こんにちは。
龍馬です。
今日は、先日の仙台セミナーで、時間がなくて詳しく説明出来なかった、
「機種構成の優位性」について書きます。
今まで機種構成を語られる上で、自店の適正台数、新台導入の回転率、
営業管理費における新台購入比率などがよく言われてきましたが、
今回の記事は、それらの概念を完全に覆します。
そして、以下の考え方が今後の「有効な機種構成」におけるスタンダードになると確信しています。
時間があまりないので、猛ダッシュで書いていきますよー(-_☆)
・・・
まず、遊技機選定7:3の法則から言えば、
70%のお客さんは、「来店前に遊技予定の機種を決めていようがいまいが、
結果的には来店後に遊技する機種を決める」のであり、
30%のお客さんは、「来店前に決めていた機種で遊技する」ことになります。
これから、機種構成を考える上で重要なことは、
上の70%のお客さんに焦点を当てることです。
3番店の新台入替に、店全体の稼動アップ効果がほぼないのは、
逆に上の30%に焦点を当てているからです。
3番店の、「今度のCR○○に賭ける!」という発想が、いかに自滅的であるかが分かると思います。
多くの機種運用セミナーで言われている機種構成についての考え方も、
ほとんどの3番店では意味を持たないばかりか、
かえって最悪の結果をもたらすことが多くあります。
以前も書きましたが、機種構成において「業界のベストプラクティス」など存在しません。
店毎にポテンシャルは異なり、機種運用に事例などあり得ないのです。
それに早く気付かなければなりません。
・・・
さて、ここから「機種構成の優位性」について書いていきます。
例えば自店の設置機種、エリアの中でお客様に認知されている機種、エリアが、
3つあったとしましょう。(例:花の慶次、1パチ、新海アグネス甘)
一方、競合店は同じ要領で5つの機種、エリアがあるとします。
以前のブログの中で、a×(a-1)/2という公式を使いましたが、
実際、上で挙げた70%の客層は、平均3機種程から最終的に遊技を行う機種を決定します。
その場合、客認知機種が3機種である自店と、5機種である競合店の優位性は
どの位違うのかを考えてみましょう。
その場合の公式は以下のようになります(平均3機種から選ぶ場合)。
自店→3C3
(3×2×1)/(3×2×1)=1
競合店→5C3
(5×4×3)/(3×2×1)=10
自店の1に対して、競合店は10になります。
3機種VS5機種の戦いは、3対5(約1.7倍)ではなく、10倍になります。
(しかも両店の認知機種が、同一機種、同一エリアの場合、
3番店と一番店では、台数規模が1:3以上に開く場合が多いので、
実際には3番店の効果は1/10以下になる)
さて、上の「1:10」の数字を考えてみましょう。
3番店(自店)の立場からすると、ここには大きなデメリットが2つ存在します。
1.「遊技機そのもの」を来店動機とする客層を1/10しか獲得出来ない。
2.自店と競合店では、その客層の来店頻度に大きな差がある。
(なぜなら、その時々の趣向に合わせて行う機種選定における選択肢が、圧倒的に多いため。
簡単に言うと、その日に負けても次回来店する確率が、自店よりも競合店の方が
圧倒的に高いということ。このポイントは非常に大きい。)
・・・
さて、色々書きましたが、3番店の場合はどのような考え方を持って、
機種構成を行えば良いのか・・・
答えは簡単ですね。
競合店5機種に対して、自店も5機種を用意することです。
(新台を無理に購入すると言うことではない。異なるターゲットを設定するということ)
間違っても「海一本で勝負!」などと考えないことです。
年間離脱率(20%)から考えると、お客さんの認知機種が「海だけ」だった場合、
海稼動数は当然のことながら年間20%ずつ減少し、それを補填する機種がないため、
数年後、店は閑古鳥が鳴くことになります。
(ただし海の場合は20%ではなく、上の説明での「30%客層」が中心であるため、
推測ではあるが、年間離脱率は20%を下回ると予測される)
機種構成を考える上で最も重要なのは・・・
1.ターゲットを絞ること
2.回遊させられる機種構成を作ること
3.戦略的コミュニケーション行うこと
以上の3点です。
この問題を理解せず、稼動が減ってきたからと無闇に1パチを増やしたりするのは、
非常に危険というより、もったいない話です。
・・・
書いている途中から、予定していた新幹線を諦めました。(-公-)
(「閑古鳥が鳴く」辺り)
次のやつ乗っていきます。(-公-;)
時間が空いたので、杏子ちゃんの歌でも聞きましょうかね(^-^)/
【追記】
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