④文字通り骨身にこたえる骨髄穿刺 | dragonfly's PV書庫

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2021年春〜真性多血症(PV)について書いてみよう

 骨髄穿刺について一週間、様々なサイトの情報を読んだ。どんな検査なのか?どれほど痛いのか?時間はかかるのか?医療サイトにはあっさりと、経験談としてはすさまじいものとして書かれている。「つらい精密検査ランキング」なんていうのもあった。

何にせよ覚悟を決めて切り抜けるしかないよね。

 

 午後の予約だったので、前の週にはただ通り過ぎた(ちょうど満開の)桜を見上げながら、病院へ向かった。

 

 

 

 

 てきぱきと明るい女医さんだった。うつぶせになり、普通に痛い1本目の麻酔注射、さらに骨への麻酔注射、これでもうほとんど痛みは感じない。

先生は手順を説明しながら、手際よく検査を進めてゆく。腸骨に開けた穴から髄液が吸引される。異星人にストローで体の中身を吸い出されているみたい。

続いて骨髄生検、ぐりぐりかりかりと組織が掻き出される。

吸引と採取そのものはどちらも30秒に満たないが、体の中心部に響く強烈で不気味な感覚に、うぐぐとうめいてしまう。

 が、痛覚には個人差があるようだ。続いて同じ検査を受けた隣のカーテンのおじいさんは、「はい、だいじょうぶです」全く平然としていた。強者(つわもの)なのか。

 

 あおむけになって傷口を圧迫し1時間休んでから帰宅。

その後の痛みについてはあまり資料がないのだが、わたしの場合数日間は検査部分側に軽い腰痛が続いた。