シークレットイベント | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは。


龍馬です。


もうすぐ母の日ですね。


私の母も亡くなって22年になりますが、楽しかった頃のことなんかは


未だによく覚えています。孫の顔を見せてやりたかったな~


毎年、この日をきっかけにして母への感謝の気持ちを新たにしたいと思っています。


・・・


毎年、パチンコ店でも母の日になると、「母の日デー」などのイベントが開催されたりします。


母の日に限らず、色々な祭日をきっかけにイベントを行ないます。


さて、母の日イベントの内容を少し考えてみたいと思います。


・・・


大まかには、次のようなものが多いのではないでしょうか。


機種イベントを絡めながら、


A店:「母の日は、先着○○名様にカーネーションをプレゼントします!」


B店:「母の日は、先着○○名様にカーネーションを玉○個でご提供します!」


C店:「母の日は、来店されたお客様全員にカーネーションをプレゼントします!」


D店:「母の日は、来店されたお客様全員にカーネーションを玉○個でご提供します!」


この他にも色々な告知のパターンがあると思います。


しかし、これらがどんな形であれ、お客様の認識は以下の通りになります。


「あー、今日は母の日イベントなんだ。」・・・


私は、「モノ」をお客様に提供するのは、基本的には反対です。


しかし例外は「お茶」と「花」です。


なぜならこれらは「モノ」ですが、「コト」で表現出来る数少ない「モノ」であり、


またそれだけではなく、「提供出来るタイミング」が限られています。


言い換えれば、人は「お茶」と「花」に関しては特別感を持っているのです。


色々なシチュエーションを考えれば、説明するまでもないかと思います。


それを客寄せのためのイベントで、特に「玉○個で提供!」をやってしまうと、


お客様、いや、人は「無意識の中で不快感を覚える」のです。


本当に「カーネーションを提供すればお客様が来る」のでしょうか。


普通に考えたら、「カーネーションが欲しければ、花屋さんで買う」のではないでしょうか。(笑)


その方が色々選べますし、何よりキレイにラッピングしてくれます。


しかし、「母の日イベント」を否定するわけではありません。


では、どうすればいいのでしょうか。


・・・


前告知せずに提供するのです。


女性客には女性スタッフから、男性客には男性スタッフから手渡ししてください。


女性スタッフは「お母さん、ありがとう」です。


男性スタッフは「たまには奥様に花でもどうですか?」です。


又、若い客層へは「お母さんにどうぞ」です。


手書きのハガキなども一緒に添えてください。


直接お母さん、又は奥様に渡せられるハガキの内容でなければなりません。


間違っても「またお越しください!」とかやならいでください。(笑)


花は一輪で構いませんが、ラッピングは豪華にしてください。


花は「感謝の代弁」ですから、花そのものよりラッピングが大切なのです。


この場合のお客様の認識は、


先程の「あー、今日は母の日イベントなんだ・・・」ではなく、


「あー、今日は母の日なんだ・・・」になります。


・・・


これを「シークレットイベント」と言います。


※「シークレットイベント」は、かなり周到な準備が必要です。


それは上の4つの「母の日イベント」の比ではありません。


その場合、自店に来店されているお客様は、


競合店で開催されている所謂、「母の日イベント」には行かずに、自店へ来てくださったお客様です。


そこには「お客様のリスク」が伴います。


「花は要らないが、イベント機種は打ちたいな」という気持ちを抑えて、


来店してくださったお客様です。


絶対に回してください。


全台が無理であれば、イベントコーナーを絞って告知し、目一杯回してください。(笑)


大丈夫です。イベント客は競合店へ行ってますから。(笑)


※実は、このシークレットイベントに乗った「機種イベント」が、


今後の自店の下値支持線の向上に大きな影響を及ぼします。


なぜなら、この日にたまたま勝ったお客様は、「お金が儲かった」ではなく、


「良い体験をした」と認識するからです。


母の日が来る度に、自店での体験を思い出すことになります。


そしてそれは1年毎にやってきます。


その出玉は「生きた出玉」すなわち、「効果測定出来ない放出」ではなく、


「効果測定出来る投資」になります。


「母の日」とは・・・


1.お客様との信頼関係を築き、


2.数少ない「出玉を出す意味のある日」であり、


3.自店のファン層を拡大するための特別な日なのです。


・・・


これを消費者購買心理の法則で言うと、


「実質価値-顧客の期待価値=感動の度合い」、


口コミは最強の集客ツール、


また、顧客のリピート来店の最大の動機は返報性の原理・・・


まー、今回は野暮な話はやめときます。(笑)


常に母への感謝の気持ちを忘れず、今日もがんばっていきましょう。(笑)


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/