「成熟期機種」のプロモーション | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


龍馬です。


やっと休日が来た!と思ったら・・・


家族が私を動物園に招待してくれるそうで・・・(T_T)


招待と言う名の運転手です。Y(>_<、)Y


・・・


前回まで、「①導入期」と「②成長期」の機種に対してのプロモーションの方向性について


書いてきました。


今回は「③成熟期」のプロモーションについて書いていきます。


おさらいをしてみます。


「①導入期」は、機種そのものより、「ポジショニング告知」


「②成長期」は、「機種そのもの」


そして今回の「③成熟期」は、「ブランド告知」です。


・・・


ここで簡単に、「ブランド」とは一体何なのか?の説明をしようと思います。


(この問題に関しては非常に重要なので、「3番店のポジショニング」と同じく、


これ以降詳しく書いていく予定です。「書いていく予定」が溜まりまくってますね。)


パチンコ店で言う「ブランド」とは、


①自店のターゲットに対して、同じ機種を競合店と違う機種の様に認識させ、


②その結果、自店のファンにしてしまうこと。


③その手段として、ネーミング、ロゴ、デザイン、シンボルなどを活用し、


④数ある競合店の中からの「第一想起」を促すこと。


う~ん・・・


まぁ、今回のブログ趣旨の中で考えれば、コレ位の説明でいいかなと思います。


さて、話を戻しますが、


「成熟期」の機種は、すでに成長期を越えていますので、


そのステージから大きく稼動を上げていくことは難しいのですが、


それはあくまで「既存ホール」で言うところの、「機種そのものの限界」であり、


「新興ホール」が、ターゲットを明確にし、強力なポジショニングを設定し、


その顧客層の拡大を図るマーケティングを行っていけば、


十分、その「成熟期機種」の稼動をアップさせることは可能です。


根本的に「既存ホール」では、「成熟期機種」を、「その機種の限界間近」と考えますが、


「新興ホール」では、「その機種に関するマーケティング手法の限界間近」と捉えます。


前者は、不可抗力ですが、後者は不可抗力ではないのです。


したがって新興ホールでは「成熟期機種」の稼動アップを図ります。


なぜならそれは「機種の限界」ではなく、「今までのマーケティング手法の限界」だからです。


「機種そのもの」に限界はあっても、「マーケティング」に限界はありません。


・・・


さて、ここで「40,000、0.10」と「20,000、0.22」の話に戻ります。


「新興ホール」は後者を理想とすべきだと書きました。


その理由は、市場のセグメントを行ない、それを絞ってターゲットを選定し、そこから


自店のポジショニングを明確にし営業を行っていくことは、最初から高稼働を期待出来ないからです。


なぜなら、絞っちゃってますから。


そのような営業を行なっていくプロセスの中で、それに共感した顧客層の発掘を行ない、


それを上積みして稼動を結果的に上げていくわけです。


それが結果的に「40,000、0.22」の店になるわけです。


なぜ上積みしていけるのか。


それはその営業に「信頼」が伴ってくるからですね。


今この業界では「出玉で信頼を得る。」と未だに言われていますが、


3番店にとって、それはもはや「不可能」ではないでしょうか。


一番店に於いても、その手法はもはや以前ほど通用しなくなっている傾向にあります。


なぜなら、ユーザーの判断基準が以前と変わってきているからです。


その問題に関しても、この先に書いていこうと思います。


・・・


さて、ここで現状の3番店の「成熟期」の稼動を見てみましょう。


「見てみましょう。」とは言ったものの、具体的な数字を私が持っているわけでもありません。


3番店の機種Aが、「成長期」を越え、「成熟期」に差し掛かるときの稼動を、


何となくですが10,000稼動としましょう。


反面、一番店の機種Aの稼動を25,000とします。


一番店は既存ホールです。


既存ホールでは上で書いた通り、その機種において一番目のピークは、


「導入期」であり、2番目は「成長期」です。


なぜなら「機種そのもの」の能力に頼っているからです。


しかし、3番店においては、必ずしもそうであるとは限りません。


「成熟期稼動」が「成長期稼動」を超える可能性は少なくないのです。


なぜなら、


①競合店の機種A稼動は徐々に下がってくる。


②タイミングによって、粗利確保に走り出す。


③その機種のファンが、他店へ流出する可能性が高い。(あまり長い期間ではないが)


④そこにチャンスがある。からです。


上で書いたように一番店の成熟期稼動が25,000、自店が10,000の場合、


その差は15,000になります。


この15,000稼動はどのような意味を持つのでしょうか。


それは両店において、「今後の新台、または成長期機種の稼動のベース(基礎)」になります。


言い換えれば、「今後自店が集客したい機種を支える稼動分」です。


ここで明らかになるのは、


「実は、新台稼動というものは、その新台そのものだけの力で集客しているのではなく、


常に成熟期(又は成長期)機種を打っているお客様の貢献稼動が多い。」ということです。


もっと言うと、この15,000稼動差を縮めていくことが、競合店との新台稼動差を縮めていくことに


繋がってくるわけです。


競合店との「新台の稼動差」の大部分は、実は「お互いの成熟期機種の稼動差」なのです。


この考えを踏まえると、いかに「成長期、成熟期の稼動がないから新台に頼る。」という考えが、


本末転倒なのかがよく理解できると思います。


したがって、3番店は「新台、成長期機種の稼動ベース」を上げるために「成熟期機種」の


マーケティングに力を入れるべきなのです。


そのチャンスをものにするためのプロモーションが、3番店に求められます。


そのチャンスをものにするために必要なのが、


「自店のブランド告知」、言い換えると「自店を好きになってもらうための提案、説明」です。


なぜなら大抵の場合、「成長期を越え、成熟期を迎えるような機種」は、


殆どの場合、台数は少なくとも3番店にも導入されているからです。


その機種を使って「その機種そのもの」ではなく、「自店のブランド」をお客様に対して


明確にするのが「3番店の成熟期機種」のプロモーションの方向性になります。


・・・あー、長かった。(;^_^A


「①導入期」の「ポジショニング告知」は、「自店はどのような店なのか。」を告知することです。


そこにユーザーの嗜好はあっても、感情的な好き嫌いはありません。


「③成熟期」の「ブランド告知」は、「顧客の心の中に入って行く」作業です。


ここではお客様に「好きになってもらう、言わば感情的側面」がクローズアップされます。


ここでのポイントは、「ポジショニングを行ない顧客を選定しても、その店を気に入る(好きになる)のは、


実は選定した顧客層だけではない。」という事です。


もっと言うと、その客層(ポジショニングに賛同していないが、その店が好きな客層)は、


自店が行なう「ブランディング」によって発掘されるということです。


したがって、「③成熟期」の「ブランド告知」は、「①導入期」の「ポジショニング告知」より、


幅広い客層に向かっての告知と捉えることも出来ます。


3番店店長は、「成熟期機種」のプロモーションを、


「自店のブランディングの構築」として、捉えなければなりません。


言い換えれば、「成熟期機種に対してのプロモーション」は、


実は、「自店のファン創りのプロモーション」なのです。


「成熟期機種」を好んで遊技している客層は、実は、自店の長期戦略になくてはならない


「宝の客層」なのです。


ここに機種構成に於いての3番店浮上のカギがあります。


その部分に関しては「3番店の機種構成」の中で今後書いていきます。


ちょっと長くなってきましたし、おなかも空いてきましたので、


続きは次回書いていこうと思います。


さて・・・ちょっくら招待されてきます。


今回も最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございました。(^-^)/