マーケティング発想のない3番店に未来はない。 | パチンコ店長の右脳。

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~3番店店長、総コンサルタント化計画~

こんにちは!


龍馬です。


無事にH課長の結婚式も終わり、


その最高の笑顔に触れて、色々と考えさせて頂きました。


自分と関わる人たちが、この先ずっと笑顔で居られるよう、


助け合っていかなければと再確認させて頂きました。


・・・


さて、前回、「20,000稼動、玉利0.22」の店を目指し、


それは結果的に「40,000稼動、玉利0.22」へと進化していくと書きました。


そしてその過程で必要なのは、「戦略を伴ったマーケティング」だと書きました。


今回はこの辺りを書いていこうと思います。


・・・


「戦略を伴ったマーケティング」とは、一体なんでしょうか。


以前、戦略とは「10を50にすること」だと書きました。


「ドミノ」の例を挙げましたね。


それは「どのような方向に進めば、目的地に最短で確実に辿りつけられるか」です。


戦略が間違っていれば、いくら時間を掛けて、お金を掛けて、効果的だと思う方法を試しても、


目的地にはたどり着けません。


全体稼動を上げようと、意味のない新台入替、イベントを行なうことは


「戦略」とは呼べません。


それは、「来週の稼動を上げる」ことが目的だからです。


(そう思っていなくても、結果的にそうなっています。)


「来週の稼動を上げた」ところで、一体何が良くなるのでしょうか。


再来週には、また今と同じ稼動に戻ります。


もちろん「戦略的な新台入替」もあります。


それについては、以前アメンバー記事の中の「戦略効果の計算式」で書きました。


今、3番店が行なっている新台入替は圧倒的に「戦術」です。(以前書いた新聞紙ですね。)


こう考えていくと「戦略」とは、「長期的な視点」で行なわなければならないものと捉えることが出来ます。


逆に「戦術」とは、「短期的な視点」で行なうものです。


3番店は「すべてが戦術的」です。これが停滞の原因のひとつです。


・・・


さて、このブログの中心的な構成は、


基本的に「マーケティング」に基づいています。


今まであまり「マーケティング」という言葉を使わずに進行してきました。


なぜなら、「マーケティング」という言葉事体に誤解が多く、


それを真正面から謳っていくのは危険だと感じたからです。


しかし、そろそろ「マーケティング」についてしっかりと書いていかないことには、


これ以上話を進めることが出来なくなってきました。


今回は「マーケティングとは何か?」について、抽象的になりますが、


書いて行こうと思います。


・・・


「マーケティング」とは、販促ツールや広告のことではありません。


このような誤解が多いように思います。


「マーケティング」とは、「マーケット+ing」。


「マーケット」とは、「市場で売る」ことです。動詞です。


「マーケティング=マーケット+ing」は、動名詞です。


それは、ただ「市場で売る。」すなわち単発の行為ではなく、


「販売や広告だけではなく、『市場で売る』ということに関わる、より総合的な活動を行なっていく」という


ことになります。


「より総合的な活動」がポイントです。


販促や広告ももちろんマーケティングには必要ですし、重要な役割を果たしますが、


それらは目的を達成するためのほんの一部分のツールに過ぎません。


この辺りを理解せず、「マーケティング=宣伝広告」と捉えると、


前回書いたように「クリエイティブで何となくカッコいいけど、


誰にも伝わらないキャッチコピー」などが横行します。


それは、「クリエイティブさで、品質のカバーをしようと試みている。」ようにも映ります。


(某メーカーさんが去年、四字熟語のキーワードを使って頻繁にそれをユーザーの意識に


植え込もうとするCMがありましたが、その四字熟語の漢字自体が難しくて読めませんでした。


もうひとつ書かせていただくと、キムタクをCMキャラクターで使用して、


若年層の獲得に動いた「タ○ホーム」は、クリエイティブで面白いCM作りに力を入れるのではなく、


そもそも「タ○ホーム」というネーミングを外し、別カテゴリーで販売すべきだったと個人的に


思います。そのメーカー名は、あまりにも手垢が付きすぎているし、み○もんたからキ○タクに、


製品に対する顧客イメージを変えていくには相当な時間が掛かると思う。


「タ○ホーム!!!」と連呼するCMに違和感があった。)


「マーケティング」とは、「顧客を増やす(稼動を上げる)ために行なうすべての業務」であり、


それは「目的地にたどり着ける正しい戦略の下」に行なわれなければならず、


言い換えれば、「正しい戦略を遂行していく役割」になります。


逆に言うと「正しい戦略の伴わないマーケティングに意味はなく、


マーケティング発想のない店に未来はない。」と、いうことになります。


次回は、もう少し踏み込んで、具体的なパチンコ店舗運営でのマーケティングについて


書いて行こうと思います。


今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。(^-^)/