朝食ギリギリに起床してきて食卓についた長男に・・・

私：「起きてっか？」

長男：「ん～まだです」

私：「目が覚める事、言ってやろうか？」

長男：「あ～、はい・・・なんですかぁ～」

私：「今日はお前の運転だからな！」

長男：「え～～～！