こんにちは。
龍馬です。
前々回と前回、①ターゲットの集客と、②一番店の不満客の集客の2つについて
話がかなり逸れながらも書かせて頂きました。
今日は「③派生集客」について書いて行こうと思います。
・・・
この③ですが、言うまでもなく①と②の視点を持って営業する中で発生する集客になります。
もうひとつ言うなら、この「派生集客」は、
「店側が意図的にある手法を使って行う集客」ではなく、
「お客さんが両者(自店と一番店)の営業差異に注目し、
頭の中で二者択一を行う状況を作り、そのどちらかを選ぶ」という顧客心理の上に成り立ちます。
以前からこのブログの中でも、
「すべての競合店を意識すべきでない。
一番店に照準を合わせ、その特徴と対峙することが3番店の業績を向上させる」と
書いてきましたが、その理由はここにあります。
売上(稼動含む)を向上させようとする場合、
当然、「他の店に落ちている売上げを自店に落とさせる。」ことがまず頭に浮かびますし、
それが最も現実的な方法になります。
そうでなければ、潜在客を自店だけのパチンコユーザーにしなければなりません。
「他の店」の中で最も売上ソースが大きいのは、言うまでもなく一番店であり、
そこを狙うのはごく当たり前の話です。(以前も書きましたね)
「一番店はそもそも競合ではない」という考え方を持つことが何より重要です。
一番店とは、「自店に売上を供給するための装置」なのです。
どんどん流行ってもらわないといけないわけです。
台数規模が大きな一番店が流行るということは、
様々な客層が幅広く来店していることを意味します。
自店がある特定のターゲット(「地理面」「人口動態面」「心理面」「消費者の行動」の
どのセグメントから絞り込んだターゲットでも良いのですが)の数も当然のことながら
大きく増えるわけです。
その一番店は、自店から近ければ近いほど良いということも言えます。
例えば1200台の競合店が日曜日に満台になるとしましょう。(めったにないが)
この状況を見て3番店店長は思います。
「あ~今日も客を取られた・・・」と。
これは違います。
一番店が客を集めているうちに、自店のターゲットに対してしっかりとメッセージを
伝えることが重要です。
そのメッセージは「一番店との違い」に特化したメッセージです。
「牙狼爆裂!」で来るワケないですね。
ターゲットを設定せず、一番店と同じく「マス・マーケット」を対象にしている間は、
3番店に客が来ないのは当たり前です。
誰でも「まずくて、量の少ないうどん屋さん」より、
「おいしくて量の多いうどん屋さん」に行きたいと思います。
では3番店は、おいしいうどん(新台)を作れますか(入れられますか)?
うどんの量を増やせますか(台数規模)?
ではどうすればいいのか。
「ラーメン屋さん」になればいいのです。「おにぎり屋さん」でも良いでしょう。
今まで私たちは「程度の違い」ばかりを考えてきました。
言い換えると、「あの店より優れていることのアピール」です。
しかしこれからは「種類の違い」を意識しなければなりません。
「一番店よりおいしくて量の多いうどん(程度の違い)」は作れないのです。
「ラーメンを作る」は、「種類の違い」です。
この当たり前な発想(私はそう思っているが)、所謂チャンスが、
なぜほとんどの店で「打開出来ないピンチ」として捉えられてしまうのか。
ここにも理由があります。
今までこの業界での競争戦略は、
「規模の優位性(台数、出玉、新台、設備など)をいかに有効に作用させるか」でしか
語られてきませんでした。
「パチンコは装置産業」という概念からの脱却が出来なかったのです。
(「装置産業の論理」などという、賢そうで最もらしい理屈を延々と話されては、
そうだな、無理だな、と思ってしまってもしょうがないが。)
しかし、これからの、特に3番店の競争戦略は、
①自店自らが、「持続的に利益を得られる環境」をいかに作り、守り、また状況により変えられるか。
②どのような戦略のもとにそれを実行するか。
上記の2つを徹底する必要があります。
ちょっと抽象的ですね。今後の更新の中で触れていこうと思います。
まずは、この辺りについて社員さんみんなで意見交換などしていただけたらと思います。
特に「程度の違い」と「種類の違い」ですね。
それと「派生集客」から話が逸れました。(笑)
次回補足をしたいと思います。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/
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株式会社 ノウズ
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